昨日、松田奈緒子の重版出来を
読み返していた。

運命の神は人間が間違った方向に
行かないように道に立って
方向を示してくれる。

ってとこを読んで
ハッとした。

私にも同じことがあったからだ。

2005年の夏。
私は2度目の大学4年生。
私立の高校教員を目指して
履歴書を書いては送りを繰り返していた。

30代の未経験の私を採用してくれる
学校はなかった。
苦しい毎日だった。
やっぱり夢は叶わないのか、
過ぎた夢だったのか、
と模索と逡巡の日々だった。


7月のある土曜日。18時からの授業で
自宅前の停留所でバスを待っていた。
ミュールにカゴバッグ。
近所のスーパーに行くような
いでたちの私に新聞配達のおじさんが
声をかけてきた。

「お姉さん、学校の先生
でしょ。でも小学校じゃないな。中学か高校の先生でしょ?」

「いえ、違いますよー」

と答えるとおじさんは笑いながら

「いやいや、おじさんには
分かる。あんたは先生だよ。隠さなくていいんだよ。今日の夕刊、余ってるからあげるよ。これ読んでたくさん勉強してよ。」

といって去っていった。

いちばん落ちこんでいた時期に
このおじさんの言葉は私の心を
温め、元気付けてくれた。

「あなたは先生でしょ」

この言葉を支えに夏の間も頑張り
私は11月の終わりに、
ある私立中高一貫校に合格し、
教員になるという夢を叶えた真顔



その頃、何年か新聞をとっていなかった
けれど、それを機におじさんが
くださったY新聞にした。

その後、Y新聞の方にそのおじさんを
探してもらったが

合致する人は誰も
いなかった…

つまり、誰だったのか。
私には分からない。

でも、私はそのおじさんを
ずっと11年間

Y新聞の神様

と呼んでいるおねがいキラキラキラキラ

2度目の大学入学後、
教員になれる可能性は
10%かなと教授に言われた。

いちばん辛くて
自分の道に迷いがながら
生きていたとき、
確かに道に立ち、私に道に指し示して
くれたひとがいた。

それは神様なのか
人なのか

分からない。


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でも確実に私を不思議な力で
しっかりと導いてくれた。


今日この話を同僚にしたら
鳥肌が立ったと言われた。

本当の話なんだよね。

あれから11年半経って
こうやって教員をしているけれど

感謝だなぁと思います。

もう1回おじさんに
会えたら

ありがとうございます。
毎日いろんなことが
あるけど
元気にやってます。

と伝えたい。

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