柾鷹達、生徒に配られた紙は番号が書かれてあった。
柾鷹(・・・この番号・・・もしかして・・・)
近藤先生「よ~し、みんなに渡ったようだな!
今回は先生自らみんなのクジを引いておいた!
君達が廊下に出てる間に、
先生が置いた番号の紙の所が次の席だ!!
この2学期も心機一転で行こう!!」
近藤先生は気合十分だ。
柾鷹(・・・もはやこのクジ・・・俺らのクジじゃないだろ
・・・引いてないし
・・・あんたのクジ運じゃん・・・)
柾鷹は何やら思っていた。
そして生徒達は廊下に出て、
再び教室に入る。
柾鷹(・・・俺の席・・・俺の席・・・)
柾鷹は自分の席を探す。
柾鷹「!!」
柾鷹(・・・まさか・・・)
柾鷹の番号は教壇の前・・・再び同じ位置の席になった。
柾鷹(・・・1年中・・・俺に突っ込ませる気か・・・)
柾鷹は不満気だ。
チャマ(・・・あいつ・・・また1番前かよ・・・)
祐平(・・・ついてない・・・)
中央辺りの席のチャマと祐平は柾鷹を哀れに思っていた。
柾鷹は隣の席を見た。
柾鷹(・・・そう都合良くいかないか・・・)
隣の席は違うクラスメイトの女子になっていた。
柾鷹は教室内を見渡す。
柾鷹(・・・後ろ・・・)
朋美は窓際の後ろの方の席にいた。
近藤先生「よ~し、みんな席に着いたな~!!
コレでこそ心機一転と言うものだ・・・。」
近藤先生は感慨深いものを感じていた。
柾鷹(・・・俺は一転してない・・・)
そして放課後・・・。
チャマ「不運だったな・・・柾鷹。」
柾鷹「まぁ過ぎた事はしょうがないけど。
さすがに連続は・・・。」
祐平「わかるわかる。」
柾鷹達は教室で3人で喋っていた。
チャマ「おっ、柾鷹。お迎えが来たぜ。」
柾鷹「ん?お迎え?」
柾鷹は廊下を見ると、エミリーが来ていた。
そして柾鷹はエミリーに近付いていく。
柾鷹「何だよ?どしたんだ?」
エミリー「タッキー、ちょっと!」
柾鷹「な、な!?」
そう言うとエミリーは柾鷹の腕を引っ張って場所を移動した。
教室・・・。
チャマ「俺から言わしてもらえれば、あいつらこそ怪しい・・・。」
祐平「確かに・・・。」
教室棟の裏・・・。
柾鷹「何だよ、エミリー。」
エミリー「タッキー聞いてないよね?」
柾鷹「何を?」
エミリー「その~・・・あの~・・・。」
エミリーは言葉を詰まらせていた。
柾鷹「いいから。」
エミリー「今日クラスの女子から聞いたんだ。
昨日モーミがバスケ部の男子に告白されたらしいって・・・。」
柾鷹「!!」
柾鷹は驚愕した。
柾鷹「昨日の小林か・・・。」
エミリー「違うの。小林はモーミを連れ出しただけ、
告白したのはバスケ部の赤井(あかい)って言う男子。」
柾鷹「赤井・・・。確か隣の4組の・・・。」
エミリー「それに・・・。」
柾鷹「それに?」
エミリー「モーミは告白OKしたらしいって・・・。」
柾鷹「!!!」
エミリー(・・・タッキー・・・)
柾鷹「そ、そうなんだ・・・。」
エミリー「う、うん・・・。」
2人の間は沈黙になった。
エミリー(・・・どうしたんだろモーミ
・・・今まで告白は断ってきてたはずなのに
・・・タッキーに気があると思ってたんだけど・・・)
柾鷹「あ、ありがとな。わざわざ言いにきてくれて・・・。」
エミリー「ううん。そんなこと・・・。」
エミリー(・・・言った方がよかったのかな
・・・でもいずれ知っちゃうことなんだし・・・)
こうして柾鷹は、
朋美とバスケ部の赤井が付き合い始めた事実を知る。