岸田劉生展 | 象の夢を見たことはない

岸田劉生展

そういえば岸田劉生展 http://ryusei2011.jp/
こないだ日曜美術館で見た。
解説に出てた絵描きさんって前に日曜美術館で亡くなった方の似顔絵を描いてた人なのかな?

若い頃は美術館でどこかのガイドさんが何かを語っているのを立ち聞きするのを嫌っていたのだけど、今はそんなことはなく。まあ、知らないふりして聞くこともアリだなあと思えるようになった。

「絵は自分で見なくちゃいけない」っていう意地というか固定観念が無くなった。
解説だけがすべてではないけれど、少なくとも自分が絵と向き合って分かり得るモノっていうのはたいしたものではないとやっとわかったから。まあ、なんて自惚れてたんだろうと(苦笑)

やはり、その画家が好きで研究してる人っていうのは、すごく深いところまで見ているので、自分がなんとなく思ってたことをズバーっと言葉で表現されたり、逆に思ってもいなかったことをさらっと言われたりするとガツンとくる。
まあ、ボーっと見てて自分で気付くというのが絵や美術を見る一番の面白味なのだけど。それほどすべての人がすべてのことをわかるわけはなく。

最近よくこういう美術展のときは有料の音声ガイドサービスがあったりするのだけど、高いからって言わずに今度一度聞いてみようと思う。まあそれだけの価値があるか試しに確かめてみようと。
美術館もここんところのアートフェスやビエンナーレ・トリエンナーレなんかで変わってきてるみたいで、そこがいまどきの現代アートが美術館に逆に与えた効用なのかなぁと思ったりもする。美術って、その人のモノの見方をどれだけ変えられるかなんだよね、結局。とも思う。それに関わっている人が変わらない美術なら一般人には余計たいして意味なんてないだろうとも。

キワキワにいるドクドク。それがないならその人にとってそれは芸術じゃない。ほんとは究極に個人的なものだと思う。のだが。それが人と繋がっているという不思議を感得するっていうのも密やかな愉しみなのだと思う。慣れ合いではなく。。