転校すれば、全てが解決するわけではないという事をご理解ください。やはりお嬢さん自身が新しい環境に入っていこうとする気持ちがないとうまくいかないんですと。

ちょっと言葉一つ一つはちがうのですが、これは娘の卒業した中高一貫校の学年主任の先生(後の教頭先生)、転入の責任者であった当時の教頭先生にいただいた言葉です。

お二人とも同じことを言われていました。

時々、こういうのどう思いますかと転校について聞かれる事があります。

どんな状況であれ必要かなと思う事を自分の経験からいくつかお伝えしたいと思いました。

まずは、旦那様と意識が一致しているか?確認しましょう。大抵の場合、男性は社会への適応を重視していますし、変化を好まず、体面、世間体を気にします。基本、転校には反対であることがほとんどだと思います。ですので、旦那様としっかり転校について話し合ってください。転校を成功させるには、家族の気持ち、意識、方向が一致している必要があります。

地域色もあるのか、割と転校しやすそうな環境の方がたまーにいらっしゃいますが、基本、転校を了解していただくためには、何度も学校と話し合う事になります。時には旦那様にも同席いただく必要もでできますので、そのためにも、旦那様のご理解が必要になります。そして、まだまだ男社会ですので、学校からすると、お父様がお仕事を休んで我が子のために学校に足を運ぶという行為は非常に高い評価を受けるのです。働く母としてはムカつくことこの上ありません。こっちだてやりくりして、やっとの思いで休んで学校に行っているのにと思いますけど、どこを評価するかは学校様の自由なので仕方がありません。

私立の場合、各家庭は学校の理念を理解して入学していらっしゃいますよね?というスタンスですので、どう合わないのか?どこが無理なのかを感情面ではなく、論理的に話し合っていく必要があります。当然、学校からも改善策、歩み寄りなども示されます。それをどうお断りして、転校を了解していただくかなのです。

ここが難しい方が多いです。
うちは悪くない!って思ってしまうと、冷静に話し合えない方が多いようです。

転校するというのは、私立中学を一度退学となるわけなので、それ相応の覚悟を持って臨んでください。

他の学校に転校という目的達成のためには、まずは今の学校を退学しないとなのです。退学までをいかに穏便にスムーズに持っていくかが重要と考えて我が家は事に当たりました。

スタンスとしては、親の自分達が子供の将来の希望をきちんと理解できていなかった、そのため学校と娘のミスマッチな状況になってしまった。これは私たち親の理解不足と勉強不足だった。私たち親としては学校の教育に何ら不満もないけれど、子供の希望を叶えるたいので、この点から転校をさせたいと考えている。こちらの事情で学校を騒がせ、ご迷惑をおかけしていることを申し訳なく思っているというものでした。

我が家の場合、小規模校でしたから、派閥争いを仕掛けてくるような困った子をスルーしようにも、そのような逃げ場がないので揉めました。OGの頭の硬い教師がうちの子を扱いかねて、正義の仮面を被った嫌がらせと思うような扱いを受けていたりもしていて、それについて善処してほしいと学校にお伝えしたら、まずはうちの子に問題があるからではないかと言われた事も、こんなところにいられないと思った一つでした。詳細は書けませんが、その先生の対応についてはあまりにわかりやすく酷かったので、娘のことを嫌っていたクラスメイトのボス的女子まで、その先生に対しては娘を庇う発言をしてくれたそうです。娘と仲の良かったクラスメイトが教えてくれました。

そういう環境が否定するほど悪いわけではないけれど、学校の対応に所詮、先生は先生を守るのかという小さな不信もあり、娘の転校したい意思が固かったので転校させる方に舵を切った以上、目的達成のためには、我が家が悪くて学校の問題ではないと、言い続けました。もっと正確に言うなら、頭を下げ続けたと言う感じです。

※直接メッセージでご相談をいただいた方とやり取りをして思ったのですが、損して得取ると言うことができない方が多いと思いました。
心の中では舌を出していてもいいのですよ。目的達成のために必要なら頭を下げる、ただそれだけでよいことなのに。


学校とのやり取りは正直本当に面倒で、転校するのをあきらめる方がよっぽど楽だったと思います。


転校先が公立の場合でも、一度その中学に足を運んでください。校長先生とお話をして、お母様自身がこの先生ダメだと思ったらまず間違いなくダメです。イジメにあいやすい子っています。性格的に言い返せないとか、ちくれないとか、臆病だけど正攻法でいたい、またからかった時の対応が面白いと受け取られやすい子は要注意です。公立中学の校長先生には私学とは違い、お嬢さんだけ特別扱いなどはできないのでとそこは転入前後、何度も言われました。

我が家の住むエリアでは、公立に転校の場合、本来通学する学校でなくても、近隣に通えるところがあればある程度希望は聞いてもらえる感じでした。

いじめの場合、環境を変えることはとても有効な手段です。
ただここで忘れてはならないのは、転校すれば全てが解決するわけではないという言葉なのです。本人が頑張っているのにまた同じような状況になってしまった場合、それは子供に問題があるのか?

いいえ、違います‼️

ここ、間違わないでください。

今は小学生から悪質ないじめがある学校もあります。原因が何かなんていうのは私のような素人には断言ははできませんが、寂しい子が多いことが要因の一つとしてあるかもしれません。うちの子をいじめた子が私にとても懐いてきていました。家で構ってもらえないんだなあと思いました。その子もご両親が共働きでした。だから同じか共働きなのに、我が家は何かといえば子供中心に動いていたので羨ましかったんでしょうね。妬みというところまではそこでは感情は育っていませんが、種は撒かれていたのかなと言う気がいたします。

そう言うその世代の子達が持っている潜在的な集合意識がイジメを生んでいるんじゃないかなあと思いました。

私立から公立に転校は悪くはありません。でももしその公立が合わなかった時のことも考えておくに越したことはありません。

私は友人が不安はありつつ、公立中学に進学させ、思ったほど悪くはなかったと言う言葉を信じてしまったのですが、転校させてみて、これのどこが思ったより悪くないの?と、思いました。

自分の中の常識や知識をフル活用して、自分で判断しないと後悔します。

うちの子の私立からの転校ですが、もし見送っていたとしても、何とかなっていただろうなあと思います。転校に気持ちを決めてから、仲良くなった子がいて、少人数校ゆえにその子に申し訳なかったです。

娘の気持ちが固かったこともありますが、学校と付き合っていく母である私が嫌になってしまっていたと言うのも大きかったと思います。夫は学校との話し合いでは私に合わせてくれましたが、女子教育に力を入れている女子校、実は気に入ってたと思います。

私立中高一貫校から公立に転校し、また私立中高一貫校に転校する。
今思うと結構エネルギーを使いました。

夫には娘の受験の失敗は私のせいだし、しかもその私立まで辞めさせてと散々と言われましたが、私自身、娘の母校への転校についてはおかしな話ですが、全く疑いなくできるものとして言う変な自信がありました。そう言う方向に自分の気持ちを持っていっていたところもあったと思います。何事も可能性を信じていなかったら、出来ることもできなくなってしまうと思っているので。
冷静に状況を把握して、必要なことをやっていたと言う自負がありましたので、夫からの叱責は何も辛いとは思っていませんでしたが、本当にこの人は優しくないなと思っていました。話が違うところに飛んでしまい、失礼いたしました。

こんな超個人的な経験が誰かの役に立つかはわかりませんが、体験談の一つとして、聞いていただけたら嬉しく思います。