うーむ
※以下、内容に触れてます
うーむ
どう表現したらいいもんだか…

とりあえず、『キレイ』に続く、松尾スズキさんのミュージカル第2段ということなんだけど、どちらかというと、ここをこうしたらミュージカルになるんでしょ
ってな感じで、あちこちにミューあるあるを説明と共にちりばめていて、ミュージカルを斜めに見ていらっしゃる松尾さんらしい創り方
リスペクトなのか揶揄なのか、微妙なさじ加減で、ミュージカルファンとしても、一周回って、その辺りはニヤけた



ただ…松尾スズキさんの作品なんだから、当たり前っちゃあ当たり前なんだろうけど、下ネタ多過ぎ
私的には、露骨過ぎるの苦手なので、もう開始早々観るのやめようかと思った…


が、先に観終わった(リアタイできずにアーカイブで観たので)娘が、2幕で全ての伏線回収されるから、頑張りな
なんて言うもんだから、休み休み最後まで頑張った


うーん
なんかね、笑いのネタにするのはどんなんだろうと思われるような時事ネタやNGワードをこれでもかって言うくらい詰め込んで、人を殺すだけ殺して、最終的に"まぁいっか"の一言で締めくくって、歌って踊らせて終わる展開に…………
ってなっちゃったよ





ラスト近くのデモのスローガンは、考えさせられるし、深いなぁと思うけど、それ言うために、あそこまでのドタバタ要る
って、身も蓋もないことを思ってしまった




あの世界が好きな方にとっては、あのドタバタが楽しいんだもんね、きっと
私が向いてないだけだわ


キャストさんは、皆さん、素晴らしかった



阿部サダヲさんと秋山菜津子さんは盤石、長澤まさみさんは振り切れててあっぱれ



そして、なんとも感動的だったのは、笠松はるさんの歌唱力





下世話な展開の中に、一陣の風が吹いたような、爽やかな透明感のある歌声が、この作品がミュージカルであることを、思い出させてくれた

あー
ありがとう、はるさん


あー
それにしても、3時間超え、長かった


まだ、頭の中で、小林さんスキンブル
がニコニコピョンピョンしてたり、押田さんミスト
が華麗にグランフェッテ決めてる残像がある中で、本作を観たから、余計に脳が拒絶反応起こしたかも…



今回は、フリムンのアーカイブ期限が迫ってたから、無理くり観たんだけど
一つの作品観て、それが素晴らしかったら、しばらく余韻を楽しみたいから、今後はスケジューリング、考えよう

