私立中学→私立中学、私立中学→公立中学→私立中学、ルートは違っても結果として、私立中学から別の私立中学に転校を考えたことのある方ってどのくらいいるのでしょう。
学校の実態が思っていたのと違った。いじめが日常的にある、教師の言葉が決めつけであったり、時に暴力的であったり、クラスメートが嘘ばかりつく、部活でなんやかやトラブルが絶えない、学習指導に期待が持てないなどなど、不満を数えだしたらきりがないかもしれません。
そんな方もいらっしゃるかもしれませんので、私立中学からの転校について少し書かせてもらおうと思いました。
海外含む県外からの転居ではなく、自己都合での私立中学からの転校は、一大決心となります。
転校が出来なかった場合、今の学校に残りたい、今の学校でもいいとお考えでしたら転校はお勧めいたしません。
私立中学からの転校というのは一種の背水の陣で迎えることを覚悟出来る場合だけ、お話しをすすめてください。
転居でもなく私立の別の学校に転校したいと言うのは、要は学校が気に入らないから転校したいということに他ならないのです。
転校がダメだったら、残りたいんですけど?
そうなんですか、もちろん大丈夫ですよ~

などと言ってくださる学校様はないと思います。
普通は転校ということばを口にしたら、強力に引き止められます。複数回の学校様と話し合いを持ち、その都度引き止め工作をお詫びしながらお断りしての繰り返しです。残ってもいいという気持ちがあったら、転校へ話を持って行かれないと思います。引き止めを受け入れる方がよっぽど楽です。引き止めていただいているのに、申し訳ないと言って頭を下げて、ひたすら頭を下げてやめさせていただくのです。
何度も話し合い、お互い嫌な気持ちになったりしたがら、やっとの事で転校を認めているいただくのです。その経緯から考えても、今の学校に残るという選択はないことがお分かり頂けると思います。私立中学への推薦書を書いていただけたのならば、それは戻ることのできない片道切符に他なりません。片道切符を持って退学するのです。そんなリスクを負うのですから、お子さんの意志を無視してはいけないと思います。
今の学校に残ることが選択肢にあるのならば、転校にエネルギーを使うよりも、お子さんの環境が少しでもよくなるよう、学校に働きかけてください。特にお子さんが部活や友人関係が良好であるならばなおのことです。学校に通うのは親ではなくお子さんなのですから。
どんなに学校の対応に不満があっても、まずはこちらから歩み寄ってください。先日の出来事では子どもは学校が好きだからこそ傷付いてもいます。うちの子は学校と学校のお友達、先生方、部活が大好きです。子どもに安心して学校で過ごさせたい。親として何ができるかご相談に乗っていただけないかと、どんなに納得がいかなくても学校に頭を下げてください。
悔しいことですが、起きてしまったことには言及はせず、今後に焦点を当てた話し合いを持ちかけてください。こちらが一歩引きました。学校を立ててお話しをする準備がありますという姿勢を見せた時に、きちんと話しが出来る学校ならば残る価値が十分あると思います。
できるかことなら話し合いにはお父様にも同席したしてもらうことをお勧めします。
これも真面目に学校と向き合っている母親には納得のいかないことかもしれませんが、学校は父親が動いた方が本気になります。世の中はまだまだ男社会なのです。父親が会社を休んでまで子どものために学校に足を運ぶというのは非常に評価されるのです。フルタイムで働いている母には本当に納得がいきませんが先方のご判断なのでどうすることもできません。でも、夫が学校に行けば評価してくださるのですから、旦那様にはお忙しくてもなんとかお時間を作っていただくようお願いしてください。
転校するにしても、残るにしても親は学校に頭をさげることになります。状況によっては全く納得はいかないことと思いますが、学校様に同じ土俵で話していただかなくてはならないので仕方がないのです。
子どもの幸せのため、損して得の取れる大人の対応をしてください。
