DVD何度も観て、展開知っているのに、ぼろ泣きでしたわ
初日同様、今日も花ちゃんマリーが「ボンソワール…」って登場した時、客席から拍手が私も左手事情であんまり音は出ないんだけど、頑張ってパチパチ
いやぁ…やっぱり、いいこの作品
大好き
以下、気になったキャストさんの感想を…ちょいネタバレありです
☆花總まりさん(マリー)
神々しいほどの美しさで、あらためて、顔ちっさ
(しゃべるように歌う)語り歌は安定の上手さだし、歌い上げも全身全霊
アクセルといる時の、安心して身をゆだねている感たっぷりの可憐さと、ルイといる時の敬愛の情はあるけどちょっと距離のある感じとの演じ分けがとってもナチュラルでお見事
中盤から、険しい表情をすることが多くなるんだけど、怒り、悲しみ、絶望、慈愛、気丈…などなど、マリーのその時々の心の動きがそのまんま出ていて、演じているというより、もう上演中はマリーそのものなんだな、きっと凄い方だ…
☆昆夏美さん(マルグリッド)
小さい体をフルに使って舞台を駆け回り、可愛いのに、目には常に怒りが宿っていて、でも時折ものすごーく寂しげで抱きしめてあげたくなる
これぞ昆ちゃんのマルグリッド
花ちゃん同様、語り歌が絶品で、歌声の緩急も自由自在
昆ちゃんも、演じてるというよりは、舞台の上でマルグリットとして生きてる… あー素晴らしい
☆原田優一さん(ルイ)
コミカルさはちょっと控えめだったけど、可愛くて優しげで、遠くを見るような虚な目から自分だけの小さな世界で生きたいという想いがひしひしと伝わってきて、さすがの表現力
監獄に連れて行かれる時、止めようとするマリーに向かって、必死の笑顔でうなづきながら、大丈夫だよって伝える姿にグッと来ちゃう
☆甲斐翔真さん(アクセル)
はじめましてだったけど、甘いルックスと優しい歌声で、マリーと2人のシーンはときめきMAX
なんていうんだろ…マリーへの想いがまっすぐでピュアで、美しいお顔に時折刻まれる眉間のしわに許されざる恋への苦悩も見て取れて、"王妃と知らずにマリーを愛してしまった1人の青年"感が凄い
♪遠い稲妻も、マリーに語りかけるように歌ってて、ホントに心配なんだよって、よくわかる
側近になることを断る時も、バランシエンヌに行くことを伝える時も、それがマリーのためなんだって自分に言い聞かせてる感じも誠実さが滲み出てて良き
あとね、最後にマリーに会いに行くシーン、万里生くんは真っ白になってしまったマリーの髪にキスをする(どんな姿でも愛してるよっていうメッセージね)んだけど、私はこのシーンが大好き
はてさて、甲斐くんはどうするかと思っていたら、今にも壊れそうなマリーを、後ろからそーっとそーっとゆっくりとまるでガラス細工にでも触れるかのように、壊れないように…でも、最後は力強く抱きしめていました繊細な手の動きにね、こんな表現方法があるんだーって、もうぐっときちゃったー
とっても私好みのアクセルさんでした
☆上山竜治さん(エベール)
えっと、まず前提として、サカケンさんのいい意味でクセの強いゲスいエベールが脳裏に焼き付いてるから、上山さんエベールは、とってもあっさりとした印象革命に燃える若者(=さながらアンジョの様)が、マルグリットに惹かれちゃった感じ
もう、周りの人達が濃い目だから、それはそれで胃もたれせずに観られて良かった…かな
☆上原理生さん(オルレアン)
アウトローな貴族感たっぷりなビジュアルと悪巧みしてそうな表情と歌声は、the 理生さん
圧倒的な黒幕感で悠々と人々を操ってるように見えた光夫さんのオルレアンに対して、人々の混乱に乗じて、ギラギラと王座を狙ってちょこちょこと画策してるオルレアンだったかな…
書ききれないけど、その他キャストの皆さんも安定の素晴らしさで、物語の中に引き込まれてあっという間の終演
いやぁ、名作です
緊急事態宣言中という厳しい状況の下、最大限の感染対策をして上演してくれていることに感謝をしつつ、千穐楽までどうか、どうかご無事で
ちょっとね、客席内のおしゃべりが気になっちゃったのでね、次の投稿に書くかもです