腸活のゴール
「短鎖脂肪酸」とは?
これまで
①食物繊維
②発酵食品
③オリゴ糖
④たんぱく質
⑤マグネシウム
についてお話してきました。
実はこれらには共通する大きな目的があります。
それが
短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)を作ること。
聞き慣れない言葉かもしれませんが
近年の腸活やマイクロバイオーム研究で最も注目されている物質のひとつです。
腸活の本当のゴールは何?
腸活というとヨーグルトを食べること
納豆を食べること
食物繊維を摂ること
そんなイメージがあるかもしれません
もちろんどれも大切です
でも
それ自体がゴールではありません
本当のゴールは、
「短鎖脂肪酸をしっかり作れる腸を育てること」
なのです
私たちが食べた食物繊維やオリゴ糖を腸内細菌たちが発酵させることで短鎖脂肪酸が作られます。
つまり
食物繊維やオリゴ糖は材料。
発酵食品は腸内細菌の仲間。
その結果生まれるのが短鎖脂肪酸です
例えば、
私はよくサッカーに例えます⚽
発酵食品は選手
食物繊維やオリゴ糖はごはん
そして
選手たちが試合で結果を出したものが
短鎖脂肪酸です
つまり、
短鎖脂肪酸は
腸内細菌たちが生み出した成果物✨️
なのです。
短鎖脂肪酸はどうやって作られるの?
発酵食品で善玉菌を補給する
食物繊維やオリゴ糖を摂る
すると
腸内細菌たちがそれらを発酵させ短鎖脂肪酸を作ります
その代表が
◎酢酸
◎酪酸
◎プロピオン酸
です。
名前は難しいですが、
これらは私たちの健康を支える重要な物質です。
短鎖脂肪酸は何をしている?
短鎖脂肪酸にはたくさんの働きがあります。
◎腸の細胞のエネルギーになる
◎腸のバリア機能を守る
◎悪玉菌が増えにくい環境を作る
◎免疫細胞をサポートする
◎自律神経に良い影響を与える
◎脳の働きにも関わる
①腸の細胞のエネルギーになる
特に酪酸は
大腸の細胞にとって大切なエネルギー源です
腸の細胞は3〜5日で生まれ変わっています
その腸を元気に保つためにも短鎖脂肪酸は欠かせません
②腸のバリア機能を守る
腸には栄養を吸収しながら有害物質や細菌の侵入を防ぐ
「腸管バリア機能」があります
短鎖脂肪酸はこのバリア機能を支える働きがあります。
③免疫機能を支える
身体の免疫細胞の約7割は腸に集まっています
短鎖脂肪酸は免疫細胞の働きをサポートし
身体を守る力の土台づくりに関わっています。
短鎖脂肪酸は
腸を元気にするだけではなく全身に影響する物質
なのです
アスリートにとっても重要な短鎖脂肪酸
スポーツフードアドバイザーとしてお伝えしたいのは、
アスリートは
「何を食べるか」だけではなく
「どれだけ吸収できるか」が大切だということです。
どれだけ良い食事をしていても腸が弱っていると…
たんぱく質
鉄
亜鉛
マグネシウム
などを十分に活用できません
筋肉も、回復も、成長も、まずは腸から始まります
そのため、アスリートほど短鎖脂肪酸を作れる腸づくりが大切なのです
腸には免疫細胞の約7割が集まっている
前回や上記にももお話しましたが
身体の免疫細胞の約7割は腸に存在しています
そのため腸内環境が整うことは身体を守る力にもつながります
実際に
腸内環境とアレルギー
感染症
慢性炎症
との関係についても研究が進んでいます
そのため、私は「免疫力を上げるためにはまず腸から」とお伝えしています
腸と脳はつながっている
最近よく耳にする「腸脳相関」という言葉
これは
腸と脳がお互いに情報をやり取りしているという
考え方です
例えば
強いストレスを感じるとお腹が痛くなる
緊張すると便秘や下痢になる
そんな経験はありませんか?
さらに近年短鎖脂肪酸は
脳や自律神経にも影響を与えていることがわかってきています
逆に腸内環境が乱れると
気分の落ち込みや不安感につながることもあります
幸せホルモンと呼ばれるセロトニン
気分の安定や睡眠に関わる大切な神経伝達物質です。
セロトニンの約90%は腸で作られていると言われています
もちろん脳でも働きますが材料づくりの多くは腸が担っています
ですから腸が元気になる=腸内環境が整うことは心の安定にもつながります。
腸は単なる消化器官ではなく
「こころと身体をつなぐ臓器」だと思っています
頑張りすぎる人ほど腸を大切にしてほしい
私が看護師として20年以上働く中で感じたこと
それは頑張りすぎる人ほど
身体の声を後回しにしているということです
誰かのために頑張る。
期待に応えようとする。
休むのが苦手。
そんな方ほど
呼吸が浅くなり
身体が緊張し
自律神経が乱れやすくなります
そしてその影響は腸にも現れます。
どれだけ身体に良いものを食べても
ストレスで身体が戦闘モードのままでは
腸は本来の力を発揮できません
私は「心・身体・栄養」を大切にしています
ここまでのシリーズで
食物繊維
発酵食品
オリゴ糖
たんぱく質
マグネシウム
についてもお話しており、もちろんどれも大切です。
そして、短鎖脂肪酸は腸だけではなく免疫、自律神経
脳、こころにも関わってきています。
だからこそ、私は栄養だけでは足りないと思っています。
ストレスが強いと腸は働きにくくなる
身体が緊張すると呼吸は浅くなる
こころが疲れると食事を整える余裕もなくなる
だから私は栄養だけではなく心と身体にも目を向け
フェムケア矯正で身体をケアする
カラーセラピーで心をケアする
そして栄養で短鎖脂肪酸を作れる腸を育て身体の土台をケアする
この3方向からにねアプローチを大切にしています。
すると
呼吸が深くなり
身体がゆるみ
こころが軽くなり
腸も本来の力を発揮しやすくなります。
腸も心も身体も全部つながっています
変えるケアではなく本来の自分に戻るケアを
それが私が大切にしている
「心と身体と栄養の3方向から本来の自分に戻れる心と身体づくり」です✨️

