トマトダイエットの効果は?
トマトダイエットをご存じですか?トマトは栄養豊富な野菜であり、ダイエット効果も期待できます。
しかし、間違った食べ方をすると効果は得にくいです。効率良くおこなうために正しいやり方を学ぶことが大事です。
今回はトマトダイエットの6つの効果を挙げながら、正しいやり方、成功のコツを解説します。おすすめレシピも紹介しているので、参考に最後までお読みください。
低カロリー
トマトは低カロリーです。1個(約200g)当たり約40kcal含まれています。
毎日食事に取り入れることによって、1日全体の摂取カロリーを抑えられます。また、糖質も1個当たり約7.4gと低いので糖質制限ダイエット中も食べてOKの野菜です。
食べ応えもあるので、しっかり噛むことで満腹感も得やすいです。
脂肪燃焼効果
トマトにはリコピンと呼ばれる成分が豊富です。リコピンは脂肪燃焼効果が期待できます。
皆さんも名前は聞いたことあるのではないでしょうか?京都大学の研究では、リコピンを含んだトマトジュースを摂取すると代謝がアップし、中性脂肪の低下が認められた結果が報告されています。
リコピンはトマトの赤い色素成分です。「トマトが赤くなると医者が青くなる」と呼ばれる程にトマトには健康アップ効果があります。ダイエット中にも積極的に摂取したい食品です。
便秘の改善
トマトにはペクチンという水溶性の食物繊維が豊富です。摂取すると便秘の改善が期待できます。
水溶性食物繊維は水分を含むとネバネバと粘着性を保ちながら大腸の奥まで届きます。そしてビフィズス菌などの善玉菌のエサとなってその数を増やし、腸内環境を整えてくれるのです。
腸内環境が良くなると便秘の改善の他に代謝アップなどの効果も期待できます。
むくみ改善効果
トマトにはカリウムが豊富に含まれています。むくみで悩んでいる人は、むくみ改善が期待できます。
同じ体重でも、むくんでいると太って見えてしまいますよね。カリウムは体内のナトリウム濃度と均衡を保つ性質があるので、塩分を摂りすぎた場合は余計な水分として排出してくれます。
むくみ改善で、スッキリ・ほっそりとした見た目を維持できます。
血流を良くするのに役立つ
トマトの栄養素と言えば「リコピン」が頭に浮かぶ方も多いのではないですか?リコピンは強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の発⽣やはたらきを抑制したり、活性酸素そのものを除去してくれる優れもの。
強い抗酸化作用により血液中のコレステロールの酸化を抑制することで、血管の健康維持を助けたり、血流を良くしてくれるのです。
また血流が良くなることで、代謝が促進され太りにくい体作りを目指すことができます。リコピンには肌をきれいに保つはたらきもあり、きれいにやせるには不可欠なアイテムですね。
美肌効果
トマトには美肌効果があることをご存じですか?リコピンには強い抗酸化作用があります。
抗酸化作用によって血管や細胞の老化を防止します。メラニン色素の生成を抑える働きもあるので、シミを防いでハリ・ツヤのある肌を維持してくれます。
ダイエット中はストレスによる肌荒れが起こりやすいです。トマトでリコピンをしっかりと摂取して、ダイエットとともに肌のお手入れもしましょう。
1日2個食べる
トマトは1日2個食べましょう。一気に食べるのが難しい場合は1日の中で2食に分けて食べてもOKです。
加熱するとかさが減って食べやすくなります。トマトに含まれるリコピンは加熱しても効果が下がることはありません。むしろ、体への吸収率が上がります。
生の状態で食べる際は、よく噛んで食べるように注意してくださいね。
食事の最初に食べる
トマトは食事の最初に食べるのがおすすめです。トマトに含まれるリコピンの影響で、最初に食べた方が血糖値の急上昇を抑えます。
血糖値の急上昇は肥満や糖尿病のリスクを上げるので注意が必要です。トマトを食事の最初に食べると、その後に血糖値が上がりやすい食品を食べても急上昇しません。
さらに、満腹感も出るので全体的に食べる量を減らすメリットもあります。
食べるタイミングは夜がおすすめ
食べるタイミングは夜がおすすめです。夜ごはんは1日の中でもカロリーを多く摂る傾向があります。
代謝されずに余った糖質や脂質は、寝ている間に脂肪となって蓄積されます。消化不良は睡眠の質の低下にもなるので注意です。
トマトを食べることによって摂取カロリーが抑えられ、夜ごはんの食事量も減らせます。
トマト缶やトマトジュースもOK
トマト2個が食べづらい人はトマト缶やトマトジュースを使ってもOKです。可能な限り、添加物が入っていないものを選ぶのがおすすめです。
トマト缶やトマトジュースは料理にも使いやすいです。ただし、塩分の摂りすぎは食欲アップに繋がるため、無塩の商品を選ぶようにしましょう。
また、ケチャップは砂糖が多く含まれているのでダイエットには向きません。トマトダイエット中は使用を控えるようにしてください。
加熱するとダイエット効果アップ
リコピンは加熱することで吸収率がアップします。冷たいだけではなく、加熱して食べてみてください。
冷たい料理ばかり食べていると体が冷えて代謝が下がる恐れがあります。特にトマトは体を冷やす作用があるので、積極的に加熱調理して食べましょう。
スープやシチューに入れたり、他の具材と一緒に炒めたりしても美味しく食べられます。
脂肪燃焼作用がある
京都大学大学院 農学研究科の研究チームが、トマトから脂肪肝や高脂血症などの脂質代謝異常の改善に有効なことがわかってきました。