2024年 1月20日(土)


まだひどく体調が悪い。

肩こり首こり鎖骨の痛み、首が回らない、

そこから来る、激しい頭痛と猛烈な吐き気だ。

これはどう考えても尋常ではない。

首を回すことが出来ないというと、「寝違え」の可能性が格段に高い。

寝違え=首の捻挫である。

寝違えは昔からしょっちゅうあったけれど、一週間程度で良くなっていたものだ。

足首の捻挫でも、一~二週間で完治する。

それが一ヶ月近く毎日続いてるものだから

寝違えではない。

だから冷やして安静にするというよりも、とにかくほぐさなくてはならない。

そう思って、マッサージに行った。

でも、一時的に楽になるけれど

また数時間後には元に戻る。

体調は悪すぎるけど、今日だけは心が元気だった。

昨日のチャネリングの結果のおかげだ。

体は満身創痍だったけれど、どうにか幸せな気分で休日を過ごせた。



2024年 1月21日



今日は仕事。

朝起きてコーヒー飲んで、ボケーッとしてる時にある事に気がついた。

あたしの中に、誰もいない感覚だ。



あたし「……まなみ?いる?」

まなみ「…………」



返事がない。



あたし「ナイト?絵里?いる?」



「いるよ」



絵里から、返事が来た。



あたし「あービックリしたぁ。解離性同一性障害が突如治ったかと思った」

絵里「……」



絵里から、何か悲しげな感情が流れてきた。

絵里には全くといっていいほど、「情」というものが感じられない。

なのに今日初めて

絵里から悲しげな想いを感じとった。



あたし「絵里、どうかした?」

絵里「私たち、消える運命にある」

あたし「え?いつ?なんで?」

絵里「理解した。私たちが生まれた理由」

あたし「どういうこと?」

絵里「愛美は今、何をしているの?」

あたし「コーヒー飲んでるじゃん」

絵里「違う。愛する彼のために愛美が何をしているの?」

あたし「えっと……執着心とエゴの手放し、自分軸を持つ、インナーチャイルドの癒し、精神的自立と経済的自立、あとは……」

絵里「それを総じてなんと言う?」

あたし「えっと……なんだっけ……あ。確か自己統合だ」

絵里「それ」

あたし「どれ?」

絵里「自己統合。何かと似てない?」

あたし「あ……!?」



解離性同一性障害の治療のひとつ。

「人格統合」。




絵里「愛美は様々なトラウマで、私たちを作った。そうしないと心が壊れるから」

あたし「うん……そうだね」

絵里「でも、彼と再会するために、自己統合を始めた。
自己統合とは、トラウマ、自分の弱さ、自信のなさ、傲慢さ、全てを受け入れ、それを全て手放していく行為」

あたし「……」



まさか別人格の絵里から、ツインレイで言われる単語をつらつらと聞かされる日が来るとは思っていなかったから

本物の人間と話してるかのような気分になった。



絵里「自分の全てを認めて愛することが出来たのなら、私たちも愛されて消えることになる」

あたし「……そっか。意味がわかった。切り離した自分を受け入れるってことだもんね」

絵里「もうすぐ私たちは返事出来なくなるけど、それでも私たちは愛美の一部だから」

あたし「もうすぐっていつ?」

絵里「………………」



絵里は

その質問には答えることはなかった。