どうも、ホストやってます伊弉冉一二三っす。
 そうっすね~、俺っちの怖い話っていえば短いのしかないんですけど、まあご挨拶がわりってことで、お願いしまーす。
 
 店が終わって、さて今日もお疲れって感じで独歩と住むマンションに戻って、ささってシャワー浴びてベッドにごろん、て寝ころんで、仰向けになったとき。
 
 天井から、スパイダーマンみてえにこう、手足を天井の隅?部屋の隅?をがっしり掴んで、俺っちのこと、ジーって見ているおっさんと目が合ったんすよ。
 
「うわあああああ!」
 慌てて飛び起きて、絶叫すると向こうも「げっ!」て感じで目を丸くして、そのままカサカサカサカサって、天井の隅にきゅって固まったら、そこからすーって、溶け込むように天井と同化しちゃったんすよ!
 
 いや、変質者じゃないかって?独歩、天井と同化するおっさんなんかいる?ありえないっしょ、それに、独歩の部屋だって、変なことあったじゃん。
 
 あの部屋、絶対なんかいるよ。
 俺っちと、独歩以外にさ。
 
 俺っちの話は、これでお開きっす。