運命を作っていくのは心。心は生まれた日の干支の干。

木火土金水の五行の陰陽の甲乙丙丁・・・の十干に心が読み取れるの観点から書いてきましたが、

金⇒攻撃本能。庚(かのえ)辛(かのと)

火⇒伝達本能。丙(ひのえ)や丁(ひのと)

と書いてきて、次は何を書こうと思いながら五行の特徴をみると、

木⇒甲乙は守備本能。生きて成長する五行(生涯現役の人が多い)。

土⇒戊己は引力本能。愛と財の引力(経済人に多い)。

水⇒壬癸は習得本能。向上心、探求心(研究者や先生が多い)。

 

木は五行の中では生きて成長するもの。甲(きのえ)は自分を守る、乙(きのと)は集団で守る特徴があるのですが、

気になる人を観ても経済界や芸能界にはそんなに多くありません。

ただ、ゆっくりと成長する大樹のように歳を重ねて前進する人、生涯現役に多いような気がします。

作家から政治家になった石原慎太郎氏、

ライターから作家、そして哲学者のような五木寛之氏。

脚本家として90歳過ぎても現役の橋田寿賀子さん。

宝塚社員、東宝社員、越路吹雪マネージャー、作詞家、翻訳家と多才で生涯現役だった岩谷時子さん。

政治家では中曽根康弘氏のように未だに政財界に影響力を持つ人。

経済界では少ないのですが渋沢栄一氏、資本主義の父と呼ばれる実業家で晩年は社会公共事業に熱心で、

体が丈夫でなく大病を克服しながら日本の近代化に貢献された。

米沢先生のように20代でガンを発病し、沢山のガンとの闘病しながら未だ数学者・エイセイストと大活躍。

土(財力)の養分を吸い上げて火(太陽)と水(雨)で葉や実をつけて、自分を成長させ生涯現役の方が多い甲(樹)の人。

 

甲の日干を持つ人 年齢(故人)

渋沢栄一      (91)

中曽根康弘     99

岩谷時子      (97)

橋田寿賀子     92

有馬稲子      85

米沢富美子     79

石原慎太郎     85

五木寛之      85

平尾誠二      (54)

松岡修造      50

 

何年か前に日経新聞の私の履歴書に有馬稲子さんが記事を書いていましたが、

男友達や恋人や元夫に対してもすごくストレートな表現でビックリしました。

辛の草笛光子さんは元夫のことはあまりにもあっさりと、結婚した過程も離婚の経緯も書いていなくて、

他の男性とも恋愛めいた話はほとんど書いていませんでした。

丙の浅丘ルリ子さんは男友だちや恋人や元夫に対する温かく優しい書き方。

甲(木・樹)の人は正直、頑固、マイペースで見た目そのままの方が多いのですが、

有馬稲子さんの男友達や愛人や元夫の記事はストレートで、名前を出された男性たちは困っただろうなと思ったものでした。

松岡修造氏のように財閥の御曹司で、テニスプレーヤーとして世界的に活躍した経歴でなく、

素のありのままのキャラクターでマルチタレントとして活躍中(十二大従星は天印星が2)の人も樹木の個性。