『鳳凰伝』は、たかはなコンビのを映像で観たことあったんだけど、その時はね、花ちゃんのトゥーランドットが、まるで心の中までカッチカチに凍ってしまったかのような冷たさ満載で、ひたすら怖かったー

花ちゃんは、崇高かつ壮絶な演技で、圧巻だったけど、憎しみと殺戮がテーマのお話なので、幕開きから終演まで、画面越しの舞台上の空気感がずっと低温なままで、見終えて、どっと疲れたー

対して、ちゃぴちゃんのトゥーランドットは、憎しみにより心を閉ざしてはいるけど、その奥には熱い血の通った女性らしさを湛えているのが、透けて見えてた

だから、カラフも惹かれたのだな…と、ストンと納得がいった

トゥーランドットとして、どちらが正解なのかはわからないけど、宝塚は夢の世界だから、物語として、あんまり寒々しいのもねー

たまきっちゃんのカラフも良かった
ハートフルで器の大きさも見て取れて、このカラフなら、きっと、悲しみに心を蝕まれたトゥーランドットを優しく包んで、氷を溶かしてくれるだろうと、ラストシーンがふわっと温かだった


そして、ショー『CRYSTAL TAKARAZUKA』

これまた、華やかで楽しくて、振付が素敵で、観たら録画を消そうと思っていたのだけど、残して置きたくなっちゃった

特に、お人形のダンスシーンと最後のデュエダンがお気に入り

それにしても、ちゃぴちゃんって、舞台のどこにいてもめちゃめちゃ輝いてて、すぐ目が行く

手足長くて、伸び伸び踊ってると、画面から飛び出して来そう

だからこそ、満を持しての『フラッシュダンス』だったのですね
