私は待ち合わせ場所に少し早めにつき、
車で待機していました。


夫からの

『もうすぐつくよ』

のLINEに

『了解』

と返事をし、少したつと夫の車が到着。



時間差で、
ロングスカートにハイヒールをはいた
巻き髪ロングの女性が夫の車へ向かって
歩いて行くのを目撃しました。


すると、その女性は夫の車の助手席に
我が物顔で乗り込みました。


とりあえず、写真写真。


二人が車に乗っているところを
パシャリとカメラに収め

準備万端!突撃!


夫の車の運転席をガチャッ!!とあけ


「降りろ」


と言い、夫を車から降ろし

かわりに私が乗り込みました。


「はじめまして、〇〇の妻のあくると申します」

そういうと、
一瞬、相手女性が逃げるような素振りを
見せたので

「なにもしないから逃げないで」

というと、

「あ、はい………」


といい大人しくなりました。


「後から閉じ込められたとか言われると
いやなので窓を少し開けさせてもらいますね。
それとドアも鍵は開いてるので。」


と言い、ボイスレコーダーを鞄から取り出し
彼女に見せました。


「ここでの会話は記録させてもらいますので
ご承知おきください」


相手が逆情してきた時の記録としてと、
後々、こちら側が不利になるような状況は
少しでも排除しておきたかったので
根回しはしっかりと。





それと、

『こちらは本気だよ』

『逃げられないよ』

ということを心理的に植え付ける要素も
兼ねて、はじめに釘を差しておきました。



『いかに彼女を心理的に追い込めるか』


が、この闘いの焦点だったので

事前にいろんなパターンを考えて
この日を迎えました。



 ちなみに、私は特にこだわりは無かったので、

下の↓ごく普通のボイスレコーダーを

持っていきました。

普通に記録されてました。