中王区、某所。集められた各ディビジョンメンバー。
乱数<僕たちなんで浴衣なんか着てるのかな、ていうか僕は甚平だけど。
左馬刻<それがわかりゃ苦労しねえよタコ、しっかし広い座敷だな……なんだまともな食い物が揃ってんじゃねえか。
寂雷<おや、鴨居に張り紙がしてある。なになに……99話みんなで話さないと、この部屋からは出られない?
独歩<何て日だ!
乱数<えー、こわいはなしとかやだー
銃兎<人間のほうが怖い、いや、メイソンの飯のほうが
理鶯<小官は至って真面目に作っているつもりだが?コーヒーに紅茶にハーブティにミネラルウォーター、飲み物もちゃんとある
一二三<ノンアルコールばっかじゃん、しけてんなあ
一郎<ある意味サバイバルだな
二郎<俺らのちからを見s
三郎<うるさい。はやく終わらせて戻りたい。いちにい、なんとかしよう。
だいす<ま、すっからかんになるよりゃいっかー?
夢野<座敷に長机、人数分の座布団と、これは百物語でしょうね。とはいえ、99話は昔ながらのしきたりですから、100話語れば障りが起きる、と言われていますね。
一二三<先生ぇ、なんか嬉しそうじゃん
夢野<百物語を語る際には、室内からは出られないことが決まりです。ああ、お手洗いは例外ですね。
理鶯<眠くなったらどうすればいいんだ?
左馬刻<畳でゴロゴロしろってわけか?
夢野<そうですね、話者の邪魔にならないように隅で仮眠するほうがいいでしょう。
寂雷<体調不良は私に言ってくれ、長くかかるだろうから、無理はしないように。
一郎<99話かー、どうなんだよ先生、俺ら素人だぜ
夢野<短くても長くてもけっこう、怖い話なら嘘でも本当でも。小生、一度やってみたかったんです
三郎<ライムみたいにいかないかな?
二郎<おやー弱気だな三郎?
乱数<おなかすいたー、お菓子たーべよ。そうだ、カウントするのになんかないかなー
だいす<なんかねえかなあー、と、あ、幻太郎どうしたらいい?
理鶯<小官の小道具にカウンターがある。野鳥を数えるのに使うんだ。
乱数<いいじゃん、決まり。
夢野<一応カウンターと、同時で原稿用紙に手書きですが、タイトルを記しましょう。99話超えると大変ですから。
三郎<張り切ってる(°Д°)
一二三<そいじゃーはじめましょー百物語ナーーーイっ!
寂雷<一二三くん、怖い話は厳かにするものですよ。
乱数<かたいこといわないの、はじまりはじまりー。
理鶯<先ずは敬礼。
銃兎、左馬刻<……