uch a nasty woman!
19日夜(現地時間)ネバダ州ラスベガスで行われた
最後の大統領選テレビ討論会でのセリフです。
共和党ドナルド・トランプ氏が
民主党ヒラリー・クリントンに向けて
言い放った言葉なのですが、
この nasty という単語
聞いたことがありますか?
辞書には
「汚れた、いやな、むかつくような、たちの悪い、不愉快な、危険な」
などの訳語があります。
物や人や天気や病気など
いろいろなことに使えます。
が、決してよいことではないものを
対象として表現します。
そして
これは英語を使う上で
難しいけれども大切なことなのですが、
この単語での表現には
その人の感情が込められています。
名詞を修飾する形容詞、
つまり、その名詞(対象)が
どのようなものかを説明する形容詞については、
ただ単に実情を表すことありますが、
この nasty という単語は特に
それを言う人の気持ちがこもった
言葉です。
もちろん、
同じ形容詞でも
使う人がどれほど気持ちを込めるかは
その都度違います。
同じ “You look beautiful.” でも、
社交辞令で言ったかもしれませんし、
実際に「惚れ惚れするなぁ」
という思いで言ったのかも知れません。
それが “You look stunning.”
という表現であったなら、
「目を見張るほどの美しさだ」
という驚嘆のような感情が
明らかに入っています。
such でさらに強調して使った nasty により、
むかむかして、嫌悪感を感じているトランプ氏の
強い感情が露わにされているのです。
英語を
訳語ではなく
気持ちを込めた言葉を使いこなして話せたら、
世界が大きく広がります。