※もしかしたら軽いネタバレになっちゃうかもしれませんので、お嫌な方はスルーして下さいませ
はい、はい、はい 観ましたよ
東宝版エリザ
初見はね、当然のことながら、「あーここはヅカ版と同じだ!」とか、「へぇー曲は一緒だけど歌詞が違うのねん!」とか、「こんなシーン、ヅカ版にはないわ!」とか…まぁ比較になっちゃうわね
で、何度か観賞して、わかりましたよ
何故、ヅカ版が好きな人は東宝版を見ない方がいいっていう意見があったのか
要するに、宝塚版では表現できないような、きわどいシーンやセリフがそのまま描かれていて
さらには、ヅカ版では、エリザベートは、自由を愛してるのに、宮廷の古い慣習に縛られ、それでも自分の意思を貫き続けた健気で可哀想な女性として描かれているのだけど
東宝版では、わがままで、義務を投げ出して、好き勝手してるエゴイストとして描かれてる
なるほど~ と深く納得
いやいや本家本元のウィーン版はこういう作品なのだから、逆に毒気を抜いて宝塚仕様に潤色し直した小池先生がすごいわ
どっちが好きかはもう好みの問題ね
で、 花ちゃん 素晴らしい
1996年宝塚雪組 日本初演で演じてから
1998年宝塚宙組
2015年東宝
そしてこのDVDは2016年東宝
4度目のエリザベートは圧巻でしたよ
私、花ちゃんの喋るように歌う感じが好き
きれいに歌うのはもちろんなんだけど、それだけだと感情が伝わってこない
でも花ちゃんは、歌声に感情を乗せるのが上手
後半のコルフ島でのパパとのかけあいなんか、すごくナチュラルにシシィの想いが迫ってくる
全体的に深みも増して
でも少女時代はちゃんと可愛くて
奇跡のアラフォー
稀代のエリザベート役者さんですわ
そして今年2019年5度目
さらに来年2020年6度目
エリザベート20周年記念公演をもって
本役からの卒業を発表されましたね
残念ではありますが
ご本人、次はゾフィ―をやりたいとか
それはそれで楽しみ