華藤えれなさんの新刊BL本「冥愛の鎖」を読みました♪
えれなさんお得意の異国モノ。
しっとり切ない大人のお話で大満足でした。
えれなさんの美麗な文章が異国情緒を駆り立てます。
巨大な月の照らす砂漠とか、イスラム建築の立ち並ぶ袋小路とか、噴水の流れる緑のパティオとか、いつかこの眼で見てみたいなぁ。
絵師さまは、にゃんと高階佑さん
黒髪の男前受けちゃんが、どうしてもユウトに見えて仕方なかったデス…(*^.^*)
冥愛の鎖 (SHYノベルズ)/華藤 えれな
¥903
Amazon.co.jp
CP:壊れ系鬼畜眼鏡攻め×純真な男前受け
物語は、今から二年半前――。
モロッコの迷宮都市フェズで始まります。
仕事の情報を得るため、外人部隊所属の三神に近づいた公安キャリア@近衛。
三上を騙し情報をゲットした上、純真な彼の身体とハートを奪い、一夜でポイ捨て
そして二年半後、ふたりは東京霞ヶ関で運命の再会――。
中東の共和国大統領暗殺を企てるテロリストを阻止するためプロジェクトメンバーとして。
と、書くとなにやら硬い感じがするかもですが、ちょっと照れちゃうくらいロマンチックなラブストーリー
やや硬質な文体とハードボイルドな展開が、甘さを和らげてくれます。
過去の悲惨な事件のトラウマで、喜怒哀楽その他人間味を失った攻めさま。
何の疑いもなく国家のために生きてきた彼が無意識に救いを求めたのが、SPの三神くん。
三神くんが、また純真でまっすぐな受けちゃんなんです。
自分を騙した近衛になついちゃったり、どことなくお人よしっぽくて可愛いトコロも。
健気で、寂しがり屋さん。
で、この子が自分の命をいとも簡単に捨てようとするから、ヒヤヒヤします。
でも、芯は強くて男前!!
どことなくユウトみたいで、ハートを鷲づかみにされました。
あ、もちろんSPだから(ひょっとするとエラソーな(笑)攻め様より)腕が立つんです♪
取り付く島のないクールな命令口調の攻めさまに対して、やんちゃなタメ口なところもツボでした。
シーンは官能的。
えれなさん独特の匂い立つような濃厚なえろす堪能でした。
鏡のシーンでスレイヴァーズを想い出すのは、きっとあいだけじゃないと思う。
そのほか、シャンパンとか(きゃっ(〃∇〃))ピストルとか手錠とか萌えアイテム満載^^
ラストは再び、二人の出会ったモロッコの迷宮都市フェズ。
天蓋のような漆黒の空の下で――。
あああ、ロマンチック(/ω\)
私的には、スレイヴァーズを連想させるシーンがちらほらあって、萌え萌えしました。
えれなさんの作品に、どこか冴木と柊一さまの面影を求めてしまう自分です。
でもでも、この超絶エラソーな^^攻めさまの口調は、冴木というよりむしろ「サウダージ 」のハマケンさん(笑)でしょう。
えれなさんの美しい情景描写をどのくらい盛り込めるかびみょ~かもですが、このお話もドラマCDでぜひ聞いてみたいなぁ。
で、三神くんは、タカピロかユウトを呼んできて……(///∇//)(オイ)
今月はSHYノベルズの新刊がやたら楽しみです。
久々に^^:BL読書熱が再燃しそうな予感。
あ、ユウトといえば、まだ小冊子の番外編「You mean a lot to me」読めてないのです。
週末にゆっくりと(*^.^*)
WEB拍手&メッセージありがとうございます
MOさまへ:中井受け、ぜひぜひ一度お試しになってくださいませ。きっと病みつきに…
11日の朝9時ごろメッセージくださった方へ:某ゲームのタイトル、よろしければ教えていただけませんか?