2024年 4月1日




胸が、苦しい。

4月初めから、一ヶ月間で高熱を11回。

風邪とかならば、高熱が出る際震えと悪寒が来る。

でもそれは、最初の一回だけのはず。

私のは、震えが来てから高熱が出て

翌朝にはケロッと治り、夜になるとまた震えが止まらなくなり、高熱が出るの繰り返しだった。

律儀にも、震えが毎日来る。

一度目は、お風呂に入ってる時。

眉間がむずむずし始めて、どんどん脳が痒くなってきた。

脳はもちろん、物理的に掻く事が出来ない。

ちょうどその頃は、サードアイを開くために瞑想を続けていた時だった。



「サードアイが開く!」



私は歓喜した。

ハッキリと霊視ができる、スピリチュアルカウンセラーになりたかったから。

しかしその直後、とんでもない震えが来た。

お風呂の温度は、最初は低く設定し

入ってからいつもガンガン追いだきをしてかなり熱くする。

追い焚きの設定温度は、いつも48度にしている。

なのに、震えが止まらない。

震えるというより、大痙攣だった。

震えすぎて、浴槽から出ることすらままならない。

何度も転びそうになりながら、タオルを取り、必死で体を拭いた。

なぜ震えが出たのかは、この瞬間に既に直感していた。



サードアイ、つまり第三の目が開きすぎたのだ。



サードアイというものは、所謂第6チャクラ。

チャクラというものは、第一チャクラから第七チャクラまで

バランスよく活性化されていないといけない。

なのに第6チャクラのサードアイだけを一気に活性化させてしまうと

かなり危険だという事も理解していた。

私は毎日、クンダリーニアルティメットでチャクラをクリアリングし

活性化させているつもりだった。

だから大丈夫だと思っていたのに、一気に開きすぎたと直感した。

震えが止まらない手で、必死に体を拭いてパジャマに着替えた。

転がるように布団の中に潜り込み、電気敷毛布を最大限まで上げて

エアコンの暖房も、最大限まで上げた。



「ミカエル!ラファエル!第三の目を閉じて!」

「ハイヤーセルフ!龍神!サードアイを閉じて!」



これこそ「神頼み」であった。

震えが尋常じゃなく、舌を何度も噛んでしまった。

震えは15分程度だろうか。

やっと震えがなくなり、熱は一気に38度を超えた。



「良かった……天使達が助けてくれたんだ……」



私はみんなに感謝をし、暫く松果体覚醒瞑想はやめようと決意した。

汗だくになりながら、鎮痛剤も飲まずに朝を迎えた。

見事に平熱に戻っていて、とても元気いっぱいだった。



「サードアイの開きすぎ」



それだけならば、どれだけ良かった事だろう。

実はこれは

激しい苦しみの、始まりの予兆に過ぎなかった。