南国の九州や四国まで積雪のニュースの中でさいたま市は快晴で梅が咲く朝。
新潟県育ちの主人も私も早朝の犬の散歩で
「さいたまはありがたいわね。新潟ならまず雪かきしないと1日が始まらなかったわね」
と言いながら公園を散歩する。
この冬一番の寒気の中、早朝はまだ風もなく穏やかでした。
大宮公園の梅もかなり咲いています。
今、御殿が火事で焼けた田中角栄氏に関する本を読んでいるのですが、
新潟育ちで東京の目白に住んでいた角栄氏も東京の冬に雪国新潟の冬の厳しさを思いめぐらしたのか、
越後山脈の一部を切り崩して(その土は新潟から佐渡まで埋め立てて)新潟の雪を減らす構想もあったようで
新潟をぐるりと取り囲む越後山脈が関東に雪を降らせない日本列島の構造を改造しようともしていたのだとビックリします。
滋賀にも岐阜に山陰山陽も九州や四国まで雪を降らせたこの強い寒気。
故郷の雪国を離れて雪の降らないさいたまに住むことのなんとなく感じる後ろめたさ
実家も無くなった故郷の92歳過ぎても野菜や漬物をおくってくれる母の友人に
「雪かきと雪下ろしはぜったい自分でしないでね。雪かきカンパ送ったから」と電話すると
「道路は除雪車がしてくれるよ、雪下ろしはもう自分でしないでひとに頼むよ」と言う。
92歳で畑に野菜を作り送ってくれる方は家の前から公道まで自分で雪かきするようです。
息子は10年以上前に夫は3年前に亡くして一人暮らしの方、雪国の女は逞しいのです。