もしかしたら…?

薬を少し塗れば治るかもしれないと思った。


このとき、薬=治すものって認識。


薬が対処療法だということなんて知らなかったんです。

ステロイドがどんな薬なのかも調べたことがない。


とにかく、息子の肌を綺麗にしてあげたい。


この、綺麗にするというのが息子のためではなく、

結局は見た目上のことを気にしている自分のためでしかなかったと

今は思います。。

周りの目、反応ばかりを気にしていた。。




薬を使い始めると

これまで悩んでいた乳児湿疹が嘘のように引き、

ステロイドは本当に魔法のようなモノだと感じました。


今までの数ヶ月間の悩みが一気に吹き飛んだ。



なんでもっと早く使ってあげなかったんだろう…

遠回りして息子に可哀想な思いをさせてしまった…


当時はこんな風に思った。




薬を使い始めるまではあれほど嫌だった薬も

一度使い始めたら

湿疹や赤みがないし、

笑ってる息子に嬉しくて嬉しくて

薬というものに

全く抵抗がなくなってしまった…


周りからも


それで良かったと思うよー

可哀想だったもんねー


言われて

これで良かったんだと

薬に対する不安感が薄れていきました。



薬を使わずに脱保湿や脱風呂をしている人もいたけど


可愛い時期に血まみれで可哀想…

辛い思いをさせなくてもいいいのに…


そう思っていた。


お風呂上がりの保湿をしていると

パパが

「俺も小学校低学年までステロイド使ったけど

今はほら、なんともないから大丈夫だよ」


って言ってた。


パパも使ってたんだ…

ってここで初めてパパの肌事情を知る。



小学校低学年ってまだ少しあるけど

それまでの間、私が塗ってあげればいいか…


大人になったパパは問題なく普通に過ごしているし、

痒そうにしている姿なんて見たことなかったから

パパが言ってる言葉に安心したのを覚えています。

息子はきっとパパと同じようになるんだ…って。



これで本当に良かったのかなぁ…と

不安になることもあったけど

毎日繰り返して塗っていっても

今すぐ大きな症状として出るわけじゃないから

ステロイドを使うことがこわいことではないと

完全に感覚が麻痺してしまった😣


使用頻度としてはほぼ毎日使ってしまっていました。


(薬には効果もあるけれど、副作用もあります)



けれど、本当に使いたく無かったの?って

なるくらい

小児科に薬を貰いに行って

「多めにください」なんて言ったこともある😰


本当に薬使いたくなかった人の言葉かーーー!?

本当に子どものこと考えてんのかーーー!?

って突っ込みたくなる。。




薬を使うのは嫌だと言っていたけど

いざ、使うときは

薬がもたらす副作用のこと、

長期的に使うことで身体に与える影響など

何も調べたことがない。


私のしてきたことは

本当に息子のためを思って選択してきたことなのか…

って思ってしまうような行動でした。