こんにちは!Mimiですo(^▽^)o
どうやら【♯乗馬】 が公式ハッシュタグになったようで。
乗馬はやっている人口が他のスポーツに比べ多くないし、
ブログを書いている人になるとなおさら少ないです。
乗馬はとても情報が少ないので、ブログを書いている方は非常にありがたいと思っています。
私もこうして自分のレッスンを通して色々感じたこと、覚えたことを記録・発信していますが、
興味のある方の足がかりになれれば良いなと思っています
さて、
今週は週の前半が仕事でクラブへ行けないので
日頃思っていることを書いておこうと思います。
ブロ友のkiriちゃんが最近ちょっと難しい馬に練習でちょいちょい乗ることが出てきました。
誘導馬もやるブリランテ。
先日の週末も彼女はこの馬に乗って練習することになりました。
この練習の際に、正反動が少しでも良くなればいいなと思い、
私は自分の馬場鞍シルデリックを貸してみたので、
シルデリックが合うのかどうか(彼女が私の気回しのせいでレッスンがやりにくくないかどうか)彼女の調子を見たくて、レッスンをずっと眺めておりました。
(鞍買う気な訳じゃないんだよねー(^▽^;) 周りの会員さんに、勘違いさせちゃったかなー?)
なかなか良さそうに見えます。シルデリックが合わなくていつもより悪化してる、ということはなさそう。
とりあえず、良かった。
このブリランテという馬、
キレイな体をしていますし、【the 馬】って感じでとてもカッコ良い。
身長があるkiriちゃんは乗ったらきっと映えると思いますし、
なかなか乗ってるのを見ても相性良さそうです。
乗る前からブリランテを感じてたというkriちゃん。
私も確かに、指名する前からミルフィーユがなんとなくかわいいなあと思っていました。
ある程度、惹きつけられるものってありますよね、多分。
もちろん、惹きつけられるものがあっても乗馬なので乗る機会に恵まれなければご縁はそれまで。
私もkiriちゃんも気になる馬に乗ることが出来たということは
それぞれご縁があるんですね、きっと。
ただしかし、いかんせん、馬沿いが悪い。
kiriちゃんのブログにも再三書かれていますが、
なんだろな、人間は大丈夫だけど、他の馬を襲いにかかる。
kiriちゃんが入会する前から馬を襲う癖のあったブリランテ。
だから誘導馬のバイトでも先生達一苦労。
なにせ、誘導する立場なくせに後ろからきた競馬の馬について行こうと走り出しちゃうんですから。
あげく、大事な競馬の馬の尻をかじったという大事件付き。
最低です。。。
基本、アホなんだと思います。
それで難から逃れられると思っているアホ馬。
スノーウェーブというブリランテみたいに白よりの大きい馬がいてこやつもなかなか凶悪ですが、アホではないんですよね。
乗るのがちょっと難しい馬しか揃っていない、
白馬凶悪団と言われても致し方ないこのちばの白馬チームwww
(残念ながら、愛しいえったんも地上ではなかなか凶悪です笑
おハナちゃんはブチなのでここには入りません。)
凶悪団には加盟していないおハナちゃん。
右の小さい白い馬が。。。白馬凶悪団の真のボスです!!
襲いにかかる瞬間は多少ですがダッシュ気味になる訳で
びっくりもするから乗り手的にもそんなにいいものではない。
ブリランテを眺めていたら、
『私も昔乗ってた他の場所で、この手の馬、合ったことあるわ』
と、ある馬を思い出しました。
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そやつの名はエレン。女の子です。多分まだ若かった。
体格はミルフィーユくらい小さく、150cmくらい。
私のウエスタンフリー騎乗時代の話です。
(完全に現在もそのクラブで生きている)
エレンが私達の前に現れた時には、
同じ地方牧場から来た他の馬2頭と一緒でした。
ペイントが可愛い3頭で、高さも低いから乗馬初心者軍団の私達にはすぐに【こわくない】【乗りやすい】と人気になりました。
しかし。
私達が乗り慣れた頃には、エレンは普通に運動中、他の馬めがけてしょっちゅう突進するようになりました。
20×40の広さの馬場で常時馬場に6頭以上は出ていて
進行方向は合わせて基本蹄跡をぐるぐる進むのですが、
蹄跡から馬場の中心をつっきって、
反対側を動いている馬に突っ込む感じ。
普通に運動してる最中に、左右どちらかの目でちらりと標的にする馬を見つけて、その標的とした馬との距離が決まったら突進!!
標的とした馬の首の下にもぐりこむ感じで突進します。
胴体の横に突っ込むとか、後ろから接近、とかではなく、
かならずこの位置に突っ込みました。
標的にした馬に接触しない、限りなくギリギリの位置で止まるか、
かすめてカーブするかのどちらか。
かなり腹立つ行動です。
威嚇っぽくも見えます。
こんな行動を突如として繰り出すエレンは
もはや馬場の中の暴走族です。(【族】と言っても1頭だけど)
つっこまれた方の人はかなり迷惑です。
つっこまれた方の人がしっかり手綱を持ってくれていなければ、
突っ込んできたエレンにやられた方の馬が驚いて立ちかねない。
一応は私達の中で比較的上手い人がなるべくエレンに乗って、
突進を発動させないように、落馬しないようにとしていました。
しかし、
私達の中で誰が乗っても
エレンは気が向いた時に必ず突進を発動していたので、
エレンが【突進】を発動するのはもう乗ってる本人には関係なく、もはや仕方のない事だとお互いに理解し合うようになり、
突進してしまった人も突っ込まれた方も
『ゴメンホントにゴメン!!』『いや、大丈夫よ。それよりそっち、大丈夫?こわくない?』なんてレベルで済むようにもなっていきました。
(全員それを抑えられるほどの技術が無かったってことです)
でも、ムカつくわけで。
勝手な行動をするエレンがムカつくし、それをされた自分もなめられた気がして腹が立ちます。
いい加減にしてくれよ。マジに大迷惑。
私もこのエレンの突進が疑問で、やっぱり出来ることなら皆の安全の為にも直したいので、なんでそんなことするの?と
現地のクラブ正規の先生に聞いてみました。
サボりの一種だそうで。
突進したら、必ず一回は落ち着け、といって
今までやっていた人間指示下の運動から逃れられる。
そんなことらしい。
うちのクラブのブリランテもそうってこと?
馬が嫌いで襲いにかかるとは聞いてますが、
今のクラブではラチがあるし、指導者・先生が近くで見てくれていますから、このエレンのようなことにはなりませんので、
突進するブリランテを止めなかったらエレンと同じアクションなのかどうかはわかりません。
社長が外の公式戦で使えるかブリランテを持っていってL課目に出たことがありますが、社長が扱えても会員が安心して試合に出られなければ意味がない。
(お稽古先生も、結局は会員さんに乗ってもらえなければクラブに置いている意味はないと言っていた。だから、下手かもしれないけど、ミルフィーユ、私に乗ってもらいたい、頑張ってよって優しく励ましてくれました。)
今後は外の試合に行くのは、ここまで馬沿いが悪い馬はキツイのかなと思います。
公式戦なんて、素晴らしい馬の宝庫ですから。。。。
あちら様にお怪我があったら、、と思うと、、、こわ~。。(・_・;)
部内が精いっぱいなのかなと思います。
能力は悪くないみたいなんですがね。
でも、競馬を諦めて引退する馬と一緒ですよね。
せっかくの足を持っていても、ゲート入場試験で落ちる馬が
どれだけいることか。。
話は戻しまして。
このエレンの行動、ミルフィーユの
【乗り手をおちょくってる意味の爆発】とも通じるところがある気がします。
当時、突進を繰り出すエレンの事を、
初心者軍団の私達が延々駈歩しっぱなしとか無茶苦茶な乗り方をした為に、頭がおかしくなっちゃったんだよという言い方をした人もいました。(ちなみに、ずっと基本駈歩しろって私達に指示出したのは、この15頭の所有者ですが。)
ミルフィーユの【乗り手おちょくり爆発】と同一のものとすると、
ミルフィーユは頭がおかしくなってるのでしょうか???
ごらんのとおり、なってる訳がありません。
エレンもミルフィーユもブリランテも
【練習が嫌だ】のアクションが単にデカい馬、ということなんじゃなかろうかと思うのです。
ただ、いろんな馬に出会ったり乗ったり、さらにはそれが乗りこなせるようになった経験も無かった為に、
それがわからず、
ただ単に【自分らが無茶苦茶に乗って壊してしまった】と思い込んだ。
そんな【壊れた】エレンにも今だったら無事に乗れるかもしれない、と思いますが、でもあれなんですよ、私が乗りこなせたところで、【イケる】と乗り手をなめた場合はきっとやるので、
根っこからの完全修復は難しいんですよね、多分。
各自でエレンの乗り方をマスターして頂くしかない。
私がミルフィーユを乗りこなしたように。
お稽古先生はあれだけ調教の腕を持っていながら、
ミルフィーユの爆発癖を修正しないのは、
修正するとかの問題ではなく、
『NO!』のリアクションがデカいだけであり、
若さだったり性格だったりミたんの経験値だったりするから、ってことなんじゃないかと思うのです。
馬は言葉が発せられないですし、私は馬のプロでもないから
これはあくまで私の見解です。
突進した瞬間だけにヒューチャーするとエレンという馬が狂ってるっぽく聞こえるかもしれませんけど、
ハッキリいって、突進するのなんて1時間に3回以内で(多い?しょーがない、下手だったから)、それを除けば駈歩はちょっとかかとをチョンするだけでスルッと出るし、うちのクラブのおハナちゃんとかと比べても体もまっすぐで相当乗りやすい馬だと思います。
どの馬も、多少はヘンなとこもあるよ。生き物なんだから
感情だってあるだろうさ。
歳の若さもあるだろうし、乗り手の技術不足もある。
エレンなんて、遠くから移動してきた馬だから、
そこの新しい場所が嫌だったのかもしれないし。
なにしろ、一緒に来た他のペイント2頭には突っ込んで行くことはありませんでしたから。
自分の思う動きをしてくれない、どーやっても分かり合えない気がする馬に乗った時に
自分の技術不足を棚に上げて
【この馬は壊れている】【誰かが壊した】と言うんじゃないかと思うのです。
乗り手が下手くそなだけ。
それだけなんじゃないかなと今は思っています。
しかし、下手くそは悪ではありません。
昨日UPした動画の私もへたっぴでしたし、今もへたっぴです。
下手だから乗馬クラブに通ってるんですもん。
悪なのは、上手く動かないのを自分以外のもののせいにすること。
ハミを受けない、強情な場合も【壊れた】疑惑になりやすいです。
ハミを受けるのって、調教過程の一部なので、
疑惑がもたれやすいです。
私もミルフィーユの乗り始め、
『なんか最近ミルフィーユ変かも。口が固い。ミルフィーユと言えば【口がやわらかい】が代名詞だったのに、一体なぜ・・・!それはきっと、Mimiさんが下手だから・・・!!』
みたいな風潮が一瞬聞こえた気がして、気にしまくってる時期がありました。
気になったので、試合会場でおお会いしたお稽古先生(調教師)に直接確認すらしました。
答えはものすごくシンプルでした。
『私が乗って壊れるなんてことはない。というか、壊せるレベルじゃない』
結構乗れる人じゃないと、馬って壊せないって。
ちょっと目からうろこでした。
要するに、初心者の軽い指示なんぞで混乱させようがない、と。
つーか、その指示わからんわ、と思ったら停止やら爆発やら、
無視する術が馬にはいくらでもあるからです。
しかも初心者ならその際に鞭バチコーンも出来ないだろうし。ということ。
そこそこ乗れる人の方が、無理くりに指示を実行させる強烈さがありますから(坐骨の指示がそこそこ強いから)、そこに混乱しながらも屈服すると。。混乱していくと。
ハミを受けないのは壊れた証拠ではない。
私のハミ受け技術不足とミたんの【人見知り】ですよね。
今はわかります。
ハミは馬にとって、言葉の代わりですから。
馬の心の表れですから。
ここを昨日今日ちょいと乗っただけの人間に簡単に譲るようでは、女王ミルフィーユではない。
指示が間違っているのにカンタンに譲るような不正確さを持っているようではお稽古先生のトレーニングはこなせないでしょう。
ミルフィーユに爆発されてからミルフィーユのハミ受けを練習し出して、多少なりともハミ受けを習っていて割と出来るつもりでいたのに最初はビクともしなかった。
今は?
乗ってすぐに、『やあ。今日もよろしく頼むよ』と
チョンチョンとやっただけで、むきゅむきゅと頭が下がります。
技術とその馬との心のリンクの差ではないですかね。。
自分の経験としては、そう感じます。
私は最近、トレードマークだった長い長い髪を切りました。
40cm切りました。
見た目、ほぼ、別人です。
その新しい私でミたんに初めて会った日、
『わかんない、とか、ないよね?(^▽^;)』って馬房にいるミたんに話し掛けたら、『?知ってるよ。おまえでしょ』って言ってましたww
お鼻のなでかたとか、尻の感じ、手綱の感じ、もちろん【いつもの私】ですから、『?』となることなど一切なく、
いつもの私に対する反応で、全然いつも通り仲良しでした。
髪の毛とかの問題じゃないよね(^▽^;)良かった。
今はわずかな経験ながらこんな風に思っております。
全ては自分のせい。自分の技術不足なんです。
【馬が壊れた】なんて、調教師以外で安易に使ってはいけない言葉なのではないかと思います。
そもそも自分の検討違いで、【壊れて】なかったら。。。。
かなりの赤ッ恥ですよ。
モノ知ったように【この子、壊れちゃってる!!】みたいに騒いで、、、自分よりもっと技術の少ない人が乗ってきれいに動いていたら。。。?
作った調教師さんも、絶句しますよwwwwww
【作る】が出来る人は【壊れた】もきっとわかるに違いないが、
【作る】が出来ない人がいちゃもん付けるのはちょっと、と思う。
馬作れる人か、グランプリ行くような人でないと
こんなこと言えたもんじゃないでしょと私は思います。
結構そこらで【壊れた】という単語を見たり聞いたりするので
みんななかなか度胸あるなあと思っております。
京都のビジターで行ったクラブのオーナーもおっしゃっていました。
【このこはおりこう】とか【このこはわるいこ】とか、無いと。
おりこうになるも、わるいこになるも、
乗り手次第。
自分が経験不足でなめられて、いろいろやられるってのはどうしてもありますが、それも【リーダーだ】と思わせられない技術しかないから。
自分の技術不足を認められない人って結構多い気がします。
でも、
周りのせい、馬のせい、環境のせいひいては、クラブのせい、調教師のせいにした時点で
成長は止まると私は思っているので、
ずっと自分の実力不足はまっすぐに受け止めたい。
尊敬するD先生も、今のあのレベルですら成長をやめていません。先生のレベルでそうってことは・・・(^▽^;)
もしクラブのせい、調教のせいにしたくなってしまう・いや、確実にそうとしか思えない、と不信感を持ったら
それはそのクラブを去る時ではなかろうかと思います。
会社とかでも同じですよね。
不満を自分のせいと受け取れず、周りのせいにどうしてもしてしまうなら、お別れの時です。
私達会員は乗馬クラブが提供してくれる環境の中でお勉強させていただくだけの存在。
そこにいる馬に、いくら指名料を払っていようとも
調教がどうだとかクラブの方針に
意見する立場にないと私は思っています。
調教に文句がある場合は自分で馬買って自分で作るべきと思います。
管理(試合に使う・練習に使う・売りに出す・貸しに出す等)
が気に入らない場合も答えは簡単、そのクラブを去れば良いのです。
そのクラブの調教方針・管理方針がご自身には合わないのですから。
私も気に入らない部分があるクラブはやめてきました。
自分が明るく、楽しく、思うように過ごせる馬とクラブと過ごせばよいのです。
自分のエゴに対して希望通りにならないと、周りを責めるのはお門違い。
誰も自分一人の為には動いてはくれません。
クラブも馬も、みんなの物なのですから。
私はミルフィーユが大好きだし、乗らない日もたくさんミたんのことが一日に何回も頭に浮かびます。でも、執着してません。
所詮借り物ですし、ミルフィーユがあたしを好きかどうかは
わかりません。ミルフィーユなんてあの性格、下手したら誰も好きじゃない可能性すらあります笑
ドライですから。
さあ、好きになってくれなくても泣かずに、
明日も技術を磨こう!
休みミルたんはこちら↓o(^▽^)o
いつも優しいえっちゃんはこちら↓( ´艸`)