それからまた数日後・・・。



放課後の教室内・・・。


今度は先生と生徒の2人だけで行われる、


二者面談を迎えていた。


向かいあう机同士の席に柾鷹と近藤先生は座っている。



近藤先生「どうだ滝雄。


       志望校は具体的には決まってきたか?」


柾鷹「いや、まだそこまではっきりとは・・・。


柾鷹は言葉を濁している。


近藤先生「この前の中間テストの成績なんだが・・・。」


柾鷹(・・・中間テスト?・・・


柾鷹は疑問に思う。


近藤先生「よく頑張ってるじゃないか。


       英語なんか赤点からも脱出して、


       大幅にアップしてたじゃないか・・・。」


近藤先生は興奮気味に喋っている。


柾鷹(・・・アップって・・・58点だったはずだぞ


    ・・・良くも悪くもないような


    ・・・でも美香さんの勉強のお陰か・・・


近藤先生「実はお前の英語を欲しいと言ってる高校があるんだ!」


近藤先生は大きな声で言い放つ。


柾鷹「!!


柾鷹(・・・英語が欲しいって何だよ・・・


柾鷹は半信半疑に聞いていた。


近藤先生「それでだな・・・。


       3月の一般入試とは別に、


       1月に推薦入試を行っている高校があるんだ。


       それがこの高校だ。」


柾鷹「推薦入試・・・ですか?


近藤先生「そうだ!滝雄の英語の成績は日に日に上がってきてるし、


       志望校を決めるにはちょうどいいかとも思うんだが。


       それに一般入試と違って、


       国語・数学・英語の3教科のみの入試になってるんだ。」


柾鷹「3教科・・・。


近藤先生「どうだ!!魅力だろ!?」


近藤先生は、また大きな声で言い放った。


柾鷹(・・・魅力って・・・その前に声のボリュームを・・・


柾鷹は何やら考えている。


近藤先生「滝雄。考えてから決めても勿論構わないぞ。


       これがこの高校の資料だ。」


近藤先生は柾鷹に資料を手渡した。


近藤先生「願書の事もあるしな。


       家に帰って親と相談してみてくれ。」


柾鷹「・・・。


こうして2者面談は終了する。



それから柾鷹は自宅に帰って、


母親に高校の資料を見せることにした・・・。