転載元:鬼姐姐鬼故事
管理人:鬼姐姐
作者:执意妄为


「あの家を訪れた人間は、二度と帰れないらしい」

ゴミやガラクタに囲まれた屋敷を指さし、ヤンはにやりと嗤った。

近所にある、じいさんがひとり暮らししている家。

通称、「ゴミ屋敷」と呼ばれるそれは、異様なにおいを放って、お袋も近所のおばちゃんもみんな、どうにかしてほしいと市役所に訴えている。

「噂に決まってんだろ。第一、こんなゴミ屋敷にだれが盗みに入るんだよ」

「……俺たちだよ」

背中をばしばし叩いて、ヤンはかなり乗り気な様子だ。

こいつはいつもそうだ。肝試しだ、お化け屋敷だ、バンジージャンプだって、心臓に悪いことばっかりしたがるので有名だ。

おかげで、ツレも俺しかいないらしい。

「つうわけで、いっちょ賭けようや」

「はあ?何をだよ」

「決まってんじゃん、あのまがまがしいゴミ屋敷から戻れるか否か、二者択一」

ヤンが、ジーンズのポケットから珍しく、中身のつまった財布を出した。

「ずいぶんもうけたな」

「麻雀がついてた。さて、賭けはこうだ。これから俺たちは、悪名だかいゴミ屋敷へ突入する。中に入ったら、証拠としてゴミ屋敷にあるものを手にする。無事に戻ってきたら、1000元払う。どうだ。悪い話じゃないだろ?」

「戻ってこなかったら?」

「親御さんからいただくさ、俺が戻ってこなかったら、お袋か親父か、ばーちゃんから貰ってくれ」

ヤンは上機嫌で騒いでいたが、俺も伝染してきたらしく、浮き足立ってきた。

怖い物見たさ翻弄される、自分の単純さに、こっそり苦笑した。

もし勝てば、1000元が手元にはいる。

明後日は彼女の誕生日だったし、ネックレスが欲しいと、デパートの売り場ではしゃいでいた姿を思い出した。

「よし、乗った」

「そうこなくちゃ、じゃあ早速出発だ」

俺とヤンは、ゴミ屋敷の窓から、中に入ることにした。

こんな時間じゃ、年寄りは寝ているんじゃないだろうか。

靴をはいたまま、抜き足差し足忍び足で進むと、ひとつの部屋から明かりがもれていた。

俺は窓枠によじ登り、明かりがもれている部屋を覗き込んだ。

「なんだ、誰もいないじゃないか」

きっと、出かけているか、消し忘れて眠ってしまったんだろう。

俺はそっと、音をたてないように窓をあけて、中へ忍び込んだ。

とりあえず、証拠となる品を見つけなくては。

ふと、ねばっこい臭気が鼻に飛び込んできた。

「なんだ、このにおい……」

どうやら、すぐ近くにあった古くさい冷蔵庫からにおってくるようだった。

「賞味期限がとっくにすぎたペットボトルとかプリンとかありそうだな……ちょうどいいや、くさいけどそいつを証拠の品とするか」

俺はぐっと、冷蔵庫の持ち手を握りしめ、力をこめて開けてみた。

ボトン、と鈍い音がして冷蔵庫から何かが落ち、足元に転がった。

顔を近づけてよく見ると、生首がごろりと、床に転がっている。

叫びたくなる衝動に耐えて、目を見開き、両手で口をおさえた。

生首は、ちょうどモナリザのようにゆるやかに微笑んで、俺を見上げていた。

何を思ったか、気がつくと俺は、そいつを小脇に抱えていた。

「それにしても、真っ暗だ……」

そうひとりごちた時に、ぱっと明かりがついた。
眩しくて、一瞬目を閉じた。

「ひ、ひひひ……ぐひひひひひぎひいいい……」

目の前で、薄汚い服を着て、ひげも髪ものびほうだいのじいさんが嗤っていた。

「あ、ど、どうも」

薄ら笑いをして、小脇に生首を抱えた俺に、じいさんは「うひ、うひひひひい」と嗤うだけで何も言ってこない。

「ぎひひ。ぐひ、ひっひひひひひ」

「あ、え、あはは……うわああ!」

ひゃっひゃっひゃっ、とひときわ嗤う声を大きくしたじいさんは、片手に持っていた、光るものを振り上げた。

「じ、じいさん、やめろって!」

「ひゃははははは!」

じいさんは、握りしめていた小刀を、俺に向けて振り下ろしてきた。

ひゅんと空を切る音がして、じいさんは前のめりに倒れ、それでもあきらめず、
俺に向かってきた。

震えが止まらず、床にしりもちをついてしまった。

「やめて、おじいちゃん。あたしが144番目の宝物だって、忘れたの?」

「……え?」

小脇に抱えていた生首が、甲高い声で叫んだ。

じいさんは、ぴたりと動きを止めて、再びにやにやと嗤った。

「おじいちゃん、あたしよ、あたしが悲しむのを、お喜びになって?」

「ひゃははひひひ、ひひ、ふひひい……」

じいさんは、ゆっくりと俺の方へ手を伸ばした。

「あ、こ、これ?これか?じいさん」

生首を差し出すと、じいさんは嬉しそうにくちづけをした。

「ああ、よかった。あたしのこと、忘れたかと思ったわ」

「ひひひ、ひひひぃ……」

床に座り込み、生首を愛でるじいさんの後ろへ、小刀を片手にゆっくりと近づいた。

証拠を持ち帰らないと、1000元が水の泡になる。

ヤンから1000元、ヤンから……。

ぶしゅう、と吹き出す真っ赤な血を浴びて、俺はにたにたと嗤っていた。

じたばたする手足をおさえて、鼻歌まで歌いながら……。

ヤンは帰ってこなかったが、俺は証拠としてじいさんの生首を手に入れた。

心地よい疲れに身をゆだねつつ歩き、部屋に戻って血を洗い流すと、深くなめらかな眠りについた。

次の日、ヤンから「会わないか」と連絡が入った。俺は部屋に呼び出し、じいさんの生首を見せた。

見たとたん、ヤンはけたけたと笑いだした。

「おい、よこせよ。1000元」

そんな、俺の訴えも聞かず、ヤンは自分の指を眼球に近づけると、ぐりんという音とともに、えぐり出してしまったのだ。

床に、ヤンの眼球が転がった。

「あははははは、ひゃひゃひゃひゃひゃ……」

俺が呆けて見ている前で、ヤンは続いて力一杯顔をひっかき、皮膚を破き、血まみれの顔を作り出していった。

「ひゃひゃひゃひゃひゃ」
じいさんの生首も、血をあびて、元気に嗤っていた。

俺も1000元なんかどうでもよくなって、けたけたと嗤った。


うわあああ……マッド。
以下原文。

原文转自:鬼姐姐鬼故事
管理人:鬼姐姐
作者:执意妄为


在巷子里有一个怪癖的老头,是个收藏家,据说去过他家的人都没回来过。
于是李阳和我打赌,说谁要是敢去那个老头家,并把他家一样标志性东西带回来,对方就必须给那个人一千块。
我面对这巨款,虽然很心动,但始终觉得很危险。

但我女朋友生日要到了,她看中了一条项链,于是我就在一个夜晚我偷偷跑去了那个小巷。

我翻墙悄悄的进去,我只看见老头家里灯还是亮的,我心想“那怪老头怎么还不睡……”
我攀扶着旁边的窗沿。把头抬了一点,观察了一下。四周没人,应该是出去或者睡着了忘记关灯了……

我小心翼翼的攀了进去,我正想着拿什么标志性的东西回去。

一阵香味传来,我慢慢跟着香味走,发现了香味是从冰箱传出的。
我打开冰箱,“噗通”一个东西掉我脚下。我低下头去捡,却发现是一个人头。我嘴角露出一丝微笑,咦,还玩这招。
一抬头发现有一间门是虚掩的,我抱着人头就进去了。

里面很黑,我正要开灯,就发现灯噗的一下就开了。

怪老头站我面前诡笑着,我嘴角也露出一丝微笑,怪老头把他手上的手术刀像我刺来,却扑了一阵空,怪老头一下跌倒了,身体不停颤抖。

“你……你是谁……”我还是微笑着,蹲下去对着怪老头的耳边说:“我是你的第144个收藏品,怎么?不记得我了?”
怪老头眼里露出惊恐,没错我喜欢这表情,当初我也是这样的。

我用手术刀慢慢的割下了怪老头的头,他在这过程中一直尖叫不停挣扎,我很享受这过程。

直到怪老头不再动弹,我扔下了我怀里的人头,把怪老头的头抱了起来,回家睡觉了。


第二天我看见了李阳,我把怪老头的头拿给他看,他突然捂住脸,狂笑着,用手使劲的撕,使劲的狂撕自己的脸……血贱了我一身……直至他眼珠滚落在我脚边……一张血肉模糊的脸呈现在我面前……。