先週の記事で散々リハビリ施設に入所します
と、意気揚々と書いていたんですが、、、
まだ行けていません
いえ、正確にいうと月曜日からのリハビリに備えて日曜日の夕方には施設に到着したのですが…
まさかの月曜日の朝主人がインフルエンザ発症
私と娘は元気なんですよ。
なので、絶対自宅にいるより施設にいた方が安全なんです
ですが、前日まで一緒に過ごしていたのでもしかしたら私や娘が罹患しているかもしれない
もちろん娘の健康は大切ですが、この施設は肢体だけでなく色々な障害の方が入所されていて、私達のいる母子入園棟のドア一枚向こう側は重度心身障害者の入所施設になっているんです。
呼吸器をつけておられる方もいると思います。そういった方々にとって、風邪一つが命取りになることを、私は娘がこうなって知りました。
また、今一緒に母子入園しているお母さんの中に妊娠中の方もいらっしゃいます
娘さんが体調不良で月曜日はお休みしていたため接触していませんが、いつ戻られるか分からない…
うん、やっぱり家に帰ろう。
ここには娘以上に体調を崩せない人達がいる
家の中で完全隔離してもらって、今のところ私も娘も元気に過ごしています
2年前も主人のみインフルエンザ発症、私はまだ生後3ヶ月の娘とビクビクしながらひとつ屋根の下で過ごしました
何だろう?免疫力の差?
でも、実際起き上がることも不可能なくらいの関節&筋肉の痛みとダルさみたいで
そして、主人の会社はインフル対策で社内で予防接種を全員受けており、家族の予防接種に対しても補助あり
逆にいうと、これだけやってるんだからと絶対にインフルになれない雰囲気のよう
月曜日発症なので、丸々一週間お仕事を休まなければならず肩身も狭そうです
負けるな頑張れ
というこでリハビリの事はまだ書けないので、
先日療育センターの面談で紹介頂いた視覚特別支援学校に行ってきたことを書かせてください
先週初めて未就学児対象の療育相談に行ってきました
娘の様子を観察しながらたくさんアドバイス頂くことができ、本当に行ってよかった
そこでの内容をまとめておきます
①こちらからの質問
『ここ最近ようやく目が見え出しましたが、自分が見よう!という時しか見ていないようです。常時見れるようになって欲しいんですが…』
→
『人が物を見るには、両目で同じもの見る、色を認識する、動いているものをとらえる、立体視する、距離感を認識する、見たものの概念(赤い実を見てリンゴだな、人を見てママだな、など)を認識するなど、とにかくたくさんの行程があり、ものすごいエネルギーを使います。ほんの少し噛み合わないだけでもうまく見ることができません(両目の見る位置が少しでもズレると複視になるなど)。常時物を見ることは、見ていない人にとって凄く大変なこと。長い目で見守りましょう。ただ味覚や触覚などその時だけ使う感覚と違い、視覚は基本的には寝ている時間以外常に使うもの。10時間寝ているとしたら14時間リハビリしているようなもの、回復のチャンスがたくさんあります。今の娘さんの年齢を考えると、小さな変化も含めたら10年〜15年は回復が期待できます。』
『ましにはなりましたが、黒目が上ずって病前と顔つきが変わりました』
→
『脳からくる視覚障害のお子さんによく見られます。見えていないので黒目をどこに置いても構わない、きちんとピントを合わそうとしない。少しずつ戻ってくる人が多いです。』
『音のなるオモチャだと、音に気が引っ張られてあまり見ようとしません(が、視覚を伸ばすオモチャは音のなるものが多いです)。これでいいでしょうか?』
→
『目が見えないということは絶対的に情報量が足りていない。今後もみんなと同じように見ることが難しいと予想されるなら、他の感覚を頼りにしなければならない。視覚、聴覚、触覚全てにアプローチするようなオモチャで訓練していくといいです。』
『体や目線が右を向きがちで、これが身体の麻痺からなのか半側空間無視や半盲からなのか分からなかったが、目が見えてきて左側の物を見ようとしないのでどうやら目や認識の問題のようです。どういったアプローチをしていけばいいですか?』
→
『左側が意識できないのに左側からこっちだよ!と言われ続けても本人は意味が分からない。右側で見やすいオモチャなどを見せて、それを左にゆっくり動かしていくなどのアプローチを。見にくい方向に関しては、顔ごと横に向けるなど本人がそれなりに対処法を身につけていきます。』
脳の影響で目が見えなくなったお子さんが、黒目の位置が変わってしまうことはよくあることと聞いてほっとしたというか、、ずっと目がおかしいと疑問に感じていたのでちょっとスッキリしました
②オモチャの工夫について
どのような物を使ってアプローチしていけばいいのか、教えてもらいました。
一番はやはりシマシマや渦巻き模様
赤ちゃんなど小さなお子さんでも、シマシマが現れるとそっちを見る習性があるそうです
赤などはっきりした色も見やすいので、このうちわの裏面は
こうなってました
また、ラップの芯にシマシマを貼ると
転がした時にシマシマが動いているように見えます
これ以外にも、写真は無いのですが段ボールの内側に黒い画用紙を貼って光るオモチャを入れた即席スヌーズレンや、積み木など木のおもちゃにキラキラ光るシール(ビックリマンシール(古い⁈笑)のようなものです)を貼る、蛍光色の洗濯バサミはかなり見やすいから、注目して欲しいところに挟んでおく、など教えてもらいました
どれも簡単に作れる&全て100均で揃えられそうな物ばかりなのでお財布にも優しい
娘のお昼寝中に作成しようと思っています
アプローチの方法で指摘を受けたのが、本人が気づくのを待つのではなくこちらからたくさん声をかけて注目させること
娘は12月に入って目に変化が現れ、年が明けてようやく見えてきたことが分かりました。
見えているのか見えていないのか分からなかった12月は、それを確かめようとそーーっと娘の前にオモチャやスプーンを近づけては、全く気づかず落胆したり、たまたま取れて喜んだり、その繰り返しでした
それでは見ようという気持ちの積み重ねにならないので、『○○ちゃーん、おもちゃだよー』『○○ちゃーん、これがママのお顔だよー』とたくさん声をかけて意識をこちらに向けさせてくださいとのこと
確かに、そーっとやられても学習にならないですよね
これからたくさん声をかけようと思います
③視力検査
Cのマークを使わず、シマシマ模様に反応するかどうかで視力検査するキッドで簡単に視力検査を行ってくれました。
娘は一番大きなシマシマには反応したので、今のところ視力は0.01。こちらの学校では全盲でなくとも0.02までのお子さんは点字学習の対象だそうです
ただ、日常生活で視力を使うレベルでいうと0.05は欲しいところ、今後は視力0.05を目指して刺激を入れていきましょうとのことでした
一番最低ラインの視力ですが、1ヶ月前までは視力検査するレベルでは到底なかったので、娘の視力はこうですよと数字で示されたことに母は感激
また先生から嬉しいお話も
『娘さんは絵本や物を見せると必ず手を伸ばします。光だけの状態から色が少しずつ見えるようになり、色が見えるなぁということは分かっても、色がある=目の前に何かがあるということを理解するのが結構難しく、長い人で1〜2年かかってしまう人も中にはいるんですよ。娘さんは色の認識→物の認識がだいたい1ヶ月程度。これはいいペースだと思いますよ
』とのこと
絵本を見せる→触る→大げさに褒める、の反復練習の甲斐がありました
この2ヶ月間はリハビリ入院のため予約しませんでしたが、4月からは視覚的な療育と相談を月1回1時間程度行なってもらえるとのこと
母もしっかり勉強してこようと思います


