久しぶりに、高校時代の友達に会った。

待ち合わせたのは、母校の最寄り駅。駅前の喫茶店に入って、チャイティーラテとビスコッティを頼んだ。素敵なマダムが3人で切り盛りしていて、お店全体が柔らかい空気に包まれていた。

この友達と会うのは、2年前の北海道旅行以来だ。

最初はお互いに距離感を測りあって、少しぎこちなかった。でも、話しているうちに「やっぱりこの子はこの子だ」と思った。優しくて、聞き上手で、笑顔がかわいくて、少しネガティブ。

この1年、休学していたらしいと聞いて驚いた。同じ看護の道を目指していても、学校によってカリキュラムはずいぶん違うらしい。これまでのこと、これからのこと。言葉にしながら整理していくように、いろんな話をした。

喫茶店に漂うたばこの匂いが気になってきて、私たちは高校の方まで歩くことにした。

途中、母校を遠くから眺めて、ノスタルジックな気持ちにふける。当時、部活を途中で辞めた私にとって高校はどこか居心地が悪くて、早く卒業したくてたまらなかった。

それでも今となっては、ほろ苦い思い出で、青春で。

毎日通った通学路を照らす夕日を見ながら、「ああ、私はこのきれいな空に救われていたな」と思った。

このまま別れるのが名残惜しくて、もう一度お茶をすることにした。

コメダ珈琲でバナナジュースを頼む。以前飲んだときに、とてもおいしかった記憶があったからだ。

ここでは主に恋バナをして、時間は飛ぶように過ぎた。

私が恋人の話をすると、「感動するよ〜。幸せそうでなにより」と言ってくれた。恥ずかしいけれど、うれしかった。

人の幸せを心から喜んでくれるところが、私は昔から好きだったんだと、あらためて思い出した。

やっぱり私は、人と会って話すことが大事だと思う。

つい「個」を高めることに集中して、人間関係を後回しにしてしまうところがある。でも、これからも人と関わって、愛を増やしていきたい。

そしてこの友達は、いつも「会おう」と誘ってくれる。

私は「誘うこと」に臆病で、つい怠ってしまう。だから、こんなにうれしいことを、私も人に返していこうと決意した。

あの頃、ボロボロだった私と友達になってくれて、今でも仲良くしてくれて、本当にありがとう。

大好きだよ。これからもよろしくね。