これはつい最近あった話なんだが、ラノベの新刊を買おうと財布とスマホ持って、近所の本屋に行ったときだ。

 店内に、ひらひらと大きめの、そうだなあ、アゲハチョウぐらいのチョウチョが飛んでいた。そいつが俺の目の前をひらひら、ふわふわと舞うので、ぶっちゃけ目障りだなと思いつつ、本棚を物色することにしたんだ。

 けれど、チョウチョがどうも視界に入って来やがって、落ち着かねえ。

 こっちだって、目当ての新刊はもちろん、雑誌だっていろいろ立ち読みしたい気分だったから、視界でひらひらされたら、さすがに頭に入らねえだろ?

 しょうがねえ、店員に追い払ってくれないかって、言うかな。

 そう思ったとき、チョウチョがすうっと、目の前にある本棚へ、吸い込まれるように入って行った。

 あ、あれ?て自分が見たものに驚いていたら、そこに、買いたかったラノベの新刊を見つけたんだ。

 取り出してみたが、チョウチョはどこにもいなかった。

 教えてくれたのかもしれねえな。俺の話は、これで終わりにする。

 話をするにあたって、麻天狼の歌「パピヨン」をタイトルに使わせてもらいました。(にこにこする寂雷先生)