秋月の歴史に! | AIM国際ボランティアを育てる会活動劇場

秋月の歴史に!

福岡県朝倉市の秋月は九州の小京都として有名!

ステキな城下町として観光名所となっている地

1月8日、わたくしそんな秋月中学校の立志会によばれ

中学校3年生を激励する事に!


いつもなにげに訪れる秋月ですが、こんなにこの地の歴史が

自分に迫ってくるのははじめてだったように思います。

今回の立志会は秋月藩の藩校稽古館の跡地に建てられた

秋月歴史資料館の稽古館にて実施されます。


歴史深い並木道、黒門と歴史深い建物の情緒を

いつも何気に景色として楽しんでいただけの自分に気がついた気がします。

歴史深いこの地の中学生の立志会で、自分に一体なにを伝えられるかを

考えながら秋月に向かっていると、なんだかいつもは景色として眺めていた

景色が重くのしかかってきます。いつもと違う緊張感でした。


今思えば、

『歴史は残すという受動的なものでなく、伝えるという能動的なもの』だということと

を体が感じ『この歴史深い藩校で自分がなにをこの地の子孫に伝える事が出来るのか』

と考えていたように思います。

中学校の校長先生も秋月出身の方でとても歴史を大切にされているから余計

その様に感じたのかもしれません。


立志会では、中学2年生が

長年伝わってきているものだと思われる『稽古館の教え』と

宮沢賢治の『雨にもマケズ』の素読がおこなわれていました。

2年生のハキハキした素読を聞いていてなんだか涙が流れてしまいました。

歴史が伝えられていると強く感じる機会を頂いた気がします。


その素読がおわって、自分の出番・・・

自分が伝えられる事を限られた時間で中学生に負けないように

伝えさせていただきました。


僕の話が終わり、その後に中学校3年生の『立志誓い』

力強い誓いを2人語ってくれました。


志を立てる!あらたまってみんなの前で宣言する

その前に立ち止まりしっかり考える。

とてもいい会に参加させていただき感謝です。


武道や茶道など日本流の型にはめて、型で教えて型で伝える教育。

型や躾は中学生のみんなには堅苦しいかもしれないけれど、

秋月中学校の教え(型)で学んだ事はどこの国に通用する

本当にそう思います。

守破離!

大切な教えを守り、そしてその教えを改良し破り、そして自分のものとし離れていく

が本来の意味だけど、

何の教えも守らずに、ただただ非難し破りすて、個々が勝手に離れ離れの現在のように思います。


凛とした時間を持つこと、そしてこの国の教え、この国が守ってきたものを

大切にしようと改めて感じる里川でした。