この作品が配信されるって知ってから、娘と「観る?どうする?」「観たいけど、そうなるとマタハリと同じ日しかないよね…」「配信チケ代、なかなかいいお値段だよね衛星劇場で放送あるかな?」「それは、わかんないね…」ってな会話をくり返し…
…と言うのも、数か月前に娘がポチったこちら
花ちゃんの復帰ミュージカル、日本版『モンテ・クリスト伯』(舞台は未見)のサントラCD
聴いてみたら、めちゃめちゃ楽曲が良い
私は、ものすごく前にテレビ放送された、内野さん主演のストプレで、この作品を観ていたので、ストーリーはわかってためちゃめちゃ暗くて重くて、人間嫌いになりそうなお話しだった…
でも、ミュージカルとして、フランク・ワイルドホーンさんの曲がついたら、なんかちょっと雰囲気が違う海賊とかも出て来ちゃって、ほのかにドラマチック
娘に至っては、お話しそのものを知らないし、私が説明してもだったので、配信前日「やっぱり観よっか」ってことになって、急遽、『マタ・ハリ』配信に続けて、おうちマチソワになりましたとさ
また、私、頭の中が、ごちゃごちゃになるわーと思いつつ、一生懸命に拝見
がっつりネタバレしてます
結論すっごく良かった
まず、基本的に、韓国ミュージカルって、歌ウマな方しか出てこないので、ノンストレスさらに、お芝居も激ウマで、重暗いお話しには違いないんだけど、楽曲の力と、セット、衣装、演出力も加わって、ぐんぐん引き込まれたー
気になったキャストさんの感想を…
☆KAIさん(エドモン・ダンテス)
若かりし頃の希望に満ち溢れたエドモンと、謀略によって地獄へ突き落とされてからの荒んだエドモン、どちらも上手く演じ分けられていたように思うけど、私的には年を重ねた、後半、復讐に燃える冷酷なエドモンがとても良かったそもそも、お顔があんまりロマンチックテイストではないので(ごめんなさい)、愛するメルセデスとのラブラブシーンも、目がって感じにはならなかったでも、後半、復讐を実行しつつ、深く強いメルセデスとの結びつきに気づく辺りの表情とかが繊細で、少しづつ本来の優しさを取り戻していく感じもとってもナチュラルだった
☆ リナさん (メルセデス)
心底エドモンを愛してる感が凄くて、しなやかだけど芯のあるメルセデス、素晴らしかったエドモンが亡くなったという絶望感で心を閉しつつも、せめてもエドモンの子を守って生きていかなければという使命感から、しつこく迫るモンテゴとしぶしぶ結婚したんだろうなぁ…ってことが推察できるメルセデスそうじゃないと、ラストが活きてこないので、その辺りは完璧だったと思う若い頃のキラキラ感と歳を重ねた落ち着きの落差も素晴らしかった
☆キム・ジュンヒョンさん(モンテゴ)
まず、ビジュアルがカッコ良過ぎーんで、こんなにカッコいいのに、メルセデスに振り向いてもらえない、なんかちょっと残念な感じも醸し出されてて、絶妙な雰囲気
後半、エドモンに復讐されて、ヨレヨレに荒んじゃっても、返ってそれが色っぽくて、ちょっとドキドキ息子アルベールがエドモンの子だってわかってたのに、その辺はメルセデス欲しさに呑み込んだのかなぁ…せめてもの罪滅ぼし….って感じでもなさそうだし、悪事を働いてまで手に入れた奥さんの心はひたすら自分には向いてなくて、しんどい日々だったろうなぁ同情の余地なしの自業自得だけどねでもさ、とりあえず2人を養ってくれてありがとう(←私、親戚のおばさんなのか)
他のキャストさん達も、適材適所皆さん素晴らしかったー
復讐そのものの細かな描写は、程よく割愛されてコンパクトにまとめられてたけど、そこがっつり描くと重くなり過ぎるし、あれくらいで丁度良かったかな…と思う
勧善懲悪、エドモンを陥れた悪人どもは全て成敗されて、真の家族3人でこれからの人生をやり直せそうなラストは、希望が持ててすっきり
あー観て良かった
これで、日本版のCD、情景思い浮かべながら、楽しく聴けそう
ぜひ、日本でもまた再演して欲しんだけど…
フォローさせて頂いてる方のブログを拝見したら、日本版をご覧になってらして、韓国版とはちょっと違うらしい…
えなんでこのまんま演ればいいやん
どうも『笑う男』とかも、韓国版とちょっと違うらしい…なんてことも聞くと、韓国作品の版権は、そのまんま上演タイプなのか
前に、どなたかのクリエイターさんのブログに、版権にはいろんな種類があって、レミゼ、サイゴンなどのように、全く変えてはいけないタイプと、逆にどこかしら変えないと上演してはいけないタイプ、さらにはこのシーンとこの曲は使うなとか部分的に制限があるタイプなど、様々だと書かれていたうーん大人の事情かー
とりあえず、韓国版の脚本・演出そのままで、歌ウマさんキャストさん揃えて、再演希望
エドモン役、あの人がいいなーメルセデスは○⚪︎ちゃんか、○⚪︎○ちゃんで、モンテゴは…なんて考えてる時間が楽しいね