学生時代にうつ病にもかかり、
うつ病を克服し社会人になって
元精神科の看護師でもあった私の
精神科から観た世界について🍀
私が患者として体験したのは
心療内科でした。
そして私が看護師として経験したのは
精神科病院での
慢性期と急性期(救急対応含)、
身体合併症病棟でした。
何か常識的に考えて
理解しがたい行動に移している人に対して
精神科に行った方がいいと言うと、
それをすぐに偏見だーと騒ぎ立てる人がいますが、
それはその人自身が
偏見を持っているからじゃないかと
私は思います。
実際に症状を観て看護した経験がある
私からしたらから
危険のサインがあり、
医学的治療が必要だとはっきり
予測がつく場合があります。
※治療が必要かどうかは
最終的には医師が判断します。
また医師によっても診断や治療方針が
異なる場合があります。
本人が受け入れて治療に至る場合と、
自分や他者を傷つける恐れのある場合は
本人の意思に関わらず
強制入院となる場合もあります。
この場合は
本人は病院なんて自分には必要ないと
思っている場合も多いです。
はっきり言えるのは、
自身で感情のコントロールができず、
自身や他者を傷つける危険性のある場合
または
既にそのような行為が繰り返されている場合は
なるべくはやく医療機関で
適切な治療を開始した方がいいでしょう。
自身と他者との距離の取り方や
穏やかな人間関係を築けないとなると
本人だけではなく振り回される周囲の人たちも
大変だと思います。
ちなみにこれは私からの見解だけではなく、
２名以上の精神保健指定医の診察により、
自分を傷つけたり他人に危害を加えようとするおそれがあると判断された場合、都道府県知事の権限により措置入院となります。
(厚生労働省より)
ときちんと法律で定められているんです。
「自身を傷つける」とは、
自分の生命や身体を害する行為を指し、
「他人に害を及ぼす」とは、
他人の生命、身体、自由、貞操、名誉、
財産等に害を及ぼすことを指します。
(日本精神科病院協会より)
実際に、
病院で様々な病気を抱える患者さんを
たくさん観てきましたし、
自身も患者として心療内科に通った経験から、
心に不調があり病院に行くことは、
身体に不調があり病院に行くのと同じことで
別に特別なことではないと思っています。
うつ病は脳の🧠病気が原因で
心が病んでしまうことが明らかになっていますが、
心に不調が生じることは
普通に誰にでもなりえることなんです。
ただし、
自身や他者を傷つける行為は
本人だけの力ではどうにもならない場合が多く、
また、
本人の悪意の自覚がない場合もあり、
そしてそれが
時には犯罪に繋がる場合もあり、
時には誰かが死ぬことへ繋がりかねない
ということもあり、
周囲の人が知らんぷりをできる
範囲を超えているレベルだということは
多くの人に知っていてもらいたいです。
心療内科に通っていたときの私は、
真っ暗なトンネルの中にいるようで
灯りも見えなくて
生きているだけで
辛くて
苦しくて
息もできなくて
必死に灯りを信じて毎日過ごすことで
精一杯でした。
でもそんな私が
きちんとした治療を受けたおかげで、
こんなに元気になれたんです✨
心に不調を抱いたとき
心療内科や精神科を受診することは
何もおかしなことではありません。
なので
心が苦しそうで悲鳴をあげているような人に
病院を勧めることも
偏見でもおかしなことでもありません。
(周囲の人は本人への伝え方は
配慮した方がいいと思います)
ちなみに昨日感情のコントロールができずに
執拗に他人に嫌がらせをしている人がいたら
ぜひ精神科に連れて行ってあげてほしいと
ブログに記載しましたが、
そもそもの性格の可能性もありますし、
過去のトラウマや
育った環境によるものもあるので
(トラウマや育った環境が最悪でも
立派に生きている人もたくさんいます)
理解し難い行動をとる人が全て
精神的な病があるとは限りません。
病気だったら治せる部分もあると思いますが
むしろそうじゃなかったとしたら
逆に尚更理解し難いですが、、
精神的な病があったとしても、
他人に迷惑をかけず
自分と向き合いながら
穏やかに過ごしている人も
たくさんいるので、
決して精神的な病があるからと言って
否定的な目で見ないでほしいと思います。
同じ病気だとしても
環境や状態によって症状は十人十色です。
そう言えば精神科と心療内科のこと
あまり書いたことがなかったから
ついでに私の経験したことも
今後色々書いてみようかな！と思います。
モデルのお仕事はもちろん大好きだけど、
看護師のお仕事も大好きなんです。
〜自分を愛してHappyに〜
Aimomoka
