こんにちは!Mimiです。(・∀・)ノすいか

最近馬に乗る日が続きましたが
馬に乗らない本日は久し振りに
馬コラムです。

テーマは【駈歩の継続】です。


最近クラブでも
3級を目指して頑張る方が結構いて、『継続が難しかった』
話す声をよく耳にします。

そこでふと思いました。

『駈歩の継続を練習してるんです』というと
初心者っぽいけど、
1級くらいの私だとしても同じように駈歩継続しなくて苦しむ時は

いまだに普通にある

事実、昨日そうでした。


3級目指してるくらいの頃って、
自馬や専属にすることはほぼないので、
駈歩が継続が失敗しやすい馬にあたると、
『この馬は、駈歩継続してくんない馬』
と避けたり、
レッテルも貼ってしまいがちになりませんか?


ちなみに、私の乗ってる馬はどうなんでしょう?

『駈歩が継続しやすい馬』か?

多分そうでもないんですよ、あれ。

 

軽いのは軽いんですけど、

駈歩勝手に継続してくれるかどうかと言えば

 

継続してる場合は、あくまで人間が正解な時。


本来、調教師に教えられた、
バランスと扶助によってでしか
動いてくれない、
わりと律儀なやつです。




昨日

駈歩継続が出来ずに悪戦苦闘するなか、
鞭を入れずに継続させることに成功し、
D先生の追い鞭を逃れました。

どうやったのか?


方法はいくつかあります。


勝手に速歩に落とされた場所の
2m手前で、
①【ギュム!】と、内方で
強プッシュの拍車を入れる
訳:そのまま、進め。
    さっきの場所で止まるなよ。


②両足【ボン!】と、真横から
弾くように脚を使う
訳:前へ行け


③手綱を小さくついついと引いて
ハミに話しかける
訳:集中しろ


④座骨でより強く推進
訳:今のリズムを継続、必ずして!!



私はあの時、
③で継続してくれるなら
蹴らずにすむし、自分の体力が温存出来るので

これでいきたかったのですが、
いかんせん、
この手の作業の度合いを間違えたり

(強くなりすぎた→ブレーキ化した)

手の作業に気をとられて
やや前屈みになり、
尻が鞍から離れたり
(座骨からの推進指示が途絶えた=駈歩やめろ)

ということで
継続失敗を繰り返しました。
④は、そもそも忘れさっていました。


なので最終決断は、
やはり①。
まだ下手だから。

無駄に手を操作しなければ、
意識が座りに集中し、
座骨も鞍から離れなくなり
④がうまく入るようになり、
継続成功

 

こうして、鞭は使わずで乗り切れたというワケです。

③と④は、まだわかんないよくわかんないよ
て人も多いかもしれません。

なので、③と④は
まずは選択肢から消去していただいて、
一番やり易く、効果が高い①から
お試しください

なお、②も良いと思うのですが、
【鐙が外れやすいよ】な人は
なかなかうまく出来ないのかもしれないので
やはり①がやり易いかと。

 

 

 

なお、
鞭はD先生も指示するように、確かに
効果はかなり高いです。

 

 

✦鞭をペン!
1発肩に。潔い音がなるとベスト。
訳:絶対さっきのやったらダメだからね!

 


どのくらい効果が高いかというと、

速歩に落ちる場所をキチンと駈歩で継続してくれる

だけでなく、
あと何周かさらに継続してくれる

くらいの効果です。

人間が確かに楽ですよね。

脚する回数が減りますから。

D先生は、私に楽な方法をとらせてあげようとしてたのです。

私は以上の事をわかっていました。

D先生の言う通りにしなかったのは
ある意味、自らツラい道へ進んでいるだけなのです笑

だって、
どーせ公認の試合では
鞭使用付加ですもん。。。


さらに
D先生の名誉の為に付け足しますが、

先日、
私より格段に上の練習をしてる会員さんが、
馬が重く、やってる内容が上手くいかずに、長鞭をちょろっと後ろ足に入れたんです。

そうしたらD先生、
『そ~やって鞭使ってる(頼ってる)と、
後で大変ですよ~(試合で苦労しますよ)』

ひぃ…‼( p_q)
ホントは、これなんです。(-_-;)

 

D先生の『鞭~』の声は、

『鞭いいですよ』と許してくれてるんだと

私は理解しています。

私にはまだまだ優しいってことです、
実は。


脚扶助って、難しいじゃないですか。

 

 


だから、先生達は
比較的成功しやすく、
効果が高く、
体力も助かる【鞭】を選択することが
多いのではないかと思います。


ちなみに上記は簡単に書きましたが、
【鞭】は単品で使ってはいけません。
必ず脚とセット。
『鞭脚‼』スパルタN先生に言わせると、
1つの単語になってるくらい笑
しっかり外方手綱持ってやってください。
そしたら、ばびゅーん とはなりません。(ミルだけ??)

『鞭いれて‼脚入れて‼』では
遅いです。
【鞭脚‼】です笑

間を開けない事で、
鞭入れられた意味を馬に伝えるのです。
鞭は本来、
【Atention】ちょっと気づいて‼
って呼び掛けですよね。

鞭したのに、脚しなかったら
【何の為に?】って馬さんがハテナのままになります。
(なんか怒られた‼とは大半の馬が思うから、
脚なしでも継続はすると思いますが)

でもちゃんとセット使いしとかないといつしか、
【用ないクセに叩くんじゃねーよ‼】と
単に鞭キライになってしまうかも。

油断、というか、
惰性で駈歩していたとこに、
鞭で『おい!』と呼び掛け、
馬が【!?】となった瞬間に脚すれば
【あ、まだ進むのか】と
気づけるという仕組みです。

 

 

あと、

鞭を適宜使うと

公式戦では確かに使用不可ですが、

日頃の立場関係の確立が

出来るんです。

 

 

鞭を入れずに、こちらの望む運動を継続させるテクニックも大事でしょうが、

実は馬に乗るにあたって、本来覚えるべきはこちらかと。

 

 

 

『これが出来ないから、

いつまで経ってもなめられるんですよ』

を、

D先生に何度言われたか。

 

すぐに出来ないから、

鞭を使わず、こちらの思う運動をしてもらう方法を

あみ出したわけですけど、

 

いつかは私、これを特訓しなければいけない日が

来る気がしてなりません。(ホントは毎回そうなのに、勝手に回避してるだけか?)

 

爆発するでしょう。

 

でも抑える。でもやらせない。

 

この戦いを経て、

最終のアゴを譲ってくれるようになる気がする・・・・・

 

きっつぅぅぅぅぅ・・・・( p_q)

 

カワイソウだから嫌、とかじゃなくて、

単に、コワイ。( p_q)

 

立場が確立出来て、更に運動も思うように継続する

鞭での運動継続指示がやはり正しいのかもしれません。

 

 

 

鞭の話にとびましたが、

駈歩継続に話を戻して。

継続のキモは、
【早歩に落ちられた場所の2m手前

これは、

私はウエスタンフリー騎乗100の最初の頃、

駈歩がやはり続かなくて困ってた時に、

友達から教えてもらって、

それですんなり出口前で止まらないのを体験し、

確信を得ました。

 

最初は2m手前だと

タイミング的にシビアかもしれないので

10m前、5m前 とかにしていってもいいかもしれません。

でも、2m前は確実にやってください。

 

 

なお、
うっかり手綱がプランプランに伸びてしまってたり、
極度に自分が前屈みになっていたら
ギュム!でも速歩に落ちますので、
そこは合わせて頑張ってください。


これをヒントに
駈歩が継続して、気持ちよい駈歩を楽しめる人が増えればいいなと思います
 

 

鞭の技術もホントは上げた方がいいから

私は④がもっと上手く出来る様になる必要がありますね。

 


頑張ります