愛美の「あなたの心の優しさ」雨のち曇りでまた晴れる | 心霊・人生哲学・心理 愛美の夢殿~SINCE 2002/4/17

心霊・人生哲学・心理 愛美の夢殿~SINCE 2002/4/17

ぼちぼち、オカルトも哲学心理も、牛飼い話もアホも、ほりほりどぅえす

とっても辛い
どうしていいかわからない

そんなとき
自分がもう この世からいなくなったらいいとさえ 思ってしまう


暗い 長いトンネルの中で
君は今
どっちに進んでいいかわからなくなってるんじゃない?

心は冷たい雨が降り注ぎ
身も心もびしょ濡れで
凍えそうなほど
冷えてしまう寸前


でも 人生って 生きていたら長いよね
80年だったりそれ以上だったり

君は今、何歳?

おとうさん おかあさん
おじいちゃん おばあちゃん
隣の人 タレントさん などなど
君より長く生きてるね

君には今、辛い想いがあるけども
その人たちは けっして辛い想いをしなかったわけではないんだよ

もしかしたら
君よりももっときびしくて辛い悲しい経験をして
それでも生きてきたのかもしれないよ




私が父から聞いたこんな話があるんだ
第二次世界大戦で、外国の南国の島に兵隊として行かされた男の人の話だよ

戦争が激しくなって、なかなか終わらない 日本にも帰国できない
居るのが長くなり、味方からの食料も届かなくなる
兵隊さんたちは、食べる物も飲み水にもほんとうに困ってた
ジャングルの中だから食べるものといえば、自然に生きてるカエルやへび トカゲなど
飲み水はそのへんの水溜りとかの泥水でも飲んだそうよ
きれいな水なんてない
あるときに、そう、暑くて暑くて、喉が渇きすぎて
道の上から流れてくる泥水を飲んだ
けど、なぜかその水は泥が赤い
でも赤土だろうと思い、気にしないで飲んだそうよ
飲み終えて、上へと道を進むその兵隊さんたち

そしたらね 兵隊さんが撃たれて怪我もして死んでる
その亡くなってる兵隊さんの血が流れて・・・
上から流れてくる泥水に・・・
その血が混じり・・・
下へ流れてる・・・

そう
歩いていた泥水飲んださっきの兵隊さんたち
赤土の泥水かと思ってたけど

血だったのよね・・・

飲みたくないよね 誰だってさ

そして、目の前で何百人もの人間が殺され
自分も自分を守り国を、国に残る家族の将来をも守ろうとして
敵の人間を殺してしまうんだよ
殺したくないのに 本当は人として人間同士が殺しあってはいけないのに
殺さなくちゃいけなかったという戦争の時代の人たちもいるんだ
人を殺してしまったという、良心に反することで
自分を責めていた人もいたと思うよ

君たちは今、食べ物だって今は肉だ魚だとか、ゲームとか
お金さえ出せばいろんなものが手に入る
今の世の中 沢山の物があふれてるから

けど、戦中の人たちはお金も無いんだ
住む所も無かった人もいたんだ
病気しても、怪我しても、日本は貧乏のどん底で、治してももらえない
そして死んでいくんだ 生きていたいのに・・・
愛する人たちと別れたくないのに
戦争さえなかったら 誰も早くは死なず 自分も死なず
平和に暮らしていたのにね


食べ物って、一日にお芋一個がやっとだったりしたんだよ
お砂糖もとっても貴重で、お菓子なんて食べられなかったんだよ