旅の情報と生活の相関関係
『晴れ、ときどきサバンナ』も残すところわずか。かなしい
ザンビアで水に落ちたらビルハージア(住血吸虫病)に罹るというのが書いてあった。
昔は、「アフリカにはツェツェバエがいて」とかそういう情報がどこからか入ってきていた。
最近はなぜかそういう情報も少ないような気がして、なんでだろうなあと思っていたのだが、「すばらしい世界旅行 」とか「野生の王国」とか、そういう番組だったり、探検もののテレビ番組が結構あったのである。
海外へ行く手段が限られている時代だったので「兼高かおる世界の旅」なんていう世界紀行ものの番組などもあり、それがお茶の間の世界の窓だった。お茶の間なんていうのも既に死語なのか。。
まあ、今でも「世界不思議発見」とかは好きでやっていると見るが、なかなかそういうハードな情報を得られることはない。
そういう情報を見て不快に思う人が増えたからかもしれない。
わざわざそんなところまで探検したいという人は実は少ないのかもしれないのだけれど、いまでもHISやJTBでいくパック旅行の端っこに、そういう世界は口をあけて待っていたりする。
知らない間にそういう場所へ入り込むのだけれど、本人には自覚がなかったりするのである。
去年、マレーシアに行ったときにナイトトレッキングに参加した。雨が降ってなんどか中止になったあと、次の日にそこを去るというときに、たまたま晴れて参加することができた。
雨だといろんなモノが降ってくる。雨の雫と間違えてさわったらえらいことになることもある。
ナイトトレッキングといっても、夜行性の動物たちが見れることはまずない。彼らは人間などよりもずっと耳も鼻も聞き、人が気づくはるか前に逃げるからである。
よって、観察の対象は虫とか節足動物になる。なので、ナイトトレッキング、あまり期待しないほうがよろしい。
夜、それらを見つけるコツはライトを向けるとそれらの目が光ることでわかる。
ホタルの光よりもかすかだが、目が光を反射するのである。
ホタルだとおもって手をのばしたら、蛇だということがあるので、昔、親やじいちゃん、ばあちゃんに夜光っているものには手を出してはいけないと言い含められたが、今の人たちはあまりそういう経験もないのかもしれない。
結局、その日、サソリやら毒を持つ昆虫やらをいろいろレンジャーの人に教えてもらったのだが、なかなか怖い体験ではあった。
やはり、帰るとヒルに靴下の上から血を吸われていた。やつらは、つぶそうとしてもなかなか潰れない。タバコがあればいいのだけれど、タバコはもう10年以上前に辞めたのである。
いっしょのグループにアメリカ人がいたのだけれど、彼らはまだそういう情報の重要性を認識している。
それに自然観察をする目も備わっている。バリでもサイクリングツアーでアメリカ人に出会ったが、途中によった果樹園などでもいろんな知識をもっているのが、言葉の端々でわかった。
都会に住んでいても、キャンプやトレッキングなどで、子供の頃から自然と相対する時間があるし、それを大事にしているからだろう。
ヒステリックに対処してるだけでは能がない。
すべてを拒否できるわけはないし、そもそもほんとうに面白いのはそういうところにしかない。
日本人といえば世界遺産に落書きする程度なのでまあそんな程度なのかもしれない。当然、人にもよるが。。
そういや、レダン島で珊瑚を踏んづけている中国人団体観光客などもいたし、なにもそういうのは日本人に限ったことでもないのかも知れない。
で、最初に戻ってビルハージアで検索したら、あるページが出てきた。どうも、世界中を車で旅してるらしく、さらっとそんな情報が書いてある。どんな人なのかと思ったら、
http://homepage2.nifty.com/earthmyfriend/index.html
すごい。文だけ読んでたら、もっと若い人だと思ってました。すごい人だ。
やはりでも、こういう情報は、人に提供しようとするとこういう形になってしまうのかなあ。たぶん、まともに書いてたら、小説やらガイドブックが何冊も書けてしまう情報量だったりする。
すごく、さらっと書いてあって本当にその人が苦労したところは見えにくいのである。どうやって、病院に入るのかとか、何かを盗まれたあとどうやって過ごしたのかとか。体験したことがある人にしか行間は読めない。
まあ、うだうだ言ってないで、体験しろってことなのだろう。
最近、地球の歩き方も、ソフトな情報誌になってきている感もあるのだけれど、でもまだまだハードな記事も残していて、結構頼みの綱なのです。
ロンリープラネットでもよいのだが、やはり、写真も欲しいと欲張る自分としては、最近の、写真が多い、見栄えのするようなスカスカのガイド雑誌に負けないで、がんばって欲しいとひそかに願っていたりするのです