いっくんがトートを演る…っていう情報解禁に、踊り上がって喜んだあの日から…約3年
ついに、ようやく、いっくんトートに会えました
いっくんトートについての3年前の私の想いあれこれについては
以下、ネタバレあります
いっくん、キャストさんたちとのツーショット、インスタに連投してくれてるけど
こんな優しいお顔のトート閣下は、舞台上では観られないから、貴重なツーショットお手手の重なりが萌え
花ちゃんのシシィは、卒業がもったいないくらいの可愛さと美しさ、シシィの年齢の演じ分けも素晴らしく、そして魅惑の語り歌…いやぁ、お見事です
それから、もう1人のお目当て…甲斐くんルドルフ
短い出番の中で、刻々と変わるルドルフの感情を、丁寧に丁寧に表現してくれていて、感無量
私が観たかったルドルフそのもの、いや、その遥か上を行く細かなお芝居に…泣いた
あ、娘から、私の頭の中には、甲斐くんのお芝居から的確に感情を受け取れる特殊なフィルターがついていると言われていまして、今回もそのフィルターを通して観てると思いますし、甲斐ルドが舞台にいる間は、オペラグラスでひたすらガン観した結果の感想です
革命運動が失敗して、エルマーたちが捕まってしまった時、1人離れた所で、どうしようって下を向いて手で口元を押さえたのを見た時、あぁ、まだ中身は子供なんだ…って瞬時に感じたし、その後、自分も捕まって、名前を聞かれた時の「ルドルフ」の声の小ささ…からの「姓は?」の問いに対する、”ヤバいもう終わりだ”っていう絶妙な表情と、目をギュッと閉じて、はぁーと大きく息を吐き、観念したように絞り出した「…ハプスブルク」のかぼそい声の震え……芝居が繊細
シシィが帰ってきた時、しばらく呆然とシシィを見ていたのは、たぶん、長いこと会っていなかったから、信じられなかったのかな…その後、少しずつ表情が和らいでいって、”そうだ僕にはママがいる、ママなら助けてくれる”と思ってからの満面の笑顔(←ここ、完全に小さな子供の顔)からの、「わからないわ、久しぶりなのよ」と言われて、すーっと笑顔が消え、でも、すぐ気を取り直して、まっすぐな瞳で希望を持った声で「打ち明けるよ」
必死に窮状を訴えて、ママの手を握るも、冷たく振りほどかれて、その手は宙に浮いたまま、振り返りもせずに去っていくシシィの背中を、床を這って追う姿が悲しすぎた
でっかい体が小さく小さくなって「ママは僕を見捨てるんだね」の表情はもう抜け殻
トート閣下に「死にたいのか?」と問われた時、甲斐ルドはまだ、死にたいとは思っていない様子…トートダンサーに振り回される時も、ずっと抵抗してるでも、閣下が、手でなにがしかの合図をした瞬間、目が宙をさまよい、トートに操られるように動き始めて、トートの導きによって、銃口をこめかみに当てたような感じ
あ、いっくんトート、子ルドルフと会う場面で、拳銃を子ルドの背中に向けずに、自分のこめかみに当てたのは、たぶん、あの時に”ルドルフの死に方はこれだな”とイメージしたのかな…って