行ってまいりました二度目のいっくんトートと初ちゃぴシシィ
あのですね…♪結論から~もうし~ま~す~と
今回のいっくんトート、感情だだ漏れーあるやん…感情この間の究極の”無”は何だったのか
時々、SNSで見かけた、感情溢れ出る育トート…みたいな感想、どういうことって思ってたけど……これか
客席で、嬉しくなって、思わず変な声出そうになった
そして、今回は、いっくんがトートの格好して歌ってる感もほぼほぼなくなってて(←ちょっとはある)、ちゃんといっくんのトートとして存在してた
テンション爆上がってるので、例によって例のごとく、良かったとこ、書きまくります
以下、ネタバレあります
もう♪愛と死の輪舞からして、前回と全然違っていて、恋に落ちたのが一目でわかったし、切なげに苦し気に眉間に皺を寄せながら、全てが崩れてそうだったし、傷口も癒して欲しい気ありありだし、凍った心溶けてた
ゆんくんほどの激しい表現ではないけど、切なる想いというか、ぐっと胸にせまるような表現で、私、前記事の”いっくんトートは甘ったるい歌詞、飛ばしちゃえ…”って言ったこと、後悔したごめん、いっくん…
前回観た時は、目の表情や歌声から自分の中に閉じこもったトートのように感じたけど、今回は感情がシシィにも突き刺さってそうだし、こっちにもぐっと飛んできたいいよーいい
それから、♪最後のダンス…も、自我強め、お膝からのスライディングも激しめ、絶対にお前は俺の物だっていう気迫がすごかったいいよーいい最後の、お~れ~さぁ~のロングトーンの後は、がぅみたいに吠えてたオラオラ感いいよー
一幕ラストも、シシィの後ろで、シシィに命許したことを、心底後悔してる気なお顔で、悶えてた
あ~なんだよぉもう嬉しみがすごい
こういうの…(マントばっさぁ)待っていたぁ
二幕の感想行きます
♪私が踊る時…何を言っても言い返してくる強いちゃぴシシィに、ちょっと焦れてる冷静を装いつつ、どことなく焦りを感じる表情…いい
子ルドとのシーンは、めっちゃ優しく歌いかけながらも、こいつをどう使おうか…って頭の中で算段してる風…ピストルこめかみに当てて、こいつの死に方はこれにしよって決めたら、さっさと立ち去る…こ、怖いけど、良き
ドクトルからの、「待っていたー」は、ゆんくんよりも高い声で、喜びMAXそこからの動きがめっちゃ早くて、ちゃぴシシィにぐいぐい行く行く”今、死にますって言ったよね、はい、早く一緒に行こう”…みたいな圧がすっごいちゃぴシシィ、必死で逃げる……全力で拒否られて”え?嘘でしょ?この期に及んでまだ俺を受け入れないのか”って唖然呆然なお顔のトート様……いい出て行けと指を指され、納得いかない顔で、しぶしぶ出ていくトート様……いい
甲斐ルドとの♪闇が広がる…は、もうこれでシシィは観念するだろっていう強い意志を持って、ルドルフを操ってて、怖かった餌食にされた甲斐ルドが可哀想になったよ
ルドルフの死に憔悴し、「死なせて―」ってトートに懇願するシシィにぐーっと顔を近づけるも、じーーと目を覗きこんでから、突き放す一連の動きもナチュラルで、さらに、その後、棺の上で遠くを見るいっくんトートの表情……少し寂し気で、じっと何かを考えているように見えた何考えてたんだろシシィとの追っかけっこ…潮時かも…なんて考えてたのかな(←この解釈、たぶん、ウィーン版観たから、その影響かも)
そして、前回、全くやる気がないように見えた♪悪夢のマエストロ…今回は、フランツをギッと見据える目が怒ってて、フランツとハプスブルクを追い詰めてる感がすごい"シシィを選んだお前が全ての元凶だ"という攻撃的な雰囲気が怖いの良き
さあ、大ラス…どうくるかと思っていたら、自分の胸に飛び込んできたシシィを、それはそれは愛おしそうにぎゅうって抱きしめていた
こっちも良かったねーってなって、ちょっとウルウルそして、優しくもキリッとした表情で、、"見てごらん、これが永遠の自由の世界なんだよ"って感じで、手をぐわーんって伸ばして、シシィの視線を促すのが、音楽と相まってこれまたいい
シシィが息耐えた後は、長い時を経てやっとこの時が来た…っていう感慨深そうな表情に、私も
やだぁーめっちゃ良かったんですけどぉ
私の観方が変わったのか、いっくんの芝居が変わったのか、不定期にこういう回があるのか…永遠の謎だけど、とにかく、情報解禁から約3年…待った甲斐があったよー前回同様、"無"なままだったら、寂しいもん
ちゃぴちゃん、少女時代はおてんばそのもので、エゴ感も透けてみえる我が道を行く強めのシシィが素晴らしかった
甲斐ルドは、ママと向き合う時、声がますます小さく震えていて、体もちっこく丸めて、可哀想過ぎるんで、ルドルフが打ち明けてる時、ちゃぴシシィは、そのルドルフをチラッとも見ないのね冷たすぎる
だからか、その後の♪この罪は消せない…が、より辛かった
カナメさんゾフィー、感情の振り幅、大きくしてきたのねさすがのカナメさんでも、年齢ゆえか、少しお歌の高音部が苦しそうに聴こえる瞬間かあって、その分、声の出し方変えてアレンジしてきたのかな…だからか、鋼のゾフィー様から、ちょっぴり人間味のあるゾフィー様になっていたそれでも、やっぱり、硬質な雰囲気とお声は、鉄板のゾフィー様でした
しゅがりんフランツは、今日も今日とて、若き日のシシィにデレッデレッが可愛すぎ顔溶けてるもんねそんで、おっかないゾフィーママの言う通りに生きてきた、お坊ちゃま&天然っぼさが良き
はぁ私の2022エリザは、これで終わり
最後に、感情豊かないっくんトート観られて良かった
円盤化されるのか、されないのか…もし、されるなら、その日のいっくんトートが"無"じゃないことを祈る