ありがとう
改めて、、、
今日9月28日は
ステレオポニーにとって10枚目のシングル「ありがとう」のリリース日です
この曲「ありがとう」は大切な想いを込めたいとAIMIがずっと作りたかったけど、、、
大切な人の死という現実と向き合うのが辛くて、この気持ちをひとつの形にしてしまうのが恐くて、作りたくても作れなかった曲でもあります。
AIMIにとって、お父さんのような存在の「ニィニィ」。
始めて会ったのは中学3年生のころ。
あじさい音楽村出身の今では先輩にあたるHearts Growのストリートライブを那覇の国際通りで観たのがAIMIにとって初めてのライブだった。
なにかに惹きつけられて、目を奪われて、それからバンドに興味を持ってよくライブハウスにも行くようになった。
そこによくライブを観に来ていたAIMIに、「音楽やってみたら?」って声を掛けてくれたのがニィニィだった。
最初はなに?このおじさん?いきなり?
って少し恐かった。
目付きが鋭くて初対面なのに真っ直ぐにAIMIを見ていたから、、
音楽は中学生のときからやってみたいなぁ~くらいのものだった。
バイトも出来る歳じゃないから楽器を買うお金もない。
音楽をしている家庭に育ったわけでもないから環境も無かった。
興味半分では手が出せない壁があった。
だけどニィニィはあじさい音楽村のあるもとぶ町から2時間以上かかる場所へとバンドの先輩に頼んでまで何日もかけてAIMIを捜してくれた。
夢があるなら全力でサポートするからって一緒に頑張ろうって言ってくれた。
それからAIMIはこんなにダラダラした生活を変えなくちゃって家族と離れてひとりでもとぶに住んだ。
最初は、同じ沖縄なのになまりが違ってなに喋ってるのか分からないことがあって外国に来た気分だった。
友達も一から作らなきゃ行けなくて、学校でもスタジオでも居場所が無くて帰りたいなってすぐ諦めてた。
けどニィニィはいつでもAIMIを心配してくれて叱ったり、慰めたりしてくれた。
AIMIがAIMIを諦めてしまうときでも、ニィニィは諦めないでいつでも真っ直ぐに見ていて応援してくれた。
そんなニィニィが居たから音楽を初められて、バンドが結成して、あじさいが家になって、仲間が家族になった。
いつもパワーがみなぎっていてみんなにそれを分けてくれていたから
ニィニィが病気と聞いたときも、
始めは。。ううん。
最後まで信じてなかった。
ずっと一緒だと思ってた。
明日も明後日も勝手に日が昇って沈んでまた勝手に昇っていくから、当たり前に来てくれる明日や明後日だって思ってた。
そんな毎日が幸せで一日一日が特別で大切なんだって気付けなかった。
だから改めて「ありがとう」ってちゃんと言えてなかった自分にすごく腹が立った。
悔しくて悔しくて、、
思い返したくもないからその気持ちを無視することしか出来なかった。
少し立ってニィニィのことが本になった。
それはニィニィと一緒に取材も受けていた本だった。
まさかニィニィが亡くなって世の中に出ることになるなんて思わないで取材もしていた。
本が出て、、
次は映画化されることにもなった。
映画の主題歌を歌わせてもらえることになって、そのことが決まってもそれはリアルでは無かった。
AIMIにはまだ現実に目を向ける強さが無かったから。
でも、「天国からのエール」を「ありがとう」がちゃんとした形になる前の段階から観させてもらったときに、スクリーン越しに、阿部さんの瞳越しにまたニィニィに会えた。
ニィニィに会えて忘れちゃ行けないことをまた思い出すことが出来た。
歌わなきゃ!
映画に関わってくれているみんながこんなに一生懸命なんだ!
ニィニィを残さなきゃ!
その一部になりたいっ!
って思うことができた。
とっても温かく背中を押して貰えた。
それから無視することしか出来なかったあの時の感情を迎えに行くことからのスタートだった。
たくさん、たくさん、想い出した。
みんなで話した。
ちゃんと、「ありがとう」って言おう?
みんな同じ気持ちだった。
それでも歌詞を作るのは難しかった。
すべてをそこに詰め込むことは不可能なんじゃないかって、、
でも、この気持ちを空に届け続ければまたいつかこの想いが少し変わっていくかもしれないって。
だからずっとずっとニィニィが見てくれているはずだから、ずっとずっと歌わなきゃ!って。
ほんとは目を合わせてちゃんと言いたかったよ。
AIMIと出逢ってくれてありがとうって。
一緒に過ごしてくれてありがとうって。
あの人は太陽みたいに世界を輝かせる人だから空に、太陽に歌うと届くかもしれないから。。
だからこの「ありがとう」が生まれました。
この曲で、映画で、なにか感じてもらえたら本当に嬉しい。
そして、この曲を聞いて思い浮かぶ人が居たら、きっとその人はかけがえのない大切な人だから。
一緒に居ると恥ずかしくて言えないことが当たり前になっちゃうけど。
でも、言ってあげて欲しいです。
「ありがとう」って。
長い記事をここまで読んでくれた人、ありがとう。
文章にするのって難しいけど、、
この想いが届きますように。
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今日9月28日は
ステレオポニーにとって10枚目のシングル「ありがとう」のリリース日です
この曲「ありがとう」は大切な想いを込めたいとAIMIがずっと作りたかったけど、、、
大切な人の死という現実と向き合うのが辛くて、この気持ちをひとつの形にしてしまうのが恐くて、作りたくても作れなかった曲でもあります。
AIMIにとって、お父さんのような存在の「ニィニィ」。
始めて会ったのは中学3年生のころ。
あじさい音楽村出身の今では先輩にあたるHearts Growのストリートライブを那覇の国際通りで観たのがAIMIにとって初めてのライブだった。
なにかに惹きつけられて、目を奪われて、それからバンドに興味を持ってよくライブハウスにも行くようになった。
そこによくライブを観に来ていたAIMIに、「音楽やってみたら?」って声を掛けてくれたのがニィニィだった。
最初はなに?このおじさん?いきなり?
って少し恐かった。
目付きが鋭くて初対面なのに真っ直ぐにAIMIを見ていたから、、
音楽は中学生のときからやってみたいなぁ~くらいのものだった。
バイトも出来る歳じゃないから楽器を買うお金もない。
音楽をしている家庭に育ったわけでもないから環境も無かった。
興味半分では手が出せない壁があった。
だけどニィニィはあじさい音楽村のあるもとぶ町から2時間以上かかる場所へとバンドの先輩に頼んでまで何日もかけてAIMIを捜してくれた。
夢があるなら全力でサポートするからって一緒に頑張ろうって言ってくれた。
それからAIMIはこんなにダラダラした生活を変えなくちゃって家族と離れてひとりでもとぶに住んだ。
最初は、同じ沖縄なのになまりが違ってなに喋ってるのか分からないことがあって外国に来た気分だった。
友達も一から作らなきゃ行けなくて、学校でもスタジオでも居場所が無くて帰りたいなってすぐ諦めてた。
けどニィニィはいつでもAIMIを心配してくれて叱ったり、慰めたりしてくれた。
AIMIがAIMIを諦めてしまうときでも、ニィニィは諦めないでいつでも真っ直ぐに見ていて応援してくれた。
そんなニィニィが居たから音楽を初められて、バンドが結成して、あじさいが家になって、仲間が家族になった。
いつもパワーがみなぎっていてみんなにそれを分けてくれていたから
ニィニィが病気と聞いたときも、
始めは。。ううん。
最後まで信じてなかった。
ずっと一緒だと思ってた。
明日も明後日も勝手に日が昇って沈んでまた勝手に昇っていくから、当たり前に来てくれる明日や明後日だって思ってた。
そんな毎日が幸せで一日一日が特別で大切なんだって気付けなかった。
だから改めて「ありがとう」ってちゃんと言えてなかった自分にすごく腹が立った。
悔しくて悔しくて、、
思い返したくもないからその気持ちを無視することしか出来なかった。
少し立ってニィニィのことが本になった。
それはニィニィと一緒に取材も受けていた本だった。
まさかニィニィが亡くなって世の中に出ることになるなんて思わないで取材もしていた。
本が出て、、
次は映画化されることにもなった。
映画の主題歌を歌わせてもらえることになって、そのことが決まってもそれはリアルでは無かった。
AIMIにはまだ現実に目を向ける強さが無かったから。
でも、「天国からのエール」を「ありがとう」がちゃんとした形になる前の段階から観させてもらったときに、スクリーン越しに、阿部さんの瞳越しにまたニィニィに会えた。
ニィニィに会えて忘れちゃ行けないことをまた思い出すことが出来た。
歌わなきゃ!
映画に関わってくれているみんながこんなに一生懸命なんだ!
ニィニィを残さなきゃ!
その一部になりたいっ!
って思うことができた。
とっても温かく背中を押して貰えた。
それから無視することしか出来なかったあの時の感情を迎えに行くことからのスタートだった。
たくさん、たくさん、想い出した。
みんなで話した。
ちゃんと、「ありがとう」って言おう?
みんな同じ気持ちだった。
それでも歌詞を作るのは難しかった。
すべてをそこに詰め込むことは不可能なんじゃないかって、、
でも、この気持ちを空に届け続ければまたいつかこの想いが少し変わっていくかもしれないって。
だからずっとずっとニィニィが見てくれているはずだから、ずっとずっと歌わなきゃ!って。
ほんとは目を合わせてちゃんと言いたかったよ。
AIMIと出逢ってくれてありがとうって。
一緒に過ごしてくれてありがとうって。
あの人は太陽みたいに世界を輝かせる人だから空に、太陽に歌うと届くかもしれないから。。
だからこの「ありがとう」が生まれました。
この曲で、映画で、なにか感じてもらえたら本当に嬉しい。
そして、この曲を聞いて思い浮かぶ人が居たら、きっとその人はかけがえのない大切な人だから。
一緒に居ると恥ずかしくて言えないことが当たり前になっちゃうけど。
でも、言ってあげて欲しいです。
「ありがとう」って。
長い記事をここまで読んでくれた人、ありがとう。
文章にするのって難しいけど、、
この想いが届きますように。
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