2ヶ月前からずっと髪を切りたくて、

予約してはキャンセルをしていた。

理由は、いつもの体調不良。

 

今も体調がいいわけじゃないけど、

何とか出かけられそうなぐらいだったし、

引っ越したらしばらくはいけないから、

頑張って美容室に向かった。

 

ところが・・・。

また魔を引き寄せた。

 

ホームで待てど暮らせど電車が来ない。

JRのいつもの運転見合わせ。

反対方向はバンバン来るのに私の行きたい方は来ない。

やっときたと思ったのに全く動かない。

 

いよいよやばくなってきたので美容院に電話をした。

「30分の遅刻までなら何とか受け入れ可能です。」

神だ・・・。

 

結局JRは動かず、私鉄の最寄り駅まで走って行った。

50分も無駄にした。

電車が動いていたら15分で着く場所なのに・・・。

そして最初から私鉄に乗っていれば遅刻していなかったのに。

 

長い長い旅が終わって美容室に着いた。

結局家を出てから1時間15分経過していた。

着いた時は嬉しくて涙が少しでた。

諦めようかとも思ったから。

 

担当の美容師さんと電車の遅延の話に花が咲いた。

担当の美容師さん

「今日は遅れるってわかってたから最初っからJRには行かずに私鉄を使いましたよー。」

さすがです。

君子危うきに近寄らず、、。

今の若い子はすごいな。

 

もう自分が恥ずかしくなった。

生き延びるための1番のすべ、

それは状況に応じて柔軟に対応することだとわかっていたのに。

そしてやっぱりまずは情報命。

電車に乗る前は電車がちゃんと走っているのかの情報を得なければ。

改めてそれに気づかされた日。

 

夫が使っている電車遅延お知らせアプリ、

私もダウンロードするかな。

 

カットしてもらってスッキリ!

シャンプー後のマッサージも何もかもが神でした。

だけどこれが最後なんだと思うと名残惜しい。。

 

もうすぐ引っ越しだから、

窓たちにつけるカーテンを買いにインド雑貨のお店へ。

新しい家は一軒家で窓がたくさんある。

普通にオーダーのカーテンにしたら恐ろしい金額になるから

窓はリーズナブルなそれにすることにした。

 

昔からインド雑貨大好きなので、

今の家でもインド布やカーテン、

所々愛用中。

だから特に妥協したという感覚もなく。

 

店を物色していて見つけた象の置物が可愛すぎて思わず買いそうになった。

 

 

危ない危ない。

引っ越し前で

ものを減らさなくちゃいけないのに。

 

かわいいものの誘惑は怖いな。

 

ところでこの象、オンラインショップで商品の説明を見たら、

「古くなり着用しなくなった衣装の装飾部分をパッチワークでアップサイクルしたエシカルな商品です。」

と書かれていた!

 

本当だったら捨てられていたようなものが、

こんなにかわいい宝物に変わるんだな。

魔法だ。

奇跡だ。

象を大切で神聖なものとして扱うインド人の心がそのまま現れている素晴らしいクオリティだった。

やっぱり欲しい。

 

そして、古着に着いた装飾からこの象を生み出した

センス、デザイン力、知恵、器用さ、想像力と創造力。

全てが尊い。

 

私もそんな尊さが詰まった生き方がしたい。