エミリー「・・・。


佐々木先生「・・・久しぶりね。砂森さん。」


エミリー「・・・はい。


千鳥(・・・誰?この金髪の子・・・


佐々木先生はエミリーを見つめながら話し始めた。


佐々木先生「一応、聞くけど。


        今の話・・・聞いてたわよね?」


するとエミリーはゆっくりと喋り始める。


エミリー「すいません。聞くつもりはなかったんです・・・。


      タッキー・・・滝雄くんを探していたら、偶然なんです・・・。


      それで出るに出られなくなって・・・。


佐々木先生「そう・・・。


        じゃあもう気付いているはずよね?


        彼の変化に・・・。」


エミリー「・・・はい。何で急激に変わってるのか・・・。


佐々木先生「砂森さんは滝雄くんに会うのは久しぶりだものね。


        だから彼の変化に1番驚いたはずよ・・・。」


エミリー「はい・・・。


佐々木先生「勿論、あなた自身の外見などにも、


        滝雄くんは驚いたはずだけど、


        それはあなたの比じゃないはず・・・。」


エミリー「・・・。


エミリーは黙って聞いている。


千鳥「・・・。


そんな会話に口を挟まずに千鳥も黙っていた。



佐々木先生「・・・砂森さん。


        さっき聞いた事、誰にも言わないでほしいの。


        勿論、彼自身にも・・・。」


エミリー「え?何でですか?


佐々木先生「この事は彼自身・・・。


        彼の親ですら知らない事なの・・・。」


千鳥「それ、初耳です。


千鳥は口を開く。


エミリー「親も知らないなら何で?


エミリーは疑問に思う。


佐々木先生「彼の変化はまだ表面上にはそれほど影響・・・。


        変化はないの・・・。やたらと本人や親に伝えて


        不安にさせる事はないわ・・・。」


エミリー「・・・それでいいんですか?


エミリーは再び疑問を問いかける。


佐々木先生「・・・ええ。」


エミリー「・・・わかりました。誰にも言いません・・・。


      あたし・・・佐々木先生にも迷惑かけたことあるし・・・。


エミリーは納得した。


佐々木先生「・・・あたしを含め、ここにいる3人しか事情は知らない・・・。


        この稲葉さんは学校も年齢も違う。


        あたしは副担任だけどいつも近くにいる訳じゃない。


        滝雄くんが卒業すれば当然遠ざかるわ・・・。」


エミリー「・・・。


佐々木先生「・・・つまり砂森さん。あなたは彼の友達である以上、


        彼の秘密を知った上で近くにいなくちゃならない・・・。


        当然、フォローする時だってあるかもしれない・・・。


        彼自身の・・・変化はもう終わってるかもしれないけど・・・。


        けど決して彼の人格が別にある


        ・・・とは思わない方がいいわ・・・。


        それは彼自身の変化に過ぎないだけかもしれないから・・・。」


エミリー(・・・タッキー・・・


エミリー「わかりました。


佐々木先生「大変よ・・・。」


エミリー「大丈夫です。タッキ・・・滝雄くんには助けられた時がありましたから。


佐々木先生「・・・そう。」



千鳥(・・・あの子はあたしと違う


    ・・・こんなにも心配してくれて


    ・・・助けてくれようとする友達がいる・・・


千鳥は柾鷹が羨ましく思っている。



佐々木先生「・・・稲葉さん、そろそろ・・・。」


千鳥「はい。あたしはもう帰ります。


佐々木先生「気をつけて帰りなさいね・・・。」


千鳥「また・・・会えますよね?


佐々木先生「・・・ええ。


        滝雄くんともあなたはどこかで会うんでしょ?」


千鳥「はい。・・・砂森さんだっけ?


千鳥はエミリーに話しかけた。


エミリー「あ、はい。


千鳥「お願いね。


エミリー「あ、はい。


そうして千鳥はその場を立ち去って帰って行った。



佐々木先生「じゃあ、砂森さん。あたし達も行きましょう・・・。」


エミリー「はい。


エミリーと佐々木先生も集合場所に向かって行った。


そしてレクリエーションも終わりを迎える・・・。