これは、僕の恋愛の物語だ。








ライオン、ゾウ、火を吹く人、テント、



キラキラして楽しそうな場所



僕は6このボールをジャグリングしてる



子供たちがキャッキャと走り回っている。







「おい、時間だぞ」



「はい!今行きまーす」






陽気な雅楽隊が笛を吹き、太鼓を鳴らし


旗を振って



はじまりの合図を送っている





みんな楽しそうだ





ライオンが輪をくぐり


その周りを着飾った大きなゾウを


アフリカからやってきた、いかにもゾウを乗りこなしそうな男が操り、回っている




僕は鏡を見た


口角を上げなくても

上がっている自分の顔を見て



さらに口角を上げてやった





さぁ、出番だ———




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空港




これ、読んで

ハニカミながら、男の子は、女の子に手紙を渡した




「またねーーーーー!」




今年も、友達が帰国していく

またがあるのだろうか


もう期待するのも辞めた




オーストリア


ウィーン




街角でバイオリンを弾き


インディアンのような陽気な人達が


上下に体を揺らしながら

笛をふいている




雪が降っている



道路はやけに広くて

車は僕の進行方向と逆を向き

やけに早く去っていく



広く3車線あるのに一方通行のこの道の脇を歩いていると

なんだか



過去にタイムスリップしているみたいだ




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家に帰ると



母はドラマを観ている



父「ごはんまだかー」

母「わかっとるわいな」



まだドラマを観ている



毎日恒例だ




この後はケンカが始まる





嫌な時に帰ってきたな





「公園行ってくる」





帰ってきて、荷物を置いたら

そのまま家を出た





僕は父の転勤で日本から来て、

日本人の家族で、日本人学校に通っている




ここでは、僕らは外人だ




「チンチャンチョン」



あぁ、ドイツ語は話せないけど、これだけは知ってる



アジア人をバカにする言葉だ




顔を見ればわかる




友達になれたらいいのに




友達の前ではいつも笑ってる


陽気な僕




どうせみんないなくなる




笑顔を作っていた方が楽だ





ケンカも少なくて済むし



楽しい雰囲気になる





そう感じていた