『深夜特急』 沢木 耕太郎 新潮文庫
ベトナム人は地図が読めないと誰かがどこかで書いていたが、ベトナム人ガイドは読めた。
西洋人が箸が使えないというシーンをよく映画で見たが、ベトナムでツアーに参加していたイギリス人やオーストラリア人、アメリカ人、フランス人、それぞれ上手に使っていた。
ベトナムでは小学校を終えて、いちおうの読み書き計算ができたらそれで終わり。働きに出されるという家庭が少なくなかった。子供が多かったからである。今でも多い。今現役で働いているタクシーの運転手も押し並べると中等教育すら受けていないことが多い。数年前だとなおさらそうだ。シクロやバイクタクシーならさらに。したがって、地図を読めない人に地図をみせることが多いというような状況が生まれ、そのためベトナム人は地図は読めないという話になったのだろう。人が悪い体験ほどよく記憶するのは生存するための本能だし、そういう情報のほうを拾いやすい。
ベトナムでツアーに参加しようとする西洋人たちを思い出してみたが、それぞれ大学をでたりしていい仕事についている人たちが多かった。べつに日本食ブームはなくても、中華料理やベトナム料理、韓国料理など箸を使うことのあるレストランは海外にいくらでもある。そう考えると、日本人よりたくみに箸を使うイギリス人の女のコなどがいてもおかしくはない。日本人もけっこう自分を優位に考え勝ちなものだ。
状況も刻々と変化している。
いろんな情報があふれているけれど、ほとんどすべての情報は一部が正しく一部は誤りである。
古い情報、裏のとれない情報、ロジックが見えない情報、ロジックはあるが簡略化されたり感情によって変性されたりしている情報。
わっしのブログももちろん一部は正しくて、一部は正しくはない。
なんにせよ百聞は一見にしかずというのは古今東西変わることはない。現場に行かなきゃわからない。
実は深夜特急、読んだことないのである。で、こないだ買った。ベトナム行ってから買った。おそー。
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)/沢木 耕太郎

¥420
Amazon.co.jp
買ってから行くか、行ってから買うか。なんにせよ、この本おもしろい。
もうずいぶん昔に書かれた本なので、読んでも意味などないとおもって敬遠していたのだけれど。
というか昔文庫化されて流行ったときオンタイムで読まなかったので、なんだか腹がたって意地でこれまで読まなかったのである。まったく、そんな意地などなんの役にもたたない。
ネットで散逸した情報を繰るより、これを読んで出かけたほうがよほどタメになるかもしれない。
根強い人気がある本というのは、読まれている意味があるものだ。
あるいは、自分が動いていろんなものを見てきたからあらためて価値がわかるのかもしれない。
情報というのは、そんなふうに人の間にあって動くもので、自分も動きながら掴まないと価値などない。
あるいは、自分が動いていないときに掴んだ情報などは意味もないうえに害になることもある。
生き物であるということを忘れると、いろいろ手痛いしっぺ返しをくらう。そういうものらしい。
情報ってけっこう普段思っているより不思議なものだ。
というか、自分が動けてないとそういうことを忘れ勝ちなものである。
西洋人が箸が使えないというシーンをよく映画で見たが、ベトナムでツアーに参加していたイギリス人やオーストラリア人、アメリカ人、フランス人、それぞれ上手に使っていた。
ベトナムでは小学校を終えて、いちおうの読み書き計算ができたらそれで終わり。働きに出されるという家庭が少なくなかった。子供が多かったからである。今でも多い。今現役で働いているタクシーの運転手も押し並べると中等教育すら受けていないことが多い。数年前だとなおさらそうだ。シクロやバイクタクシーならさらに。したがって、地図を読めない人に地図をみせることが多いというような状況が生まれ、そのためベトナム人は地図は読めないという話になったのだろう。人が悪い体験ほどよく記憶するのは生存するための本能だし、そういう情報のほうを拾いやすい。
ベトナムでツアーに参加しようとする西洋人たちを思い出してみたが、それぞれ大学をでたりしていい仕事についている人たちが多かった。べつに日本食ブームはなくても、中華料理やベトナム料理、韓国料理など箸を使うことのあるレストランは海外にいくらでもある。そう考えると、日本人よりたくみに箸を使うイギリス人の女のコなどがいてもおかしくはない。日本人もけっこう自分を優位に考え勝ちなものだ。
状況も刻々と変化している。
いろんな情報があふれているけれど、ほとんどすべての情報は一部が正しく一部は誤りである。
古い情報、裏のとれない情報、ロジックが見えない情報、ロジックはあるが簡略化されたり感情によって変性されたりしている情報。
わっしのブログももちろん一部は正しくて、一部は正しくはない。
なんにせよ百聞は一見にしかずというのは古今東西変わることはない。現場に行かなきゃわからない。
実は深夜特急、読んだことないのである。で、こないだ買った。ベトナム行ってから買った。おそー。
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)/沢木 耕太郎

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買ってから行くか、行ってから買うか。なんにせよ、この本おもしろい。
もうずいぶん昔に書かれた本なので、読んでも意味などないとおもって敬遠していたのだけれど。
というか昔文庫化されて流行ったときオンタイムで読まなかったので、なんだか腹がたって意地でこれまで読まなかったのである。まったく、そんな意地などなんの役にもたたない。
ネットで散逸した情報を繰るより、これを読んで出かけたほうがよほどタメになるかもしれない。
根強い人気がある本というのは、読まれている意味があるものだ。
あるいは、自分が動いていろんなものを見てきたからあらためて価値がわかるのかもしれない。
情報というのは、そんなふうに人の間にあって動くもので、自分も動きながら掴まないと価値などない。
あるいは、自分が動いていないときに掴んだ情報などは意味もないうえに害になることもある。
生き物であるということを忘れると、いろいろ手痛いしっぺ返しをくらう。そういうものらしい。
情報ってけっこう普段思っているより不思議なものだ。
というか、自分が動けてないとそういうことを忘れ勝ちなものである。