2024年 1月6日(土)



今日は前世療法の日だ。

前世療法を受けるのは、初めてではない。

以前、何回か受けていた。

前世療法を受けるきっかけになったのは

ブライアン・L・ワイス博士の

「前世療法」という本との出会いだった。

この本だ。



簡単なあらすじは。

著者、ブライアン・ワイス博士はアメリカの精神科医だ。

医学的根拠、科学的根拠のない、スピリチュアルやら幽霊やら輪廻転生やら

一切信じていない医師だった。

そこで、重度のトラウマを抱えたキャサリンという患者と出会う。

キャサリンには、カウンセリングや投薬を何度続けるも、全く良くなる兆しがなかった。

そこで、ワイス博士はここまでやってなんで良くならないのだと

ついに退行催眠を行うことにした。

退行催眠もいうものは、限られた人しか出来ないし

心の病気の治療として、第一選択するものではない。

ここは日本と同じだろう。

幼少時のトラウマが原因だと踏んだから

キャサリンに退行催眠をして、何歳へ戻ってくださいと指示をする。

そこで、明らかにトラウマの原因になったであろう出来事を、思い出した。

しかし、まだ良くならない。

だからまた退行催眠をし、また違う年代へ戻り

またトラウマの原因となる出来事を思い出した。

それでも、キャサリンは良くならなかった。

何度もそれを繰り返し、ワイス博士は焦りと苛立ちから

「〇歳に戻ってください」と言わなければならないところを

「あなたのその症状の原因となったところまで戻ってください」と

かなり大雑把な指示を出してしまった。

するとキャサリンは、前世にまで遡ってしまったのだ。

それでもワイス博士は、前世なんて全く信じられない。

ワイス博士はキャサリンが妄想や空想を話したのだと思っていたのだが

なんとその次に診察に来た時には

キャサリンはかなり症状が軽くなっていた。

そして、また退行催眠をやって下さい!と申し出る。

ワイス博士は有り得ないと思いつつも、退行催眠をした。

するとキャサリンはまた、別の時代の別の人間としての話をしだした。

そしてみるみるキャサリンは良くなっていく。

ワイス博士は前世なんてあるわけがないと思いつつも

実際に症状が良くなっているのならそれが妄想でもなんでもいいと思うようになった。

そして何回も前世を思い出すたびに

キャサリンは重度の精神病だったにも関わらず

薬なしでも元気になった。

更にはキャサリンの現在の彼は

キャサリンを苦しめていた。

その彼氏が、キャサリンの前世でも一緒で

前世でも、その彼はキャサリンを苦しめていたという。

前世なんて絶対ない、

人間は死んだらそこで終わりだ、

そう信じていたワイス博士は頭がついていかなかった。

そして、その彼との前世を知ることによって、

キャサリンと現在の彼との悪い因縁までもが解消してしまった。

更にはワイス博士が、キャサリンの前世に登場してしまった。

前世では、ワイス博士が教師でキャサリンは生徒だと言う。

ワイス博士とキャサリンは、ソウルメイトだったのだ。

混乱するワイス博士に、今度は

キャサリンの前世での死後

ハイヤーセルフ(本の中ではマスターと称されている)からワイス博士にメッセージが届けられた。

「人は輪廻転生を繰り返している」

もう、ワイス博士は輪廻転生を認めざるを得ない状況にまで追い込まれたのだった。

そして、キャサリンだけでなく

投薬治療を続けてきた、他の患者にも前世療法をしてみたところ

他の患者たちまでも、グングンと回復したのだった。

そういう話だった。

あたしは前世とかは特にそこまで興味がなかった。

だけどその時、やたらと本を読むのが大好きで

古本屋で100円で大量の自己啓発本を買い漁っていた。

その中に紛れ込んで居たのが、この本だった。

読了した時には、希望しかなかった。

もし、あたしが前世療法をしたら

パニック障害が治るかもしれない。

解離性障害が治るかもしれない。

片頭痛が治るかもしれない。

原因不明の喉の詰まりが治るかもしれない。

あたしは、幼稚園や小学校の時から、体育の時に被る紅白帽の白いゴムを

首に巻くことが出来なかった。

他の子達は普通に首に巻いてるのに、あたしだは苦しくて

一生懸命ゴムを伸ばして、だら〜んとさせていた。

先生に怒られて、また新品を買わされて

今度は首に巻かず、白いゴムを顎にずらして装着していたのだ。

現にキャサリンもマフラーを首に巻くのすら苦しく感じていた。

あたしも治るのかもしれない……!

そう思ったら嬉しくて、ブライアン・ワイス博士の二作目からは

古本ではなく新品で続編を買い続けた。

前世療法2。


未来世療法。


魂の伴侶


ここまで読んで、あたしは

前世療法をしてくれる場所を探して

数々の前世を思い出したのだ。

そして最後に買ったこの本には

自分一人で退行催眠をし、前世を見れるというCD付き。


このCDで前世療法をしてみたら

また前世を思い出した。

あたしは占いや鑑定士とかに

「私の前世ってなんですか?」と聞くよりも

断然、退行催眠による前世療法の方をお勧めする。

何故かと言うと、霊能力者とかに

「あなたの前世はオーストラリア人で、漁師をやっていましたよ」と言われたとしても

「へぇ、そうなんだ」で終わってしまう。

前世で何を学びたかったのか

前世での課題が今世に引き継がれている事があるし

前世でのトラウマも同じように

今世に引き継がれてしまっている。

だからこそ、自分が前世を見て体験し

自分自身で「気づき」を得られないと、なんの解決にもならないから。

日本で前世療法を受けるには、なかなか心療内科とかではやっていない事が多い。

ヒプノセラピストを探して申し込むのが手っ取り早い。

相場は、二万円前後だ。

鑑定士に一万円出して、「あなたの前世は〇〇でした」と言われるのと

ヒプノセラピストに二万出して自分自身で前世の自分を体験し

前世の傷を癒して気づきを得るのでは

後者のほうが断然いいと思う。

たかが一万円の差である。

占いとかで前世を当ててもらうにしても、

「本当に私の前世ってそれなの?」という疑問も残ってしまうだろう。

自分自身で見ていないのだから。

「だから私は刃物が苦手なんだ!」とか

「だから今も夜道が怖いのか!」とか

「だから私は海に行くと不安になるのか!」とか気づけないのだ。

自分で見れば、原因不明のトラウマに気づける。

気がつくと「これは今現在起きてることではない」と言い聞かせることで

前世でのトラウマがなくなっていく。

ひいては、今世での「なんで私はこの状況になると恐怖心が出てくるのだろう」という問題が解消される。

魂は全て、覚えているのだ。

この前世療法という本に出会ってからは

長野県のホテルで体験したちょっとした怖い体験と夢で前世を思い出したこと、

とんでもなく大きな女神様に

「これはあなたの前世です」と言われたことを思い出した。

そして、ようやく

「あぁ、前世って本当にあるんだなぁ」と思ったんだ。

あたしには原因不明と言われる慢性病がたくさんある。

解離性障害、解離性同一性障害、パニック障害、アトピー性皮膚炎、片頭痛。

それらも前世のトラウマなのではないかと思い

ヒプノセラピストの門を叩いた。