THE KINGDOM キングダム/見えざる敵
- FBI捜査官4人。
- サウジアラビアの外国人居住区で自爆テロが発生する。巻き込まれた同僚の仇をとるため、サウジでの捜査を願い出るが、米政府の石油利権とのハザマでそれもままならない。
ある議員を脅して、サウジへのチケットを無理やり得るのだが、くびを覚悟で得たそのチケットの先には、文化と言語の壁が…。
アクション映画でありながら、その内容は濃密で、会話のひとつ、しぐさのひとつにそれぞれのバックグラウンドや思惑を匂わせながら物語は深く進攻していく。
組織人として、海外の人間と仕事をすることはメーカーではざらにある。また、海外で暮らしたり、長い間旅行したり、そういう経験がある人にとっては、彼らが最初にぶち当たる壁は、共感できるところがあると思う。
もう、ある種の懐かしさと後悔を持ちながらしか見れないのが哀しいところだが。。
相手の常識をお互いに突き崩す。そして、得られる何か。それがやはりバックグラウンドの違う人と仕事をする上での大きな醍醐味の一つで、ときにビッグパイが待ち受けているのだけど、お互いにってのが難しい。
そのパイも仕事とは違ったところにあることが多いのだが。
自分が突き崩されないと得られないものの方が大きい。でも、プライドというのはあらゆる段階で邪魔をしてくる。
ただ、相手も徹底的に突き崩さないとこっちの仕事が進まない。
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」、そういう意識がどちらにもないとたいしたものは得られない。
たとえ、お互い自らを崩したとしても、必ずそういう報酬が保障されているわけではない。
たいていの人は、それで意識も萎えさせられる。
苦労が報われなかったと思ってしまうし、事実仕事としてはそういう結果で終わることが多い。
特に、日本人側が精神的に疲弊する度合いは見ててデカい。そんなふうに感じた。
さらに言えば、たとえそれを突き崩してある高みに到達できたとしても、異なる組織の中でそういう友情なり成果なりを保ち続けるのはいろんな面で難しかったりもする。
そういうのは確かにある。
やはり映画である以上、ある程度劇的な訳だけれど、こういう映画でそれを鼓舞されると、高揚するし、後押しもされる。要は、お互い人間だっていうとこの根っこの部分で共感させられてるだけかもしんねーけど。
ただ、組織人としての運動神経で描かれているところが結構あって、それがこの映画の一番の魅力だった。
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途中までは。。後半は、まあそういうもんだろうと。
アメリカ人の映画だからそういうもんである。