飛騨高山で、ロワが足を引きずっていた為、週明け病院へ向かった。
「川で遊んだ時に、足を滑らせたのかも?」
「草むらで、知らないうちに虫に刺されたか、何かで足を切ったのかも?」
いろいろ原因を考えて、足を見ても何の外傷もなく、触っても痛がることもなく、ただ足を引きずってる。
足を引きずりだしてから、しきりに足を舐めるロワ。普段はそんなことしないから、よっぽど痛いんやって心配になる。
足の裏が徐々に赤くなっていることに気づき、ずっと舐めてるからかとも思ったが、皮膚全体が赤くなって、おなかに赤い点々が出てきた。
疑問で頭がいっぱいのまま、病院へ向かい、診察の結果、先生の話は、
「足の間接、筋には問題はないですね。旅行先で何か違うもの食べさせた?アレルギーが出てるから、しばらく薬を飲ませます。5日分出しますから様子を見て下さい。」
ご飯はいつも通りだったので、原因はわからず。
処方された薬は
・プレドニン5mg(副腎皮質ホルモン)
炎症やアレルギー性の病気の症状を改善。
・ペリアクチン4mg(抗ヒスタミン剤)
・ポララミン2mg(抗ヒスタミン剤)
アレルギーを起こす物質の働きを抑えて、じん麻疹、鼻炎等の諸症状を改善。
薬を与えた翌日、足の赤みが少し引いた気がした。
ロワも足を引きずることなく歩いてる。
薬の効き目に一安心したものの、もうひとつ気になることが…。
「先生、エメがおりものみたいなのが最近出てる気がするんです。」
もしかしたら、妊娠したのかも?と期待していたが、
「エメちゃん、避妊手術してなかったよね?もしかしたら子宮の病気かも知れないから、おしっこを採ってきて下さい。」と、先生。
ロワの子供を産んでほしくて、避妊手術はしてないエメ。手術をしないと病気になるリスクがあることは覚悟してたけど、いざ子宮の病気かもしれないと言われると、不安になった。
仕事で私が病院へ行けなかったので、仕事休みだった旦那さんが病院へ行ってくれることになった。
小さなスポンジに棒がついたもので、おしっこを採尿する。
何でもオモチャにしてしまうエメ。これも例外ではなく、エメがトイレに行っておしっこポーズになったら、すかさずスポンジを構える。オモチャで遊んで貰えると、おしっこせずに飛びついてくる。
そんな戦いを、朝から始めて、やっとの思いで採尿成功したのが、昼の2時。
スポンジの袋に、『採尿後はなるべく早く獣医さんにお渡し下さい。』と書かれている。
採尿したスポンジと、エメロワを連れて、病院へ急いで行く。
病院へ入ると、「午前の診察は終わりましたよ。午後は5時からになります。スポンジはお預かりしますね。」と、看護士さん。
診察券に診察時間書いてあるやん。見た?って、旦那さんに聞いたら、
「だって、早く持って行けって書いてあるし、それに…さぁ…。」
スポンジの袋には続きがあり、『※やむなく時間をおくときは、冷暗所に置いて下さい。』と書かれてある。
「冷蔵庫に入れるのは、ちょっと抵抗あったから、持って行った。」とのこと。
旦那さんらしいなと、少しあったかい気持ちになったのも束の間、
「尿検査の結果さぁ、エメ、おしっこに結晶が出てるって。今日からエメだけ缶詰や。」と、袋から缶詰を5つ並べる。
ヒルズの特別療法食 プリスクリプション・ダイエット(犬用)
『下部尿路疾患やストルバイト尿石症の犬の食事管理のために成分を調整した特別療法食です。』と書かれている。
病院で先生から言われたことを伝えられたが、いまいち理解まではいたらず、とりあえず、翌朝からエメだけ缶詰。
日頃、エメロワのご飯はカリカリのフードのみで、特別な事がない限り、おやつも缶詰もあげてない。
「エメたんだけ、特別やん。おいしいんかなぁ?」なんて、呑気なことを言っていた。
翌朝、ごはんの時間。
エメのお皿に、缶詰を半分入れる。丸飲みするので、スプーンで細かくほぐしてたら、なかなか美味しそうな匂い。
エメも待ち切れず、私の足に前足をかけて、テーブルの上を、くんくんしてた。
ロワのカリカリご飯も用意して、薬の用意。
一緒にご飯をあげると、バトルが始まるので、ロワだけいつもゲージの中で食べさせているのだけど、エメのご飯の方が美味しそうな匂いがしてるのか、自分のカリカリご飯を食べ終えた後、エメの方をしきりに気にするロワ。
目隠しをして、見えないようにしてたけど、匂いで分かるよね。
缶詰を、むしゃむしゃ美味しそうに食べるエメ。BUHIにしては、ほっぺのタルタルが少ない方やけど、そこに缶詰が詰まるのか、顔を斜めにしたりしながら完食。
食事療法のほか、薬も処方された。
・バイトリル50mg(抗生物質)
犬・猫の尿路感染症の治療薬。
薬を与えていること、ご飯が缶詰に変わったこと。それ以外は、いつもと変わらない時間を過ごし、ネットでエメの病気について調べ始める。
ストルバイト尿石症
尿の中に結晶が出来て、ひどくなると、膀胱炎になったりする。
尿石症になる原因としてビタミン・ミネラルバランスの悪さ、飲水量の不足、肥満や運動不足などがある。また尿結石を作りやすい体質もあるため、遺伝性も考えられているらしい。
症状としては、「オシッコがあまり出ていない感じがする」「オシッコの時間が長い」「どことなく元気がない」「水を飲む量が増えてきた」「血尿」などがある。ほかにも、オシッコがたまった膀胱を圧迫されるため抱かれるのを嫌がったり、膀胱や尿道にある石が粘膜を傷つけるため、排尿する度に痛くて悲鳴をあげたりすることも多いとのこと。
尿石症は一度発生すると、管理不十分により再発することも多い病気。
確かに、エメはトイレに行ったかと思ったら、ほんの少しのオシッコしか出ない。普段から水もあんまり飲まない。抱っこしようとしたら、う~って最近唸ってくる。思い当たる点がいくつかあった。
この病気はうつるものではなく、体質によるので、一度治ったからといって元に戻すことは出来ない。
オシッコを酸性に保つ必要があって、野菜や果物は避けて、肉・卵中心の食生活にしなければいけない。
水分を採る必要があるので、カリカリご飯より、缶詰のようなウェットなご飯にしなければいけない。
全く今までと逆の食生活。大好きなキャベツやバナナは食べられない…。
とにかく食事療法と抗生物質で様子を見てから改善するかしないか、結果次第。
調べるうちに、あまり呑気にも考えていられなくなり、涙が出てきた。
大き過ぎる瞳のせいで、目に傷を負って失明するかもしれないと言われたり、お転婆過ぎる性格のせいでロワに喧嘩をしかけて下アゴを咬まれ歯が抜けたり、今までに何度となく心配させられてきた。
今までは何とか乗り切ってきたけど、今回は一生付き合って行かないといけないかもしれない。
痛いとか、苦しいとか言葉に出来ないエメ。私が感じ取ってあげなければ。
一緒にがんばろうね、エメ。

