転載元:鬼姐姐鬼故事
管理人:鬼姐姐
作者:银色的左眼

劉さんが家でテレビを観ていたら、携帯が鳴った。

ディスプレイ画面を見て、苛立つ。ここ数日、何度もかかってきている電話番号が表示されていた。メモリにも入っていない。

警察に「ストーカーか、もしくは変な人かもしれないから」と相談したが、「いたずら電話で、実害はないんでしょう?自分で対策してください」という素っ気ない答えがかえってきてしまった。

今日こそは、文句を言ってやろう。

そう思い、通話ボタンを押す。

スマホにしたら?という友人たちによる「助言」を無視し、安いからという理由でガラケーを使用していた劉さんは、こういうときにSNSが使えないのはいかがなものだろうか、と悩んでしまう。

「もしもし?」

発信者は、無言である。ときおり、ひゅうひゅうと風が鳴くような音がする。

「もしもし、どちら様ですか?」

ひゅうひゅう、ひゅうひゅう。

「いい加減にしてください、迷惑です。もうかけてこないで」

ひゅうひゅう、ひゅう。

「ねえ、聞いてるの?聞いていたら返事しなさいよ!なんか言いなさいよ!」

ひゅうひゅう、ぶつん。
電話が切れて、ツー、ツーというむなしい音が耳の奥で響いた。

別の日の夜に、劉さんがソファーに座って本を読んでいると、また携帯が鳴った。
いたずら電話をかけてくる番号とは、違うものだった。

おそるおそる、通話ボタンを押す。

「もしもし?」

「ぶぐぐ……ぐぐ……」

水の中で会話しているような、声が聞こえてきた。

「ふざけないで!」

カッとなった劉さんは、つい声を大きくした。

「あなたは誰?どうして私を知っているの?ねえ、答えなさいよ!」

「……食いたいかい?」

「え?」

発信者が、やっと声を発した。

すごくしわがれた声をしており、ひゅうひゅうと喉がかすれたような音も混ざっていた。

「食い……たい?」

ぐぐぐ、ひひひ……。

下卑た嗤いのあと、しわがれた声は劉さんへ問うた。

「……人間の肉を、食いたいかい?」

「まだか、時間がかかるな。早く煮たいんだ……ぐぐ……」

甲高い声が、発信者の問いかけに割り込んできた。

ふと、友人から聞いた、都市伝説を思い出した。

異界にすむ存在がランダムに、電話をかけてくるという。
そんなもの、信じていなかった。
だが、およそ人とは思えぬ声に会話では、まさかと思って全身があわたつ。

そのときだった。

「あっ!」

というしわがれた声が叫んだあと、ぼこぼこ、ごぼごぼという音が聞こえた。
鍋に湯を煮立たせているような音だった。

電話はそこで途切れて、再びツー、ツーというむなしい音が耳の奥で響いた。
急に、外がさわがしくなった。ぴったりしめていたカーテンにそっと隙間をつくり、のぞき込む。

「失敗だ、ゆであがった人肉を食ってみたかったのに」
「ほいほいついてくるだろうと試したが、うまくいかなかったな」
「せっかく一ヶ月も待ったのに……それはさておき、どうする、この携帯」
「防水と長時間通話可能な最新式だ、乾かせばどうにかなるだろう」
「ほう」

ぶつぶつ話しつつ、灰色のひとかげがみっつ、消えていった。
なぜか片手に携帯、片手に鍋をもっており、鍋からは湯気があがっていた。

「ぐぐぐ……うぐぐ…」

うなり声がして、劉さんは慌ててカーテンをしめた。
それ以降、電話はかかってきていない。

いつでも友人と連絡がつくように、ようやくスマホに切り替えたという。

以下原文です
电话里说了些很奇怪的话
原文转自:鬼姐姐鬼故事
管理人:鬼姐姐
作者:银色的左眼

刘 欣坐在家里看电视,手机突然响起,她随手接通:“喂。”
“……”
“喂,谁啊?”
电话里没有说话,只能偶尔听到一点风声,或者说是呼吸声,刘欣看了一下来电 显示,“又是这个号码。”接着挂断了。
这个电话已经打了很多次过来了,刘欣感到很烦躁,她报了警,警察也只是当做骚扰电话就没处理了。

夜 晚,刘欣坐在沙发上看书,一旁的手机响了,“喂。”
“咕噜咕噜……”
“喂,谁?”
“咕噜……有人肉味了吗?”
电话里传出了沙哑的声音,刘欣听到话一下子愣 住了,“还没有,煮了很久了吧,要是成年男人早就煮烂了。咕噜……”
电话里另一个人回答,声音尖锐,像是在尖叫,“咕噜咕噜……”刘欣惊恐地瞥了一眼手机 界面——那个之前一直没说话的电话,她的朋友曾说过会有人接到鬼打来的电话,她从来不信,而当她听到这种不像人的说话声,以及奇怪的对话,她一下子恐惧 了,“啊!”“咕噜……”像是平时熬汤的声音。

电话的另一头,三个灰色的身影围着一个翻滚的锅,“嗨,新死的,你不是说这样煮汤会有人味的 吗?”“我只是说试试,而且我这是从一个年轻人那偷的,肯定有味,再熬一会儿看看。”
“话说我们蹲这熬了一个月了,怎么手机也不会烂掉啊?”“这是山寨 机,防水,超长待机。”
“噢。”
说着,其中一个身影一脸望眼欲穿,用手戳了戳锅里的手机,手机在滚烫的水中翻滚着,“滴,滴,滴,嘟嘟嘟……”
“喂。”
“咕噜咕噜……”