1.プロテインを飲むと太る?
プロテインを飲むと太るかどうかは、飲み方次第です。実際に体脂肪が増えるかどうかはカロリー収支で決まります。
よって、プロテインを飲んで摂取カロリーが消費カロリーを上回ると体脂肪が増える可能性があります[1]。
プロテインが太る直接的な原因となるのではなく、どんな食品でもカロリーオーバーになると太るので、適切な量を摂取するようにしましょう。
自分の1日に必要な推定カロリーと消費カロリーを知っておくと、体脂肪の増加を防ぎやすくなります。
2.「プロテインは太る」と考えられる理由
体脂肪や体重の増加は、プロテインの摂取量ではなくカロリー収支によって決まるとされています。
しかし、プロテインが太る直接的な原因となるわけではないのに「プロテインを飲むと太る」といわれることは少なくありません。
この理由として、「体重が増える=太る」と考える方がいることが挙げられます。
体重が増えるのには「筋肉量が増える」と「体脂肪が増える」の二つのパターンがあり、体積が同じ場合では筋肉の方が脂肪よりも重いため、減少した脂肪量と同じ体積の筋肉量が増えた場合でも体重は増えます。
この仕組みを理解していないと、プロテインを飲んで体重が増えたとき「プロテインは太る」と勘違いしてしまうことになりかねません。
3.太る可能性があるプロテインの飲み方
1.プロテインを含めた摂取カロリーが多い
消費カロリーを摂取カロリーが上回っている場合は、有酸素運動をして消費カロリーを増やしましょう。
運動をしない場合は、プロテインの摂取量を減らしたり、食事量や内容を見直したりすることで、摂取カロリーを抑えてください
2.プロテインを割るもののカロリーが高い
プロテインを割るもののカロリーが高く、消費カロリーよりも摂取カロリーが多い状態になっている可能性があります。
プロテインは、水の他に牛乳や豆乳、スポーツドリンク、ジュースなどさまざまなもので割って味を変えて楽しめますが、カロリーが高いものには注意が必要です。
4.プロテインを飲むタイミングによっては太る?
「運動後にプロテインを飲むと太る?空腹時は?」「就寝前にプロテインを飲むとどうなる?」と疑問に感じることがあるかもしれません。
前述したようにプロテインを飲むことで直接的に体脂肪が増えることはありません。
また、飲むタイミングによって体脂肪の増加しやすさが変わることはありません。
あくまでも太るかどうかはカロリー収支で決まると覚えておきましょう。
ただし、プロテインは、飲むタイミングによって体への働きが変わるとされています。
プロテイン摂取の目的に応じて、飲むタイミングを調整するようにしてください。
低糖質・低脂質のものを選ぶ
ダイエット中に飲むプロテインを選ぶ際には、「低糖質」なものや「糖質ゼロ」の商品を選ぶようにしましょう。また、ダイエット中には糖質量だけに目を向けるのではなく、「低脂質」なものを選ぶのもポイントです。
低糖質・低脂質なプロテインを選ぶ際には商品パッケージに「糖質オフ」「ダイエット向き」などの表記がある場合が多いので、探してみてください。
腹持ちがいいものを選ぶ
プロテインは主に「ホエイプロテイン」「カゼインプロテイン」「ソイプロテイン」の3種類があります。
ホエイプロテインは吸収速度が速く、運動後にタンパク質を補給したい人に向いています。腹持ちをしっかり感じたいダイエット中の方には、消化吸収がゆっくりなカゼインプロテインやソイプロテインが腹持ちが良くておすすめです。
また、飲みごたえがある商品から選ぶのも良いでしょう。