2/17マチネ『笑う男』@帝国劇場 | 毎日がミュージカル♬舞台好きのつぶやき(第一章)〜完

毎日がミュージカル♬舞台好きのつぶやき(第一章)〜完

(第一章完了。現在は投稿していませんが、大切な記録として公開中です)
全力でミュージカルや演劇の世界を楽しんでいます。
そんな毎日の中で感じたこと、これまでの振り返りなど、気ままに綴っていきたいと思います。

娘と共に『笑う男』無事、観られましたーおねがいチョキ

 

いやぁ、きぃちゃんのデアが素晴らしすぎて、感無量ラブまさかの1幕終わって、放心状態になるという…照れ

 

以下、ネタバレと微毒?ありです注意



 


とにかく特筆すべきは、きぃちゃんデアドキドキ男前な女性とかもお上手な方なのに、想像の上の上をいく儚さと繊細さで、触れたらパリンと割れてしまいそうな薄ーーいガラスのようなデアでしたおねがい


目が見えていないというお芝居もとても自然で、音で気配を感じようとして、耳を左右に少し傾けたりする仕草や、見えなくて怖いから決して大きく一歩を踏み出さない感じや、グウィンプレンに全幅の信頼を寄せて寄り添って生きてきたからこそ、そばにグウィンプレンがいない時の心細そうな表情とか…言葉では上手く伝えられないけど、とにかく絶品だったことは間違いないアップアップアップ


そして、私は、そんなデアに心を掴まれてしまって、1幕早々にマスクが汗汗汗になってしまって、そんな自分にびっくりしたのでありますびっくり

そして、デアが舞台上に居る場面では、ほとんどデアしか目に入っていないという状況になりましたとさ爆  笑

だって、何度も言うけど、本当に素晴らしかったんだもの拍手拍手拍手

 

 

一つだけ、デアに関して?ってなったところがあって……

2幕後半、死んだと思っていたグウィンプレンが帰ってきて、喜んだのも束の間、デアは亡くなってしまうんだけど、んはてなマーク急にはてなマーク何ではてなマークグウィンプレンが帰って来て喜びのあまり、心臓に負担がかかったのかはてなマークってなっちゃって、帰り道、娘に聞いてみたら、韓国版は、そのシーンで?ってならない流れになっているのだとひらめき電球

 下差し

少し前のシーンに遡って、グウィンプレンがいなくなったことをデアに隠そうと皆がお芝居をするんだけど、結局デアは感づいていて、その時に韓国版では、デアが感情を昂らせて聞いたこともないような大きな声で「ずっと一緒にいるって言ったじゃない」って言うらしいびっくりそしてその激昂で心臓に負担がかかってしまい、息も絶え絶えになると…そこで、ウルシュスはデアが落ち着くようになだめながら、膝に頭を乗せさせて、優しく歌いかけてあげると、それを聞きながらデアは眠ってしまう

 

(一旦、場面は、グウィンプレンのクランチャーリー卿としての生活のシーンに移って)

 

で、グウィンプレンが戻った時には、デアは目覚めてはいるけど、その前の激昂で弱った心臓が耐えきれなくなって、息を引き取る…

 

 

という流れだそうで、いたって自然でわかりやすいウインク

 

日本版は、デアは激昂しない(少なくとも今日のきぃちゃんデアはしてなかった)ので、ウルシュスの膝の上で寝ているのは、悲しみに打ちひしがれて泣き疲れて…っていう風に見えちゃっててねあせる

だから、私は、急に亡くなっちゃったみたいに感じた模様うずまき

 

彩春ちゃんデアはどうだったんだろうかはてなマーク気になるぅキョロキョロ

 

 

 

なんか、デアの話だけで、長----くなっちゃったてへぺろ

 

 

えっと、後は……ウルシュスは、もうお決まりの祐様節で、なんていうか、祐様が演るんだから、ウルシュスはこうなんだビックリマークっていう説明のいらない魔力のようなものでねじ伏せられた感満載でチュー普通にデアやグウィンプレンや一座の仲間想いの心優しいお父さんでしたおねがい

韓国版ウルシュス(ヤン・ジュンモさん)は、もう少し、複雑な感情をお持ちの人物らしいです(娘談)ひらめき電球

 



そして、グウィンプレンに関しては…えっと、あの…何か言おうとすると毒を吐いてしまいそうなので、やめときますもやもや

 

……でも、あの、やっぱり…どうしても一つだけ、物申したいことがあってショボーン


初めて、グウィンプレンが白いカツラをつけて、議場へ入っていくところ、あのシーンでのおふざけはダメなんじゃないかと思うの…うずまき

あの場面は、グウィンプレンが、自分が家族と離れて貴族として生きて行けば、ウルシュスやデア、一座の仲間をはじめとする貧しさにあえぐ人々が幸せになれる社会を作れるんじゃないかって、一大決心をして特権階級の貴族院の中に、乗り込んでいく大事な場面だと思うのですキョロキョロ

だから、強い意志と悲壮感と緊張が入り混じったグウィンプレンであるべきはずなのに、笑い取りに行くってどういうこと!?

それが、日本カンパニーとしての演出プランなのか、役者個人の演技プランなのかはわからないけど、そこがへらへらしてるから、その後の、貧しい人達に回すべき大金を1貴族に渡すとか渡さないとか議論している議員たちにブチ切れるワイルドホーンさん屈指のビッグナンバーむらさき音符目を開いて にグウィンプレンの気持ちがつながらないむかっ

当然、そこがしっかり決まらないから、その次のグウィンプレンが全てを悟るもうひとつのビッグナンバーむらさき音符笑う男 も説得力に欠けちゃうし、そこまでの絶望感を感じ取れないから、最後になぜ、グウィンプレンが死を選ぶのかも釈然としないダウンダウンダウン

 

すごーーーく、もったいない気がするショボーン

 

あと、死を選ぶ…で思い出したけど、ラスト、亡くなったデアを腕に抱えようとした時、グウィンプレン、ウルシュスの目を見て、うん、と力強く頷いた…そして、それに対してウルシュスも、うん、と頷き、グウィンプレンがデアを抱え上げるのを下から支えて、それ行けーみたいな手振りをしたのだけど、あれはどういうことはてなマーク

グウィンプレンがデアの後を追うのに納得して送り出したってことはてなマーク

一緒に逝ってやれ…みたいなあせるあせる

まさかのウルシュスお墨付きの入水だとは思ってもいなかったーガーン

引き留めるのを振り払って…とか、見てないうちにこっそりとかじゃないんだーあせる

びっくりしたなー叫び

 

 

…って、こういう感想も、毒吐いてることになるのかなキョロキョロ

不快に思われた方がいらしたら、すみませんお願い

 

 

まぁ、いろいろツッコミどころも多かったけど、今日の大収穫は、お目当てのきぃちゃんデアが、とんでもなく素晴らしかったからいいのーラブラブラブラブラブラブ

 

きぃちゃん、これから、もっともっと大きなお役やいろんなお役やって下さいな音譜

楽しみにしてますスター