どうか止まらずに…と、祈り続けて、無事、観ることができました
with娘
以下、ネタバレしてます
いやぁ、もねねんは、完璧に千尋だった
合わせて、咲妃みゆちゃんのお母さんとリンも完璧
大澄賢也さんのお父さんも、素晴らしかったので、冒頭の車のシーン、映画そのまんまで、ニヤついちゃった
さとっさんの釜爺は、予想に反してふわっと軽めで滋味は控えめ三浦宏規さんのハクは、龍になる時、空中でくるくるって三回転みたいのしてて、ビックリしたー
身体能力お高いのね
ビックリしたと言えば、カオナシ…いつも所在なさげで、ぼーっと立ってるのが持ち味だと思ったのに、突然、キレのいいダンスを踊り出して、おぉってなった
湯婆婆に関しては、映画版デフォルトの夏木マリさんとのWキャストゆえに、違いを出そうとされていたのか、朴さん湯婆婆の爆裂キャラに置いていかれた…
怒った時、顔が大きくなるの、どうやるんだろうって思ってたんだけど、なるほど、そう来たか…って
それぞれのパーツを持つ役者さんたち、空中でピッタリ合わせるの大変そうではあったけど、そんな方法があったとはーって感心
ひたすらにアナログに拘ったジョンさんの『千と千尋…』、こりゃあ、ゲネができなくなっちゃう程に、稽古時間が足りなくなるわけだ…あっちもこっちも、役者さんの手によって、段取りよく進めないと進行が止まっちゃうから、繰り返し繰り返し動きの稽古しなきゃならないもんね…クリエイティブスタッフさんが来日できなかったのも、影響大きいと思うし
いやぁ、チャレンジングな舞台だわ
この『千と千尋の神隠し』、私は、脳内再生できるくらい映画版が大好きで、細かな描写とかも頭に入っているんだけど、もし、今回の舞台化の目的が、映画の完全再現なのだとしたら…
☆お母さんとお父さんが豚になっちゃうシーンで、とりあえず豚の顔の被り物被りました感の件とか
☆思いのほか、油屋がこじんまりしていた件とか
☆油屋へ通じる橋に象徴的な赤い欄干がなかった件とか
☆坊の全身バランスが???な件とか
☆プラレールみたいな電車はなくても良かったんじゃないかっていう件とか
大なり小なりのツッコミどころは……あったよん
逆に、
☆おばたのお兄さんのカエル男が絶品だったり
☆大根の神様の再現率100%なところとか
☆お腐れ神のシーンの完成度の高さとか
☆遠近法を駆使した、空を舞う龍の表現や
☆龍からハクへ戻る時の見せ方の素晴らしさや
☆釜爺のとこで働いてるススワタリの可愛らしさ加減とか
うゎーって感動したところもたーくさん
とにかく、この作品を三次元にしようとしたファイティングスピリットが、素晴らしいーーー
どうか、千秋楽まで走り抜けられますように
あ、我が家のせんちひーズ