去年だったか、一度映像鑑賞したんだけど、なんとなく消化不良気味で…でも、心の中に引っかかってたので、リベンジ鑑賞
以下、内容に触れています
二度目で、なーるほどって、完全消化
テキサスに住む家族の小さな歴史
と
卑弥呼~幕末の日本の大きな歴史
が
リンクしながらお話しが進んで行く
でもって、かなりの人数の登場人物を、7人の役者さんが演じ分けていくので、観てるこっちも頭ん中が忙しい
衣装替えも含めて、演者さんたちは、目の回るような舞台裏だと思われる
もうね、およそ結びつかない小さな家族のエピソードと、日本史のエピソードをシンクロさせちゃう発想力よさすが三谷さんです
どんな具合かっていうと
土地を持つものが強いっていう信念から
買った土地を家族全員命がけで守っていく
有力者が土地を買い集め荘園が形成された
とか
姻戚関係で権力を握るっていう構図から
小作人の息子が地主の娘と結婚しようと謀る
平清盛が娘を天皇に嫁がせる
とか
もっともっといろんなエピソードが登場するんだけど、どれも、ほーぉっとなる展開
でもって、一人の役者さんが、日米問わず、いろんな役を演じることが、輪廻転生を想わせて、効果的ー
後半、ショービジネスは、生きて行くのに、必要か必要ないかみたいな議論になった時に歌われる
♪人生で大事なものは大事じゃ無いもの…つまりは、ショービジネスは、生命を維持するっていう観点では、絶対的に必要なものではないけど、より良く生きるっていう観点では必要なものってことで、なんか、今の状況と被って、うーんって唸っちゃった
♪INGA(アイエヌジーエー)因果…歴史は、原因と結果でできている的な曲が頭の中をぐるぐる回ってるし、私的なツボどころは、中井貴一さん演じる新井白石と髷を結った宣教師シドッチとのシンコペイションのくだり…もう爆笑で何度でも観たい
あきらめずに2回観て良かった