おはようございます♡

 
今日は私がぽっちゃりモデル
(=プラスサイズモデル)になった
当時(約10年前)のことを書いてみようと思います。
 
その当時はぽっちゃりモデルをお仕事にしている人が日本に誰もいなかったので、
逆に私しか書けないかもしれませんびっくり
 
うそ、なんか最古の、、、
ミイラみたい。。笑い泣き笑い泣き笑い泣き(笑)
 
今ではぽっちゃりモデルというお仕事が
存在することや、
ラファーファというぽっちゃり専門の
雑誌があることは
多くの方がご存知かと思います。
 
でもそれと同時に、私としては悲しいことに、
ぽっちゃりモデルをお仕事として認めない人や、
日本のぽっちゃりモデルといえば
ラファーファの雑誌に出ている人たちのことだけを
指すと思っている方も
たくさんいらっしゃいます。
 
ぽっちゃりモデルという言葉は
浸透したかもしれないけど、
実際はお仕事内容もイマイチ
よく知らない人がほとんどで、
 
「ぽっちゃりモデルって
何をするモデルなの?」
という質問を頂くことが多くあります。
 
またこれも非常に残念なことに、
実際にまだラファーファ以外で活躍できる場は
かなり限られている日本ではありますが、
私はラファーファモデルでもなく、
フリーモデル時代を経て
3年ちょっと前に今は日本で唯一の(正当な)
ぽっちゃりモデル事務所を立ち上げて
プロデューサーをさせて頂いています。
 
(あえて正当なと書いた理由は、
ここでは詳しく書きませんが、
悪質な事務所は存在するからです。
ただファッションを取り扱っているかというと
そうとも限らない内容も多いので、
同じカテゴリーには入らないかもしれません。)
 
また、プラスサイズモデルは一般的には
ファッションモデルを指します。
ファッションモデルの
サイズがふくよかverです。
 
「何をするモデル?」と聞かれて
「ファッションモデルです」と答えると
ポカーンという反応をいまだによくみます。
 
まず、約10年ほど前、
日本で最初に『ぽっちゃり読者モデル』
カタログやWEB広告に起用し始めたのは、
NISSENのスマイルランドでした。
 
私がモデルの道に進むきっかけとなったのが、
まずこのスマイルランド の読者モデルでした。
 
その当時、日本は読者モデルブームで、
スマイルランド の募集内容も、
プロのヘアメイクさんに綺麗にしてもらって
プロのカメラマンに写真を撮ってもらえるという
内容のものでした。
 
たまたまWEBで見つけたその内容に、
胸がワクワクおねがいしたのを
今でも覚えています。
きっとそれが私の新しい運命の瞬間だった
のでしょう。
 
応募して結果がくるまでの数ヶ月、
何の音沙汰もなくダメだったのかなと思いましたが、
数ヶ月後に急に連絡が入って、
撮影に来て欲しいという内容でした。
 
さらに胸がワクワクしました。
 
でもそれと同時に、
 
・モデルの撮影ってどうするんだろう?
・表情やポーズはどうしたらいいのかな?
・自分にできるかな?
 
と、全てが初めてで不安もいっぱいになりました。
 
その当時、
プロのぽっちゃりモデルは日本に一人もおらず、
スマイルランドの読者モデルとして一人だけ
WEBでお見かけした方がいるだけでした。
 
でもその方も少し載っているだけで、
ポージングを参考にしようも
参考にできない少なさでした。
 
ラファーファの雑誌もなく、
誰もポージングや表情、撮影の流れなど
参考にする人も教えてくれる人もいませんでした。
 
さらに、私はその頃、
熊本から東京に上京して数ヶ月の
社会人一年生の頃だったので、
モデルスクールに素人が通えるとも知らなかったし、
東京で生きることで精一杯の時期。えーん
 
10年前は今みたいにスマホや動画も
発達していない頃で、
モデルの撮影の様子なんて簡単に観れる情報でも
ありませんでした。
 
それでもネットのモデルさんの写真を観て
鏡で何度もマネしたり、
TVのモデルさんの所作を観て
何かスキルを盗もうとしたり。
 
ちょうどCancamの蛯原友里さんが大人気で
メディアで観る機会が多かったので、
エビちゃん密着取材のTVとかを
ものすごく観て研究しました
 
素人なりに、
でも時給を頂く読者モデルのお仕事に
しっかり応えようと
事前準備をかなりしたのを覚えています。真顔
 
その頃の自分が作ったポージングノートは、
雑誌で自分が素敵だと思うモデルさんの
ポーズの切り抜きで
いっぱいになっていました。
 
素人なのに、
そんないっぱいのポーズを覚えられるわけでは
ないのに、
とにかくたくさんのポーズができるように
一人で一日何時間も鏡の前で練習していたのを
覚えています。
 
(逆に今ぽっちゃりモデルになる人は、
一から教えてもらえる環境があるから
すごく恵まれていると思います音譜)
 
いよいよ撮影の初日。
今考えてもあれは流石に多かったよな?
って思うくらい(笑)
スタッフさんたちがたくさんスタジオに
いらっしゃったのを覚えています。ポーン
 
最初の頃の撮影だったので
万全体制だったのだと思います。
 
いわゆる、テレビドラマで観るような
クライアントさんがモニターの前で確認しながら
たくさんの人が撮影カメラの周りやモニターの
周りに集まっているやつ。
 
撮影初めてで何もわからない自分ひとり
(カメラの前)
対、
大勢の業界の人たち
(カメラの周りにズラリ。)
、、キョロキョロキョロキョロキョロキョロ(笑)
 
わーびっくり
まぢーびっくり
ぎょぇーびっくり
 
と心の中で何度も叫びながら進行する撮影。。。
 
あっという間に終わりました笑い泣き(笑)
 
でも練習の成果か、
ポージングは初めてにしては出来てたかも!
と自分をそのときちゃんと褒めてあげました爆笑
流れるような動き、エビちゃんのおかげ!ラブ
と思いました。
 
実際に出来ていたかは分からないですが(笑)
 
「本当に撮影が初めて??」と
スタッフの皆さんに驚かれたのを覚えています。
あのときのスタッフのみなさんの優しさでしょうね。
 
そのおかげで撮影は私の中でとても
楽しいものとなりました。おねがい
 
読者モデルではなく、
これをお仕事にしたいと心から思いました。
 
その頃ぽっちゃりの読者モデルは
先にお見かけした方と私の二人だったので、
どこかで目にとめて頂いたのでしょう。
私は自ら営業をしなくても、
スマイルランド 以外の撮影のお仕事やテレビの
ちょっとしたお仕事も頂くようになりました。
 
読者モデルからプロモデルへ
道が始まります。
時給ではなく撮影一回いくらの話に変わります。
 
プロと言っても、
その頃の私は看護師をしながらだったので、
お休みの日に撮影を合わせて頂いて、
または結構先の撮影に看護師の仕事の休み希望を
入れて、二足の草鞋としてやっていました。

また、今ほどにプラスサイズモデル の需要もなく、
数ヶ月ごとに呼んでいただくような感じでした。
 
※プロ=それで食べていける人と
認識している方もいると思いますが、
私はいくら単発であろうと、
読者と記載されずに
一回いくらのお金が発生する以上は
その瞬間はプロとして考えています。
 
私がカタログの紙面やWEB広告に載るようになって、
私のオリジナルコーデが掲載されたり
するようになり、
今まで細いモデルさんの着用感しか
観れなかった読者の方々は
WEB掲示板にとても嬉しい反応を
書いてくださっていました。
 
コーデ可愛いとか
着用感わかりやすいとか
私もオシャレしたいとか
大きいサイズでもこんなに可愛く着まわせるんだ
とか。
 
それがものすごい励みになって。
不安もいっぱいでしたが、もっと応えたい、
もっとこのお仕事したいと
強く思うようになりました。
 
そうしてそうこうしているうちに4年くらい経って
ラファーファの雑誌が出来ました。
 
私は看護師のお仕事で不定期にしか休みがなく、
雑誌の撮影のある平日に休みをとって
自由に飛んでいける環境ではありませんでした。
 
撮影の連絡がないときは、
看護師の仕事に打ち込む毎日。
その当時は母の体調がとてつもなく優れなくて、
母子家庭で育ったひとりっ子の私は、
母親を養うために看護師の仕事の休みの日に
別の看護師のバイトを入れていました。
夜勤もこなしながらです。
 
看護師の日勤、夜勤、看護師のバイト、撮影。。
休みはほぼなかったです。
夜勤明けに撮影に行って30時間くらい寝れない日も
ざらにありました。
(若かったからクマも目立たずに済みました。笑)
 
仕事から買い物をして帰ったら母の晩ご飯、
冷蔵庫に入れておく用の朝ごはんと自分のお弁当、
お昼ご飯も作り置きをして就寝に至る日々。
 
ラファーファの大々的な公開オーディションは、
正直に言えば
知らないうちに終わっていたことを覚えています。。
 
今日はここまで♡
 
ここから苦しいことも楽しいことも山ほどあって、
奇跡的にモデルの世界に飛び込んで
10年、
なんとかプラスサイズモデル を
続けています。
 
でもそれどころか、自分がまさか

プラスサイズモデル事務所【GLAPOCHA】
(今では専属・モニター・提携含めて
40人を超えるモデルがいます)

を立ち上げることになるとは、、
 
この頃の私は想像もしていませんでした。笑



今に至るまで、続きはまた書きますね。
長文読んでくださりありがとうございます♡
 
日本のプラスサイズモデルの歴史を
海外の方から聞かれる機会も増えてきており、

日本の方にもラファーファが出来てからではなく、
ラファーファが出来る以前の
最初からの歴史をきちんと知ってもらいたく、
初めて公の場で書きました。
 
たくさんの人に歴史とプラスサイズモデルについて
知ってもらえたらいいなおねがい
 
〜自分を愛してHappy に♡〜
 
Aimomoka💋
 

 

 

 

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