キャストさんの感想の続きを
※以下、内容に触れていますので、お嫌な方はスルーして下さいませ
☆マルグリット・アルノー(昆夏美さん)
めっちゃいい
小さな身体をめいっぱい使って、怒りや悲しみや戸惑いを表現してて、マルグリットの心の動きが良く分かる
前半は、とにかくマリーを憎んでるっていうのが強く伝わってきて、中盤は自分の想いが少しづつ形になっていくことにドヤってる
感じ
さらに、後半、自分は本当のマリーを知らなかったんじゃないか…って、憎しみが揺らぎ始めたあたりから、目とか声とかが少しづつ力を失っていく演技は絶品
自分の行動が正しかったのかどうか、自問自答しながら、迎えたマリーの処刑
その直後、人だかりから少し離れたところでの、複雑な心境があらわれた表情は秀逸
泣かされる
昆ちゃん、ブラボー
☆アクセル・フォン・フェルセン(田代万里生さん)
マリーへの愛にあふれた優しいアクセルさん
数あるお気に入りシーンの中でも、特に、私がぐっとくるのは
囚われているマリーの元に、アクセルが忍び込んでくるところ
髪が真っ白になってしまったマリー
アクセルに「私を見ないで」って、髪を手で隠そうとするんだけど、アクセルは構わず、マリーを抱き寄せて、真っ白な髪にキスをする
どんなマリーでも愛してるというメッセージ
書きながら、涙出てきちゃった…
万里生くんアクセルだけのオリジナルらしい
…惚れてまうやろー
☆ルイ16世(原田優一さん)
ちょっとコミカルな役作りが、私的にはたまらない
動作も表情もいちいち可愛いルイ
なのに、歌声はすんばらしく美しい
マリーのこと、すごーく大事に思ってるのが伝わってくる
ヴェルサイユ宮殿に、マルグリット率いる女たちがなだれ込んでくる場面で、手を出そうとする民衆から、身体をはって、マリーを守ろうとするルイが愛おしい
あとね、カテコ動画で、万里生くんのお話しが結構長くて、隣にいた原田さんが、してもない腕時計をすっとぼけたお顔で何度もチラ見するっていう小ボケを…すぐさま駒田さんにつっこまれてたけど、おもろいー
☆オルレアン公(吉原光夫さん)
とにかく登場しただけで、只者じゃない感がすごい
貴族なのに、見た目から悪そう過ぎるけども
存在感も歌声も迫力満点で、さすが吉原さん
フランス革命の黒幕として、完璧です
あと、これまたカテコ動画で、「クンツェ&リーバイさんの作品、いつもは嫁(和音美桜さん)の都合上、客席で観ることが多かった…」みたいなコメントしてるの見て、さらーっとのろけてんじゃんって、ずっこけた
☆ジャック・エベール(坂元健児さん)
ジャック・エベール感がすごい
こずるくて、下心ありそうなのに、マルグリットには嫌われたくないのか、強く出られない風なとこ、小物感たっぷり
お歌もさすがです
☆レオナール(駒田一さん)
コメディ部門担当(?)で、安定のおとぼけっぷり
間の取り方とか、声色とか、ベテランさんだなぁって思う
☆ローズベルタン(彩吹真央さん)
お顔立ちやお声など、華やかな雰囲気をまとっていらっしゃるので、このお役にぴったり
☆ランバル侯爵夫人(彩乃かなみさん)
宮殿の中にあまたいる貴夫人方の中で、唯一、最後までマリーに寄り添ってくれたランバルさん
表情や話し方などから誠実さと優しさが滲み出てた
全体のバランスがとってもいい作品だと思うのだけど…
ヴァレンヌ逃亡の描かれ方がちょっと???だったのが唯一残念
いやぁ、とにかく、フランス革命もので、ここまで細かな史実を織り交ぜて、かつマルグリットとマリーは異母姉妹かも…っていう、ある意味ぶっとんだフィクションを組み合わせて、絶妙なバランスを保っているのは、凄いと思う大好きな作品になっちゃった
ちなみに、このブログのアイコン、マリーの持っているバラです
おもしろカテコ動画貼っときます